04/01/10 フリン伝習録@東京オペラシティコンサートホール
2004年1月10日(土)
フリン伝習録
1階7列1番@東京オペラシティコンサートホール
ピアノ 山下洋輔
カペルマイスター 茂木大輔
ハンナ 森 麻季(ソプラノ)
シルビア等 佐々木 弐奈(ソプラノ)
ダニロ/カミーユ等 大野徹也(テノール)
カスカダ等 小川裕二(バリトン)
朗読/ツエタ等 筒井康隆
東京フリンハーモニー室内管弦楽団
昨年の山下洋輔のニューイヤーコンサートをチケットがとれなくて聞き逃したので、今年こそはと思って12月にチケットとっていってきました。どんなものかといえば、メリー・ウィドウというオペラを、筒井康隆が脚本をアレンジして音楽を山下洋輔がつけたものを、筒井康隆がオケバックに朗読するという感じです。はじまった瞬間、横文字の登場人物、そしてあんまり面白くなさそうな雰囲気を感じました。うーん、筒井康隆、朗読うまいんですが、N響メンバー級のオケをバックに朗読するなら、中途半端に歌ったり合いの手入れたりふざけたりしない方がよかったなーと。。。一方オケは、さすがN響メンバーが中心とあって、素晴らしくレベルが高い。特にジャズアレンジになった時のサックスの平野公崇さんがめちゃくちゃよかった。彼が吹いたジャズアレンジの曲がずっと頭の中に残ってます。歌手の方は、ソプラノの森麻季さんの声がすごく通って綺麗で美しくて、この人のソロコンサートに行きたいと思ったくらい。山下洋輔のピアノ協奏曲「ラプソディー in F」もありましたが、うーん、私にはちょっと理解できませんでした。すごいようなすごくないような、終わりだけ盛り上げられたような・・今回のコンサート、全体に渡ってピアノの音をマイクでひろって大きなスピーカーで流す形式だったのですが、このマイク、必要ですかねー。山下洋輔の協奏曲の時なんか、かえしのスピーカーがついてる位ですからねー。私なんて左のスピーカーが近かったのでほとんどモノラルで聴いてました。あ、そうそう、山下洋輔が休憩前に、オケの各メンバーも含めて全員の紹介をしたのは新鮮でした。
おすすめ度(1-10)→ 5.0
もう一度観にいきたいか→ 平野さんと森麻季さんの曲だけでいい