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07/08/30 シラノ・ド・ベルジュラック@青山円形劇場

2007年8月30日(木)19:00
シラノ・ド・ベルジュラック 初日
Eブロック29番@青山円形劇場

久々の青山円形劇場。劇場に入ると、真ん中に
円筒形の小さなステージがぽつんと。おおお、シンプルな舞台。
さてさて、この舞台、チラシには「抱腹絶倒」「感涙絶句」と
書いてあるんですが、観終わった感想としては、
笑いまくり泣きまくりではなく、
所々笑いもあるけど最後は愛の涙でぐっとくる、そんな感じ。

最初の出だしから30分くらいは、正直ちょっとついていけなかったんですね。
が!シラノ(市川右近さん)とクリスチャン(桂憲一さん)とロクサアヌ(安寿ミラさん)
のシーンあたりから、ぐっとぐっと入り込んでいきまして、そこから15分の休憩を挟み、
後半最後は、壮絶なラストシーン。美しくもあり、悲しくもありました。
シラノ、かっこいいです!!!

もうですね、メインキャストが美しいのです!
そしてあの膨大な長台詞!
これぞ演劇の醍醐味という感じを味わえました。

市川右近さん、シラノ、Eブロックはちょうど今回の舞台では、裏側に
あたるため、最後のシーン等では表情があまり観れなかったのですが、
声は最初歌舞伎の声だなーって思ってたのですが、
最後の方はシラノの声になってました。そしてラストのあの演技。お見事!!

そして加納幸和さん。美しい~。クリスチャン役でも全然OKですね加納さんは。
おばちゃん役の時もいい味だされてるし、しぐさも綺麗♪

紅一点の安寿ミラさんは、すごく好演!!!いいっ!
最初客席にお菓子を配りまくってる時のイメージから、
接吻の場でひきこまれ、そして二幕のあの演技。素晴らしいー。
そして新聞記者のシーンでのあの一瞬の男役、これがまたかっちょよかった!

そしてそして花組芝居の桂憲一さん!!!
イメージが変わりました!私が最近みた花組芝居の作品では、
(面白くいい意味で)酔っ払ったサラリーマン的なイメージだったのですが、
今回のクリスチャン美しい!!!かっこいいです。さすが役者さんだ。。
「接吻!」と叫んだタイミングも最高~。

そして今回の舞台でとてもいいなぁって思ったのが、
ヴァイオリン(廣川妙子さん)とアコーディオン(大田智美)の女性のお二人。
旋律と音色が非常に美しく、静寂の青山円形劇場内に、ほんっとに心地よく響いて、
さらには途中キャストと奏者の絡みもあったりして、この音だけでも満足度高いです!

たかお鷹さんの素に戻ったっぽい台詞や、修道女シーンでのキャスト同士の笑いは、
私としては、ちょっと現実に戻るのであまり好きじゃないですが、
あれも演出なのかなぁ。。でも修道女シーンは、確かに、見詰め合っていたら
つい笑い出したくなる、その気持ちはみててよくわかりました(笑

観終わった後に、シラノのファンになってる自分がいて、
ふと、あの最初の理解できなかった30分くらいのシーンのシラノはどんなシラノ
だったのかなと、もう一度観たくなりました。
中盤から理解できはじめた人間関係やそれぞれの名前が、
最初はほんとにちんぷんかんぷん状態だったので。

7人の役者さんがいろいろな役をするのでそれが観てて楽しくもあるのですが、
だから逆に混乱したりもしちゃうんですよね。最初は。

円形劇場は、360度見渡せる舞台というのも面白いですが、
なにしろ役者さんとの距離が非常に近い!
そういう意味でもとっても贅沢な時間だなぁと思いました。

いい舞台でした♪


皆様からのコメント



一幕で帰ってしまった・・・。



円形劇場ならではの演出だったと感じました。

劇場をぐるりと覆う布幕と
拍子木を叩いた音の演出が
歌舞伎のテイストが感じられて
素敵なコラボレーションでした。

シラノの最後のシーン
真ん中の椅子に座り動かないので
席が真後ろになってしまうと残念です。

オルゴール人形か
帝劇の盆のごとく
クルクル回るといいなあ・・・
なんておかしなことを考えていました。

二日前に「ヴェニスの商人」を観てきたのですが
衣装が現代的なスーツで???
「シラノ・ド・ベルジュラック」は
大道具もセットもなく、もち道具も少なく
音楽もシンプル。
でも、その時代が見えるようでした。
やはり衣装も大事なんですね。



ふな兵衛さん、コメントありがとうー。
なんとー、1幕で帰っちゃいましたかー。
この舞台確かに最初の30分は、頭も混乱しがちで
よくわからないのですが、1幕後半の接吻の場あたり
からじょじょにじょじょに面白くなり、圧巻は2幕!
落ち葉のシーンの演技はめちゃくちゃ素晴らしかったですよ!

コンスタンツェさん、そうそう、最後のシーン、
座るブロックによっては顔が全然みえないので
悔しいですよね。私もEブロックだったので、
右近さんの表情や安寿さんの表情があまり見えず
(見えても横顔)、残念でした。
確かにくるくるまわってくれると嬉しかったなぁ。

衣装は、ほんと素敵でしたよね。早替わりも見事でした!





シラノ観て参りました。

一言でいうと、素晴らしかった。

確かに最初はセリフについていけず、ちんぷんかんぷん感は
否めませんが、じわりじわりと染み込んでくるものは、
素晴らしかった。

派手さはまったくありませんが、じっくりともう一度みたくなる舞台でした。

いいものを観たなぁ、ととても充実感がありました。



ハルさん、コメントありがとうございます。
そうそう、じわりじわりときますよね。
2幕の落ち葉のシーン、あれは1幕をみていてこそ、
ジーンとくるんだなぁと思います。
ほんといい舞台でした♪

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現住所:東京都中央区
もともとミュージカルには拒否反応があったんです。「なんで歌うねん」と。が、2000年、松たか子 ファンの後輩に誘われてみにいったオケピ!でミュージカルの拒否反応が消え、強引に連れていかれたライオンキングでスイッチが転換、夢から醒めた夢で初のリピート (6回)そして差し入れ・ファンレター初体験。 キャッツで初の名古屋遠征、 レミゼに感動。翌2001年、四季ハムレットで初のマチソワジーザス出待ち初体験、2002年モーツァルト!に興奮。2003年からは観劇に幅が出て、 2004年はラスベガス、ニューヨーク、ウィーンへと年3回も観劇ツアーに出かけてしまう。その勢いで2005年、会社を辞めて独立。現在2日1本ペースで感激中♪

役者さんにはまるポイント:声
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好きなシーン:群舞、小芝居
大好きな演目:ルドルフ、星組ロミジュリ

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