監督: 黒澤明
製作: 本木荘二郎
脚本: 黒澤明/橋本忍/小国英雄
撮影: 中井朝一
美術: 松山崇
編集: 岩下広一
音楽: 早坂文雄
演奏: キューバン・ボーイズ/P.C.L.スイングバント/P.C.L.オーケストラ
監督助手: 丸林久信/堀川弘通/広沢栄/田実泰良
記録: 野上照代
照明: 森茂
出演:
志村喬 / 渡辺勘治
日守新一 / 市民課課長・木村
田中春男 / 市民課課長・坂井
千秋実 / 市民課課長・野口
小田切みき / 小田切とよ
左卜全 / 市民課課長・小原
山田巳之助 / 市民課主任・斎藤
藤原釜足 / 市民課係長・大野
小堀誠 / 勘治の兄・渡辺喜一
金子信雄 / 勘治の息子・光男
中村伸郎 / 助役
渡辺篤 / 病院の患者
木村功 / 医師の助手
清水将夫 / 病院の医師
伊藤雄之助 / 小説家
浦辺粂子 / 喜一の妻・たつ
三好栄子 / 陳情のおかみA
本間文子 / 陳情のおかみB
菅井きん / 陳情のおかみC
宮口精二 / ヤクザの親分
加東大介 / ヤクザの子分
小川虎之助 / 公園課長
【おはなし】
余命幾ばくもないと診断された、とある役人が、死ぬまでに公園を作ろうと思い立つ。
【コメントー唯一無二の顔ー】
高校時代(92年~95年)、演劇部に所属していた。 志村喬(しむらたかし)は黒澤作品の常連で、タラコ唇と大きな目が印象的な、魚のような顔をした俳優である。 志村喬の演技はこの映画で爆発している。 更に、台詞回しも常軌を逸している。 90年代からの一時期、日本の俳優の中で「自然体」という種類の演技が流行したことがあった。 僕が好きなのは、例えばこの志村喬の演技である。 演劇部に入部早々、僕は6月の文化祭での上演作に出演することになった。 「だめ、全然何言いよるんか分からん。変えて」 思うに、志村喬のこの演技は、他では応用できないものなのではないだろうか。 この映画は、不朽の名作と言われることがある。
|