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12/04/27 コクーン歌舞伎「天日坊」制作発表レポ

2012年4月27日(金)11:00
渋谷・コクーン歌舞伎第十三弾「天日坊」制作発表レポ

左から中村七之助さん,中村獅童さん,中村勘九郎さん,宮藤官九郎さん(脚本)、串田和美さん(演出・美術)

新・勘九郎と宮藤官九郎、二人の“カンクロウ”の鮮烈タッグが話題の
コクーン歌舞伎「天日坊」の制作発表が行われました。

演出の串田和美さんの言葉を借りると、“超古風で超新しい”作品とのこと。
そして、この作品についてだけでなく、歌舞伎ってなんだろう、演劇って何だろう
そんなことにまで話が膨らむ大変興味深い記者会見でした。

第十三弾となる今回は幕末に上演された河竹黙阿弥の「天日坊」が150年のときを超えて蘇ります。

襲名後初のコクーン歌舞伎登場となる中村勘九郎さん。

「18年、“一緒に”そして“一番”戦ってきてくださっている串田監督はじめ、
これまでみなさんが命を削ってやってきた空間を僕たちでやるというのには
プレッシャーもありますが、その精神を引き継いでいきます。」と、力強い言葉!

宮藤さんの脚本については
「本当にカッコイイ台詞がいっぱいです。黙阿弥の七五調の台詞を当時、
江戸の人々がカッコイイと感じたのはこういうことなんだなと思いながら、
楽しく笑いながら読ませていただきました。

実は、やはり脚本を読んだ父(中村勘三郎さん)からは
「まさゆき、大丈夫か?」と言われたのですが(笑)、
父が不安になるなんてなかなかないので、“やったな!”と思いました!!
これから先は僕たち次第、これまで培ってきたものをすべて注いでも足りない、
稽古場でさらに自分たちで創り出していかないと追いつかない、
それくらい面白い脚本です!
賛否両論大嵐の作品となるでしょうが、それすらも楽しんでやりたいです!」


そして意外にも9年ぶりのコクーン歌舞伎となる中村獅童さん

「古典ながらゼロからお芝居を作っていく現場、
時代を開拓していくときの人のエネルギーの熱さを感じたコクーン歌舞伎。
こうしてまた熱い現場に参加できることは自分にとって大きなことです。
ここで培ったこと、叱られたことを思い出しながら
僕らの世代で引っ張ってまた新しいものを創っていきたいです。」


中村七之助さんは
「16歳のときの初めてコクーン歌舞伎で芝居の基礎から教えてくださった串田さん、
映画『真夜中の弥次さん喜多さん』でご一緒した宮藤さん、舞台と映像、
育ての親お二人とのコクーン歌舞伎、楽しみです!」


この日ご登壇されたお三方の他にも、
ベテランの市川萬次郎さん、片岡亀蔵さん、若手の坂東巳之助さん、坂東新悟さん、
そしてシアターコクーンの現代劇でお馴染みの個性派俳優白井晃さん、真那胡敬二さん、
近藤公園さんも初参加!どんな化学反応が生まれるか、楽しみですよね!


美術・演出の串田和美さんは
「“新しい歌舞伎”といわれることもありますが、
見た目の新しさではなくてどうやったらお客様に楽しんでもらえるか。
今、興味のある、今、みなさんが観たいものを作っているだけです。
それがいつも冒険のようでわくわくしています。」

脚本に宮藤さんを起用した理由については
「歌舞伎座で宮藤さんの『大江戸りびんぐでっど』を観て、
江戸の庶民たちが楽しんでいたものはこういうものだったのかも知れないと思わされました。
理屈じゃなくて、なんだこれ!?というものをゲラゲラと笑いながら観ている。
ぶっ飛んでいて、自由なもの、そう思わされてしまう魅力を強く感じたので、
いつか何らかの形でと頭の中にありました。」

串田さんはこの公演チラシのビジュアルも担当されていて、ご自身によると、
「こういった感じの“絵”と描いたものが採用されたので、少し手を加えました(笑)」
とのこと!作品の勢いが現れていますよね。

