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11/12/19 アイ・ガット・マーマン制作発表レポ

2011年12月19日(月)13時
「アイ・ガット・マーマン」制作発表レポ

2012年の幕開けとともに、シアタークリエで開幕する
「アイ・ガット・マーマン」の制作発表の様子をお届けします!

底抜けに明るくエネルギッシュでゴージャス!
私生活の困難も乗り越え、舞台で輝きを増すひとりの女優、女性エセル・マーマンのストーリー。

ブロードウェイの女王ことエセル・マーマンの人生を、
『ジプシー』『エニシング・ゴーズ』『アニーよ銃を取れ』といった
彼女自身のヒットミュージカルの名曲に乗せて描いたオリジナルミュージカル。
幼少期から死の直前までのマーマンを3人の女優が同じ舞台上で代わる代わる、
ときには同時に演じ、歌い、踊るという非常に面白い構造です!

エセル・マーマンの名にピンと来なくても大丈夫!
これぞエンターテイメント!これぞミュージカル!
という名曲揃いで自然に体が動き出すような楽しさです。

初演は1987年、この制作発表が行われた“ブディストホール”で産声をあげた本作。
宮本亜門さんの演出家デビュー作です。
思い出のつまっている場所でのイベント、
「ここで初めて幕が開きました。再演を重ねる度に初心に帰るこの空間、
このステージ。ありがとう!」(宮本さん)

もうこの言葉に全てが集約されていますよね。
キャストは姉妹のようであり、宮本さんはお父さん、劇場が愛で満たされています。

初演から25年目となる2012年1月の公演は
オリジナルキャスト、田中利花さん、諏訪マリーさん、中島啓江さんによる
25周年記念コンサート版「Tribute to Merman」から始まります。

「演奏会形式と聞いていたのですが、ほとんど変わらないっ!!
(お稽古中は)本当に苦しいんですよ、ぜーぜー言って(笑)
でも、エステでかく汗より気持ちいい!ヤメラレナイ快感です」(中島さん)
「25年、一緒に成長してきました。幸せだなぁ。」(田中さん)
「オリジナルキャストとして舞台に立てることを誇りに思う、100歳までがんばりたい!」(諏訪さん)

オリジナルキャストからはこの作品への、そしてマーマンへの様々な思いと演じ続けられる喜びに溢れています。
宮本亜門さんからも
「体力は落ちたよねー(笑)、でもそれを微塵も見せない根性がすごくて、
勇気付けられます。そして芯の輝きは増しています!」
「アイ・ガット・マーマン」25年のサクセスストーリー(秘蔵映像)の披露コーナーもあるようですよ!
「20代の私が見られるかも・笑」(中島さん)

続いて、作品の精神をしっかりと受け継ぎ、脂の乗り切った、
エリアンナさん、シルビア・グラブさん、浦嶋りんこさんのファビュラスキャスト。歌も芝居も貫禄!!

「がむしゃらにやりきるだけではダメな年齢になりました。
(亜門さんからの)要求も上り、再演を重ねることの辛さと凄さを実感しています。
こなれたものよりパワフルでフレッシュなパッションを届けたい!」(浦嶋さん)
「前回出演してから10年、私たちが変わったから演出も変わっています。
(亜門さんは)いつも新しい引き出しを引っ張り出してくれるんです。
がむしゃらな勢いだけでなく、深みを増していきたい。」(シルビアさん)
オーディションで選ばれファビュラスキャストに新加入というプレッシャーの中、
素晴らしい歌声を聞かせてくれたのがエリアンナさん。
「憧れのお二人との共演、追いつくのかという不安もありました。
でも“選ばれた”ことを信じ、今持っている全てを出して、がんばっています!」(エリアンナさん)

そしてまさに今、がむしゃらに作品の本質を掴もうとしているのが、ニューキャスト。
樹里咲穂さん、西国原礼子さん、Mizさんのフレッシュな公演も楽しみ。

「ニューキャストとしてどんなマーマンがお見せできるか、
日々、自分たちの可能性と戦っています!本番では夢の世界に誘いたいです。
とてもパワフルな二人と出会えたことがうれしい」(樹里さん)
「ミュージカルに出ること、それも宮本亜門作品に!!プレッシャーです。
でも、亜門さんは親しみやすくて一緒に暮らしたいくらい大好きです。」(西国原さん)
「一昨日、曲に入り込めなくて初めて人前でワンワン悔し泣きしてしまいました。
たくさんの壁が立ちはだかっています。どうにかこの壁を乗り越えたい。
そしてその時自分がどうなっているのか楽しみです。」(Mizさん)

