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12/07/05 ミュージカル「ジェーン・エア」制作発表レポ

2012年7月5日(木)12:00
ミュージカル「ジェーン・エア」制作発表レポート

2009年日本初演のミュージカル「ジェーン・エア」が待望の再演!
初演から引き続いてジェーン、ロチェスターを演じる、
松たか子さん、橋本さとしさんによる制作発表記者会見の模様をレポートいたします。

原作は文学史上不朽の名作、19世紀のイギリスを舞台に
時代に立ち向かい強く逞しく愛に生き抜いた一人の女性、ジェーン・エアの物語。

はじめに初演のダイジェスト映像が上映され、
松ジェーンの強くまっすぐな瞳、伸びやかな歌声に初演の感動が蘇りました。

そしてお二人の登場です。純粋な愛を貫くジェーン・エアを演じる松さん

再演についての意気込みを
「こうして再演のチャンスをいただき、尚且つ自分自身が“やろう!”
と心から思えたということは、
やはりそこに何かやり残したことがあるのだと思います。
この3年間がどんな意味を持つのか、
またしっかりとお稽古して本番に臨みたいです。
今年は東京公演の後に博多公演もありますので
元気にゴールできるようにさとしさんやみんなと力を出し合って頑張ります。」


影のある男を好演した橋本さとしさん

「ロチェスターという役は暗い男でして。。。
それまではイケイケの役が多かったんですよね。
そして、ラブストーリーの相手役というのも初めての経験で、
どう演じるのか完全に手探りでした。
歌も大変でしたし、集中力も心もたくさん使いました。
そうやって苦労した分、自分にとって大きな作品ですし、
作品を通して役者として成長できました。
再演の声が上がっても実現するのはなかなか難しい時代、
こうしてお客様にとっても自分にとっても
大切な作品を再演できるのはとてもうれしいことです。」


松さん、橋本さんが語る作品の魅力については

松さん)
「ジェーンは初めから完璧ではなく、迷いをきちんと感じながら生き、
そして恋愛をしてさらに自分の気持ちが揺らぎながらも生きていきます。
完璧ではない人が日々を一生懸命生きて、
自分の足で立とうとする姿は時代を超えて訴えかけるものがあるでしょう。
現代においても懸命にもがきながら生きる人の姿は
何かを訴えかける力を持っていて、それが魅力の一つだと思います。」

“作品については僕が言いたいことを全部言ってくれたので、”
と橋本さんからは舞台版の魅力を。そんなところもコンビネーション抜群!

橋本さん)
「舞台はワンシーンワンシーンがとても美しく
無駄なものが無い絵画のような舞台です。
その分、演じるキャラクターたちの思いや性格が浮き彫りになって、
心の中にストーリーが入ってきます。
また、今回も客席がステージ上にもあるので、
キャスト目線で見てみるのも面白いかなと思います。
芸術の秋ですから絵画のような美しい舞台に浸っていただきたい、
そんなミュージカルです(笑)」

そして演出家のジョンケアードとの思い出の話になると、
懐かしさとカンパニーの雰囲気の良さが伝わります。

松さん)
「演出家としての柔らかさと厳しさを持った方です。
一番印象的だったのは、お稽古場でジョンはいつも裸足だったことです。
いっぱい歩き回るのでいつも足の裏が真っ黒(笑)
そんな無邪気さが私たちを和ませてくれる、本当に朗らかな方です。」

橋本さん)
「役者と演出家としての信頼関係は自分なりに築けていると思うのですが、
稽古を離れたら近づいて来られると逃げる関係でした、
僕は英語をしゃべれないので(笑)。
一度、帰りがけに僕の車で送ることになり、そのときの密室での静寂は。。。
稽古場であれだけディスカッションしていたのに、
通訳無しではお互いに何をしゃべっていいかわからず、
気まずいまま駅まで送って行ったことを覚えています。
今回も英語はしゃべれないので(笑)、
ボディランゲッジ、魂でぶつかっていきたいです。」

最後にそれぞれの役について

松さん)ジェーンは好きになった人を信じようとする気持ち、
怖いけど信じようとする勇気を持っていたいなという理想や願望を体現してくれる役。

橋本さん)自分の中のダークサイドの部分を出すことに抵抗感があったけれど、
出してみると快感になった!いろんな心の扉を開けてくれる役。

とおっしゃるお二人が
秋にどのようなジェーン、ロチェスターとして戻ってくるのか、とても楽しみですね!

<公演情報>
10月6日~28日 日生劇場にて

<出演>
松たか子
橋本さとし
寿ひずる
旺なつき
阿知波悟美
山崎直子
辛島小恵
小西遼生
福井貴一
壤晴彦 ほか

<スタッフ>
脚本・作詞・演出 ジョン・ケアード
作曲・作詞 ポール・ゴードン

<あらすじ>
19世紀イギリス。幼くして両親を亡くし、
劣悪な環境の寄宿学校で成長したジェーン・エア(松たか子)は、
やがてソーンフィールドの富豪の館に家庭教師として赴任する。
館の主人ロチェスター(橋本さとし)の謎めいた挙動に不審を感じながらも
少しずつ彼に魅かれていき、やがて二人は行き違いを乗り越え結婚を誓う。
しかしその時、隠されていた過去が暴かれる…。



おけぴ取材班:chiaki 監修:おけぴ管理人


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名前:山野上 寛
mail:cs@okepi.jp
出身:大阪府茨木市
現住所:東京都中央区
もともとミュージカルには拒否反応があったんです。「なんで歌うねん」と。が、2000年、松たか子 ファンの後輩に誘われてみにいったオケピ!でミュージカルの拒否反応が消え、強引に連れていかれたライオンキングでスイッチが転換、夢から醒めた夢で初のリピート (6回)そして差し入れ・ファンレター初体験。 キャッツで初の名古屋遠征、 レミゼに感動。翌2001年、四季ハムレットで初のマチソワジーザス出待ち初体験、2002年モーツァルト!に興奮。2003年からは観劇に幅が出て、 2004年はラスベガス、ニューヨーク、ウィーンへと年3回も観劇ツアーに出かけてしまう。その勢いで2005年、会社を辞めて独立。現在2日1本ペースで感激中♪

役者さんにはまるポイント:声
感激ポイント:1幕最初の衝撃
好きなシーン:群舞、小芝居
大好きな演目:ルドルフ、星組ロミジュリ

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