10/05/08 モジョミキボー@下北沢OFFOFFシアター
2010年5月8日(土)14:00
モジョ ミキボー
@下北沢OFFOFFシアター
二人の子供、モジョ君とミキボー君のお話。
原作は、北アイルランドの劇作家、
オーウェン・マカファーティさんで、
2005年に映画化された「モジョ ミキボー」の舞台版とのこと。
開演直前のアナウンスは、
浅野雅博さんと石橋徹郎さんのお二人による、
いい感じのぐだぐだアナウンス(笑
いざ開演、さすがでした!
まずナレータ役もこなす浅野雅博さんの声がいいテンポ感。
そして石橋徹郎さんのヘディングのタップ音からはじまります。
石橋さんのあのタタンッていう足音のリズムがとても気持ちいいんです!
二人の子供が出会い、遊び、やんちゃし、いろいろな出来事に遭遇し、
そして成長し。。と展開していきます。
秘密の小屋シーンやケンカのシーンや、やんちゃシーンでは
私も小学校の時にしたケンカして相手にキズつけてしまい謝りにいった
あの時の彼はいまどうしてるかなぁなんて思いながら観ておりました。
さすがに映画館で唾ははきませんでしたけどね(笑
この舞台、浅野さんと石橋さんの二人芝居で、
お二人で17役を演じるのですが、その切替が面白いです。
特に自分自身から相手の父母役への切替が見事!
それもちゃんと小道具や姿勢が変わるなので、ぱっとわかるんですよね。
映画館のシドニーおじさんの声(石橋さん)なんてまったく別人の声ですし、
ファックフェイスはめちゃめちゃ大きく見えますよ。
浅野さん演じるバスの男も好き!
転げるシーンや走るシーン、転んで取り残されていく表現はめちゃ楽しいです(笑)
椅子や小道具も効果的に使われて、客席にせまりくるブランコは最前列10番の
席の人にはかなりの迫力かと!
下手の扉があいて、劇場の外の光と外の様子が取り込まれるのも新鮮で
かなり効果的でした。外が雨だったり夜だったりするとまた雰囲気も違うんでしょうね。
文学座の浅野雅博さんと石橋徹郎さんの二人が
たっぷりと堪能できる二人芝居。演出は鵜山仁さん。
モジョ君とミキボー君、二人ともマ行なので、途中、どっちがどっちか
ちょっとこんがらがりましたが、見終わった後、そのモジョ君、ミキボー君の
両親や、その他の17名の登場人物もやたらと印象に残る舞台でした。
上演時間は1時間20分。
公演は5月30日まで下北沢OFFOFFシアターにて