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12/12/05 大竹しのぶ主演「ピアフ」制作発表レポ

2012年12月5日(水)12:00
大竹しのぶ主演「ピアフ」制作発表レポ

「ピアフが大竹しのぶに舞い降りた!」
鬼気迫る熱演に誰もがそう思った、あの“伝説の初演”から1年あまり───
早くも再演が決定した、
大竹しのぶ主演『ピアフ』の制作発表レポートをお届けします♪


フランスが最も愛した国民的歌手「エディット・ピアフ」。
愛と歌で彩られたそのドラマチックな人生は、数々の物語によって綴られ、
日本においても、越路吹雪、美輪明宏ら、名だたる表現者たちによって演じられてきました。


2011年、秋───
現代日本で最高の輝きを放つ女優の一人、大竹しのぶさんが挑戦したのは、
ブロードウェイ、ウェストエンドで歴代の名女優たちによって演じ継がれてきた
パム・ジェムス作の傑作戯曲『ピアフ』。

この作品では、ピアフが疾走するように駆け抜けた47年の人生が、
数々の短いシーンで表現されます。
各年代のピアフを的確に演じ、16曲の名曲を“魂の熱唱”で歌い上げた大竹さん。
その熱演が高く評価され、彼女はこの作品で、【読売演劇大賞最優秀女優賞】を受賞!
そしてこのたび、初演からわずか1年あまりでの再演となりました!


「愛の讃歌」「水に流して」「雀のように」「鐘よ、鳴れ」
「知らない街」「私の回転木馬」「帰れソレントへ」───
音楽史に燦然と輝く、ピアフの名曲の数々。
アコーディオン・ピアノ・チェロ・ベースからなるカルテットの生演奏をバックに、
大竹さんが万感の思いを込めて歌い上げます。
(演出・脚本改訂の都合で、ナンバーは変更される可能性があります)


フランスが最も愛した歌手、エディット・ピアフ役の大竹しのぶさん。
「またピアフに会えると思うと幸せです。
こんなに早い時間で再演ができるなんて思っていませんでした。
ピアフ自身からいろんなことを教えてもらって、
それを、前よりもっといい形にして、
いい芝居を作っていけたらと心から思っています」


少女時代からピアフと行動を共にするピアフの友人、トワーヌ役の梅沢昌代さん。
「今回の目標は、ピアフがどんな状況でも、
まるごと、しっかりいつも受け留められるトワーヌであること。
メンバーが何人か代わりましたので、また新たにパワフルなチームを作って、
お客さまに、泣きながらでも、
帰りには元気になって帰っていただけるような芝居を作っていきたいと思います」


路上で歌っていたピアフの才能を見出し、庇護者となったルイ・ルプレ役の辻萬長さん。
「50年間、芝居を観たりやったりしてきた中で、この作品は最高峰ですね。
素晴らしい作品はたくさんあったけど、「すごい」と表現できる作品はそんなになかった。
それはひとえに大竹しのぶさんの力だと思う。
見ていて、「ピアフってなんでこんなに大竹しのぶに似ているんだろう」と思うくらい。逆じゃないですよ。
初演以上にいい作品になるようにがんばりたいと思います」


ピアフを支えるマネージャー、ルイ・バリエの畠中洋さん。
「今回、初参加ですが、とても素晴らしい作品で、身の引き締まる思いです。
普段は圧倒的にミュージカルの舞台が多いのですが、
今回、この台本を読んで非常に奥の深い作品だなと思いました。
みなさんに食らいついてがんばっていきます」


ステージでピアフの登場を告げる、司会者ブルーノ役の谷田歩さん。
「ほとんどミュージカルの経験がなく、今回なぜキャスティングされたのか、
不安で不安で、ド緊張しています。
今回新しくチャレンジするこの分野で自分の可能性を広げるつもりで、
力強い主役と、力強い作品に少しでも貢献できればと思います」


初演時には美輪明宏さんが観劇して大絶賛したというこの舞台。

「美輪さんがいらっしゃると聞いたときはすごく緊張して、
客席のそこだけが違う感じに見えるぐらいでした。
20歳のときに美輪さんの『愛の讃歌』を聴いて、
『なんて素敵な歌なんだろう』と思っていたので、
終わったあとに褒めていただいて、うれしかったですね」
(大竹さん)


