06/12/05 マリー・アントワネット@帝国劇場
2006年12月5日(火) 12:30
1階P列25番@帝国劇場
マリー・アントワネット
観てきました、MA♪
とても豪華なキャスト陣に感動の第一幕。
ニ幕、お、重い。。。ずしーん・・・・・
事前に聞いていた情報を全てリセットして、
無の状態で観劇に挑みましたが、出だし、
いいですねー。好きですこういう出だしも。
豪華さはないけど、オペラでよくみるような感じのセット、
シンプルかつ壮大さを感じるセットもいいですねー。光の演出も素敵。
そして音楽がまたいい。頭に残らないけど、曲が素敵。
休憩時間に流れてる曲とか、つい立ち止まっちゃう位。
CDを買いたいと思って売店いったら、売る予定もないと。。えー・・
以下、ちょっとネタばれあるかも。。
1幕は、笹本さんの勢いと演技、表情、そして歌にはまり、
ぐいぐいとひっぱられ、キャストの豪華さと音楽のよさ、
コミカルさも随所にちりばめた内容に、かなり満足度高かったです。
老けた赤頭巾(でしたっけ)、あれ、かなりうけてその後もロアン大司教
が登場するたびに、私の頬はゆるみっぱなし。。
プログラム買う予定なかったのでかばんもっていかなかったんですが、
幕間にプログラム、買ってしまいました。。首飾り事件のことを読みたく
なったのと、3人の男性(ボーマルシェ、オルレアン公、カリオストロ)
の役どころと位置づけが一幕ではいまいちわからなかったので。。
(読んだ後もカリオストロとボーマルシェはいまいち位置づけがわからないけど・・・)
で、2幕。どんどん重くなっていきますね。。。そして最後ずどーん。。
あれは・・・・あれはどうなんですかね。。仕方ないのか。。でもあれで終わると・・
しかもそのままカーテンコールってのは・・・
キャストは豪華すぎ。アンサンブルもみたことのある顔の人がかなり。。
ボーマルシェ、オルレアン公、カリオストロの3人は全員色が黒っぽいけど
それぞれに存在感あるし、ルイ16世の石川さんは、ニ幕では涙がぽろっと
こぼれてて、なんか台詞がすごく伝わってきて、今回お気に入りBEST3。
フェルセンの井上君はさすがの安定感だ。涼風さんといきなりブチューと
キスしたのにはびっくりしましたが。。。子供いるのに。。。
涼風さんはすごかった。一幕のキャラも好きだけど、ニ幕の変わりようも見事。
そして高音部の歌声は素敵♪ 笹本さんは、一幕はめちゃめちゃよくて
すごく勢いあったんだけど、二幕はなんか落ち着いた感じになってますね。
ボーマルシェの山路さんのつぶやきみたいなシーンは、お口直しみたいな
感じになって、またつぶやきから舞台に戻るタイミングが見事だったので、
あのシーンは好きだなぁ。。
一方、衣装で特に気にいったのがオルレアン公の衣装と化粧。
最初高嶋さんって気づかなかった。。それ以外にも、MAは
全体的に舞台がシンプルな分衣装が凝ってていい♪
それにしても場面転換がかなり多いですね。ストーリーは確かに大きく
筋があると思うけど、描き方がすごくちょこまかしてる感じで、これは
これでどんどん展開してくので飽きないけど、もうちょっと深くつっこんで
ほしいなぁというところも多い(これは事前に聞いてた感想にかなり納得)。
また、ニ幕では拍手しない方がいいなぁみたいなシーンも多く、
最後のカーテンコールでも出演者の皆様、全然笑わず。
で、オケピの演奏中客席がみんな着席してたので、お?と
思ってたら演奏終了後にもカーテンコール&客席スタンディング。
ここでは一部役者さんは手をふったりするも、涼風さんとかは笑わず。
最後までそういう演出なんですかね。。。最後の印象が一番強いので、なんか
どよーんとした気持ちになってしまう。。なんかMAはちょっと後味がよくないなぁ。。
でも嫌いじゃない。もう一度観たい。でもギロチンの血はリアルすぎて嫌だ。。。
あと、細かいことだけど、一幕でオルレアン公(かな?)が椅子をけって
椅子が横に飛んでいくシーンで、紐でひっぱってるのが丸見えなのは、
かなりひいてしまいました。。
ニ幕は、二階席で観ると民衆の視点にたてるのでいいと
おっしゃってた方がいたのですが、なるほど、そうかも。
次は二階で新妻さんのマルグリッドを観にいきたいです。