宮本さんからは
「(これまでも)全員泣いていますよ。お互いにギリギリの状態で稽古しています。
彼女たちももっといけるんです!でもまだちっちゃくなっている。
三人とも声、存在感凄いんですよ!!自信を持ってほしい!」

マーマンを演じるという事については
「このショーは一番過酷なショー。
まず、キャストを決めるポイントとして、
声が絶対的に強い、表現力がある、キャラクターが立っている、そして過酷さに耐えられるかです。
オリジナル性に溢れ、お客さんの心を鷲づかみにしたマーマンを演じるのに必要だからです。
もう、全員が戦っていますよ。稽古場は壮絶です。
そこまでやるか!というほど全てをさらけ出す、
それで初めて、余裕を持って(お客様を楽しませる)舞台に立てるんです。

そんな稽古場では僕自身も"そうだ!生きるってこうなんだ"と勇気をもらっています。
凄いキャストです、輝いています。」

女性に囲まれ、両手に花どころじゃないですね~。の言葉には・・・

「花というより、放し飼いの動物園状態ですよ(笑)」

取材中もそれぞれのキャストと笑い合う、みなさん表情がとても豊かで豪快!!

3人×3組の個性豊かな公演になりますね!!

ミュージカル賛歌、人間賛歌、マーマンへの愛と尊敬に満ち溢れた作品です。
観終わった後、エセル・マーマンがグッと身近に感じるような
そんなミュージカルになる予感がします。
2012年の“初泣き”、“初笑い”、“初感動”アイガットマーマンで体感したくなる制作発表でした。

個性溢れる9人のキャストによるパフォーマンスはこちらから

<チャリティーオークション開催のお知らせ>
そして、この公演中、宮本亜門さんの発案でシアタークリエにてチャリティーオークションが開催されます。
落札金は「ふんばろう東日本支援プロジェクト」を通じ全額寄付されます。
様々な支援がある中で、亜門さんからはこの団体の“自立支援”活動に共感したとご紹介がありました。
宮本亜門さんからはもちろん、亜門さんのお声掛けで多くの俳優の皆様からの出品を予定しているそうです。
オークションに出品された現物は「アイ・ガット・マーマン」公演期間中(2012年1月3日~19日 )に、
劇場1階エントランスに展示予定。
入札方法・資格、出品予定者についてはこちらにてご確認ください。

<公演情報>
~東京公演~
2012年1月3日~19日 日比谷シアタークリエ
~大阪公演~
2012年1月22日 サンケイホールブリーゼ オリジナルキャストのみ
~金沢公演~
2012年1月27日 北國新聞赤羽ホール オリジナルキャストのみ
~栃木公演~
2012年2月4日 日光市今市文化会館 ファビュラスキャストのみ

<Story>
1908年NY、一人の女の子が大きな産声を上げた。
その名はエセル・マーマン。
映画や舞台の世界に憧れる少女に育ったマーマンは、
クラブの歌手として働く内に才能を見いだされ、
ブロードウェイでついにデビューする。
一度聞いたら忘れられない大きな声、抜群のリズム感は人々を虜にし、
あのガーシュウインやコール・ポーターといった作曲家たちのミューズとなる。
5度の結婚や娘の死など、愛する人たちとの出会いと別れが悲しみの淵に立たせても、
その度に彼女は輝きを取り戻し、自分の全てをメロディに込めて歌い続ける。
一人の女優として、女として、マーマンが歩んだ人生とは―。



おけぴ取材班&撮影:chiaki レポ隊:hara,suga,kiyo,gu,hino,mami


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名前:山野上 寛
mail:cs@okepi.jp
出身:大阪府茨木市
現住所:東京都中央区
もともとミュージカルには拒否反応があったんです。「なんで歌うねん」と。が、2000年、松たか子 ファンの後輩に誘われてみにいったオケピ!でミュージカルの拒否反応が消え、強引に連れていかれたライオンキングでスイッチが転換、夢から醒めた夢で初のリピート (6回)そして差し入れ・ファンレター初体験。 キャッツで初の名古屋遠征、 レミゼに感動。翌2001年、四季ハムレットで初のマチソワジーザス出待ち初体験、2002年モーツァルト!に興奮。2003年からは観劇に幅が出て、 2004年はラスベガス、ニューヨーク、ウィーンへと年3回も観劇ツアーに出かけてしまう。その勢いで2005年、会社を辞めて独立。現在2日1本ペースで感激中♪

役者さんにはまるポイント:声
感激ポイント:1幕最初の衝撃
好きなシーン:群舞、小芝居
大好きな演目:ルドルフ、星組ロミジュリ

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