03/06/26 コクーン歌舞伎@シアターコクーン
2003年6月26日(木)
コクーン歌舞伎
2階D列8番@シアターコクーン
中村勘九郎
中村扇雀
中村橋之助
坂東弥十郎
中村獅童
中村七之助
笹野高史
他
すごい!めっちゃいい!なんか最高!歌舞伎は、今までスーパー歌舞伎しか観たこと無くて、あれほどアクロバティックなのは他にいは無いだろうし、うーん、どうだろ面白いかなーって思って観にいったんですが、めちゃよかった!まずロビーに入ったら、なにやら役者さんたちがえっさほいさと会場内を歩き回っていたり芸をしてたり。。。なんか楽しい雰囲気。
席が2階の奥だったこともあり、1幕が始まった時は、中村獅童の声が聴こえにくいなって思い、またあんまり動きがなさそうだったので、これを3時間観るのはちょっとつらいのかもしれんとか思ったんです。
が! 笹野さんが登場するあたりから面白くなってきて、池での戦いのシーンあたりでのめりこみはじめ、2幕の追手との戦いのシーンではもう感動感激、これでもかーというくらいの盛り上がりに震えてしまいました(アクロバティックな動きも満載)。
そして最後、なんと舞台の後が全部開いて、そこからパトカーが入ってきた時には思わず拍手! しかもそのパトカーから監督の方がでてきました(これは千秋楽だけ?)そしてそのパトカーの後ろをよくみると、なんと大勢のファンの方達がうじゃうじゃいるではありませんか(ほんとの外なんですね)。役者さんも、追手から逃げる途中、舞台後ろから外に飛び出してファンの前をだだーっと駆け抜けてまた舞台に戻ってきたりしてすごい盛り上がり。幕がおりた後、カーテンコールはあるのかなーと思っていたら、なんとこれがめちゃめちゃめちゃめちゃすごい!まず、普通のカーテンコールの後、2回目のカーテンコールで、中村獅童がテープを投げる仕草をしたら、舞台左右から、大きなテープがどーんと客席に投げ込まれ、舞台の上から金銀の紙吹雪が一斉にふってきました! そして、役者さんが舞台から降りて客席をまわりはじめたと思ったら、なんと勘九郎が2階席にも上がってきて、私の真横までいらっしゃいました!(触ってしまいました)。そして私の横から、一階席に向かって紙吹雪をどばーっと手で投げられて、また戻っていかれました。すごい盛り上がりなんですほんとに。役者さんの胴上げとか、挨拶とかもあったりして、最後は大阪風三本締めで終わるあたりなんか、なんかすごく粋。この感動が伝えきれないくらい。そして、この三本締めで終わってからがさらにすごい。舞台後方の扉がまた開いたと思ったら、なんとファンの方達が舞台に誘導されてくるではありませんか。と同時に、なんと1階席の方達も舞台にあがりはじめてます! すごい!すごいことになってます。役者さんと観客が一体化してしまってます。この状態が15分くらい続いて。。ってか、いいのかこれはって思うくらい。。。でも、ここまでほんっとーに満足して帰ろうと思ったのは初めてです。
最後、帰り際、やはり千秋楽ということもあり、芸能人の方をちらほら見かけました。そうそう、1幕で、役者さんが花道を通る時に、一瞬立ち止まって目があってたお客さん、ダチョウ倶楽部の上島さんでした。あとは、出口のところに、三田寛子がいました。奥さんなんですよね。こうやって最後は奥様方が出口で見送られているんですねー。勘九郎の他の演目を観てみたくなりました。
勘九郎、橋之助はほんとに惚れ惚れしますね。かっこい。また、獅童もオーラがあってピンポンのドラゴンとは全く違った魅力(あたりまえだけど)。七之助はとても美しい!
とにかくすさまじく満足度の高い舞台でした!
あ、屋号を叫ぶタイミング、あれって決まってるんでしょうか?