そして、コクーン歌舞伎初登場となる宮藤官九郎さんは
「第一回のコクーン歌舞伎をコクーンシートで観て、
なんかわかんないけどすごいなーと衝撃を受けました。
歌舞伎座のさよなら公演で『大江戸りびんぐでっど』をやったときは
“何やってんだ”と言われることもありましたが、
串田さんはすごく褒めてくれてうれしかったです(笑)

今度は150年くらい上演されていないものなので、
これはいいなと思っています。
原作を読むとなると、ものすごく長く、
ものすごく時間がかかるのでみなさん読まないと思うので、
ダメなところは”黙阿弥の本がそうなっていて”と逃げ道がありますからね(笑)。
で、面白かったら僕が面白いということで(笑)!」

宮藤さんの「大江戸りびんでっど」は
“これは歌舞伎じゃない”“新しい歌舞伎だ!”と賛否両論の話題作でしたが、
串田さん、宮藤さんにとって歌舞伎とは?との質問には。

串田さんは
「歌舞伎じゃない!というのはちょっとうれしいような感じもあります。
ただ、歌舞伎を守ってきた方への敬意は持ち続けています。
僕は何も守るものは無いですし、自分が見ていただきたいものを作っていきます。」


そして宮藤さんからは思わず膝を打ちたくなるようなコメントが!

「逆に、これは歌舞伎だ!とかこれは歌舞伎じゃない!という人に、
何を根拠に?と聞いてみたいですね、じゃ、観てきたのかって(笑)
300年とか400年とか前からやってきたものを伝達、伝達でやっていらっしゃるわけですよね。
というこは、伝達ミスがあってもいいんじゃないですかね。
伝言ゲームみたいにぜんぜん違うものになってしまったら、それは伝達ミスだなと(笑)」


なんだかわからないけれど、とてつもなく面白いものが観られそうな!
歌舞伎好きも芝居好きも大いに楽しみ、大いに語り合いたいくなる作品への
ワクワクが高まる制作発表でした。

【公演情報】
渋谷・コクーン歌舞伎第十三弾
「天日坊」(てんにちぼう)
2012年6月15日~7月7日までBunkamuraシアターコクーンにて!

【あらすじ】
ふとしたきっかけから将軍頼朝の落胤になりすまし鎌倉を目指す法策(後の天日坊)。
旅の途中で盗賊地雷太郎とその妻お六と出会い、思いもよらぬ自分の運命を知る。
「俺は誰だあっ!」
狙うは天下! 若者たちは壮大な野望と純粋な希いを胸に疾駆する。
彼らの人生を賭けた大勝負がはじまる---

【配役】
  法策 後に 天日坊  中村 勘九郎
      人丸お六  中村 七之助
      猫間光義  市村 萬次郎
  お三婆/赤星大八  片岡 亀 蔵
      北條時貞  坂東 巳之助
    傾城高窓太夫  坂東 新 悟
     越前の平蔵  近藤 公 園
  観音院/鳴澤隼人  真那胡 敬二
        久助  白井   晃
      地雷太郎  中村 獅 童
                ほか

おけぴ取材班:chiaki、おけぴ管理人


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名前:山野上 寛
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出身:大阪府茨木市
現住所:東京都中央区
もともとミュージカルには拒否反応があったんです。「なんで歌うねん」と。が、2000年、松たか子 ファンの後輩に誘われてみにいったオケピ!でミュージカルの拒否反応が消え、強引に連れていかれたライオンキングでスイッチが転換、夢から醒めた夢で初のリピート (6回)そして差し入れ・ファンレター初体験。 キャッツで初の名古屋遠征、 レミゼに感動。翌2001年、四季ハムレットで初のマチソワジーザス出待ち初体験、2002年モーツァルト!に興奮。2003年からは観劇に幅が出て、 2004年はラスベガス、ニューヨーク、ウィーンへと年3回も観劇ツアーに出かけてしまう。その勢いで2005年、会社を辞めて独立。現在2日1本ペースで感激中♪

役者さんにはまるポイント:声
感激ポイント:1幕最初の衝撃
好きなシーン:群舞、小芝居
大好きな演目:ルドルフ、星組ロミジュリ

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