そしてもう一人、大竹さんとピアフを結び付けたのは、
昨年12月に亡くなった中村勘三郎さん。
奇しくもこの制作発表が行なわれた12月5日は、
勘三郎さんが亡くなった日でもありました。
未明に病院で勘三郎さんを看取ったという大竹さん。

「(勘三郎さんとは)20歳のときに出会って、それ以来のお友達なんですけど
当時『これ読んでみて、すごく面白い本だから』と手渡されたのがピアフの評伝。
たぶん貸してくれたんだと思うんですけど、返せないまま、“借りパク”してしまいました…。
今ここにいないということは、現実として実感がないんですけど、
とにかくいい芝居をしていくということだけですね」


「あたしが歌うときは、
 あたしを出すんだ。
 全部まるごと。」

ポスターやチラシに印刷されているこのキャッチフレーズは、
「歌う」を「演じる」に置き換えれば、
そのまま大竹さんの女優人生にも通ずるような気がします。

「ピアフは、お客さまに向かって歌うというより、
もっと大きな力に向かって歌っている。その凄さ感じます。
私も芝居をしているときにも、お客さまに対してというより、
もっと大きなものに動かされているように感じる瞬間はあります」
(大竹さん)

彼女が全身全霊で取り組む“歴史的な挑戦”の続きを、
ぜひ劇場でご覧くださいませ!


【初演時の制作発表レポ】
http://okepi.jp/kangeki/2011/09/20110913.html

【初演時の囲み取材&観劇レポ】
http://okepi.jp/kangeki/2011/10/20111015.html

<公演情報>
2013年1月16日(水)〜2月13日(水)
シアタークリエ
2月16日(土)・17日(日)
福岡・キャナルシティ劇場
2月22日(金)〜24日(日)
大阪・森ノ宮ピロティホール

<公式サイト>
http://www.tohostage.com/piaf/index.html

<出演>
大竹しのぶ(エディット・ピアフ)
梅沢昌代(トワーヌ)
彩輝なお(マレーネ・ディートリッヒ)
藤岡正明(イブ・モンタン)
小西遼生(シャルル・アズナブール)
碓井将大(テオ・サラポ)
谷田歩(ブルーノ)
横田栄司(マルセル・セルダン)
畠中洋(ルイ・バリエ)
辻萬長(ルイ・ルプレ)ほか

<スタッフ>
作:パム・ジェムス
演出:栗山民也

<ストーリー>
エディット・ピアフ──本名エディット・ガシオンはフランスの貧民街で生まれ、
路上で歌いながら命をつないでいた。
ある日、ナイトクラブのオーナーがエディットに声をかける。
「そのでかい声、どこで手に入れた」
「騒がしい通りで歌っても、歌をきいてもらうためよ!」
“ピアフ”ー“小さな雀”の愛称がついたエディットの愛の歌はたちまち評判となる。
華やかで順風満帆な人生にも見えたピアフだが、私生活では切実に愛を求めていた。
ピアフが見出し、愛を注ぎ、国民的歌手へと育てあげたイブ・モンタン、シャルル・アズナブール。
ボクシング・チャンプのマルセル・セルダン、生涯最後の恋人となる若きテオ……。
最愛の恋人を失った時も、仲間が去った時も、病が身体と心を蝕んだ時も、
エディット・ピアフは愛を求めて、マイクに向かい続けるのだった。


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おけぴ管理人プロフィール
名前:山野上 寛
mail:cs@okepi.jp
出身:大阪府茨木市
現住所:東京都中央区
もともとミュージカルには拒否反応があったんです。「なんで歌うねん」と。が、2000年、松たか子 ファンの後輩に誘われてみにいったオケピ!でミュージカルの拒否反応が消え、強引に連れていかれたライオンキングでスイッチが転換、夢から醒めた夢で初のリピート (6回)そして差し入れ・ファンレター初体験。 キャッツで初の名古屋遠征、 レミゼに感動。翌2001年、四季ハムレットで初のマチソワジーザス出待ち初体験、2002年モーツァルト!に興奮。2003年からは観劇に幅が出て、 2004年はラスベガス、ニューヨーク、ウィーンへと年3回も観劇ツアーに出かけてしまう。その勢いで2005年、会社を辞めて独立。現在2日1本ペースで感激中♪

役者さんにはまるポイント:声
感激ポイント:1幕最初の衝撃
好きなシーン:群舞、小芝居
大好きな演目:ルドルフ、星組ロミジュリ

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