06/02/25 屋根の上のヴァイオリン弾き@日生劇場
2006年2月25日(土)
2階H列35番@日生劇場
「屋根の上のヴァイオリン弾き」
週末何か観ようかなぁと思ってオケピをぴこぴこ
みてたら、A席のチケットが出てたので開演前手渡し
で譲っていただいて、観てきました。
屋根の上のヴァイオリン弾き、今まであまり興味が
もてなくて、みてこなかったんですが、市村さん、
吉野さん、そして剣持さんが出てるということで
今回は興味もってたんですよね。
さて。感想をば。
市村さん、めっちゃよかった! 安定感、
そしてシリアスなシーンでもそれをぶちこわさない感じ
の適度で絶妙なコミカルさ。
かなり惹きつけられました。神と話す時、二階下手の
方をいつもみはるんですが、これは2階下手に座りたい
と思いましたね!! 浅芽さんとのやりとりもいいっ!
そして、吉野さん、この方の存在感、好きなんですよねー。
私の中ではシカネーダなんですが、あの声がすきです。
剣持さんは、レミゼのコゼットの時ファンになったんですが、今回は
ちょっと歌声に元気がなったかな。。声質はとても好きなんですが。
その他の役者さん、アンサンブルの方たちも、いい感じで
落ち着いて、楽しく観れました。
ただ、曲がいまいち頭に残らないのと、いまいち好きになれない曲
(しきたりーの曲とか)とか、ミュージカルの歌唱的なところ
よりも演技的なところに重きがおかれてるのかなーと思ったり。
あとは、設定にちょっと無理がないかと。。長女の匠さん、
んー、二十歳前というのは・・・ ちなみに三女のチャヴァ、なんで
ロシア人に本貸してもらう時に、仕立て屋モーテルの家の中にいたのでしょうか??
そこが理解できなかったので、ん?あれは誰やねんって思ってしまった・・
この演目、ユダヤ人迫害という結構シリアスなテーマなんですよね。
最後の終わり方も。。。 なんだけど、どよーんとした暗さだけが残る
みたいな感じではなく、ユダヤ人達の絆の強さや家族愛
がとても伝わってきていろいろと考えさせられたりもしました。
ちなみに屋根の上のヴァイオリン弾きというこのタイトル、
安定感のない屋根の上でヴァイオリンを弾く・・つまり、迫害を受けて
安住の地がないユダヤ人の受難を例えたものだそうです。
席は2階後方でしたが、雰囲気は十分楽しめました。
またみたいかも。曲がもーちょっとよければなー・・・