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07/07/23 歌舞伎鑑賞教室 新版歌祭文@国立劇場

2007年7月23日(月) 11:00
歌舞伎鑑賞教室「新版歌祭文(しんぱんうたざいもん)」
2階E列35番@国立劇場大ホール

初の国立劇場大ホール。おっきい!!
しかも2階席とてもみやすい!オペラなくても全然わかるくらい。

この歌舞伎鑑賞教室、前半と後半にわかれていて、前半は実際に
俳優さん(中村松江さん)が司会して、歌舞伎の入門編の解説。
この解説がとってもわかりやすくて、そして面白い!
実際の俳優さんを使って説明したり、鳴物の方達など裏方の
人達を紹介したり、一つ一つの言葉も丁寧に解説してくださって、
しかも途中「欧米か」「ちょっとちょっと」「ビリーズブートキャンプ
みたいな言葉も飛び出したりして、笑いあふれる40分でした!
十二支を使った時刻の解説や歌舞伎に登場する十二支の説明が
中心だったんですが、それ、そういう意味だったんだーみたいな
解説もたくさん聞けて、豆知識も増えました。鼠をあやつる棒を
差金と呼んで、それがあの「差し金」の語源だとか。。
また、舞台上に何もない、廻り舞台をみたときは奥行き感にはびっくり。
レミゼやMAでも印象的なこの廻り舞台は、歌舞伎が最初にとりいれた
そうなんですね。江戸時代は鎖国をしていて平和だったから、こういう
文化的な技術などが発展したと。ほぉぉぉぉぉ。
また、江戸時代は女優さんというのは禁止されてたんですってね。
いろいろな規制の中から、こうして文化が生まれたりするんだなぁ
なんてことを思ったりいたしました。

そして解説の最後は、スクリーンに漫画を投影して後半の
歌舞伎「新版歌祭文」のストーリー解説。これ、すごくわかりやすい。
しかも語りが福助さんだったりするんですよ。楽しい~。

そして休憩をはさんだ後半は、歌舞伎「新版歌祭文」。
女方のお光(中村福助さん)とお染(中村芝のぶさん)が最高!
お光は、前半と後半でモードががらっと変わるのですが
もう福助さんの細かな動きひとつひとつが興味深くて見所満載。
鏡見ておめかししてる様は、一人ごとのようにしゃべってる様が、
なんていってるんだろうなぁなんて想像しながら、
もうほんとにうきうき気分が伝わってきました。二幕最後、数珠を
すっと落とすシーンとその後の泣き崩れも、お見事。

そしてお染さんの中村芝のぶさん!
めっちゃ綺麗!そして声も女性だー!!
お光にお人形(?)を投げ返された時のあのしぐさと雰囲気!
キュンときますね。すごい女っぽい。
最後、舟でさっていくところは、ほんとに女性かと思う美しさでした。

前半、司会をしてられた中村松江さんも、
なんとなくたよんない久松がいい感じでした。
最後のお光へのセリフで、(お世話になった)老夫婦の世話をよろしく
みたいなセリフなんだけど、うーん、それってどうなのーと。イヤホンガイドの
「そんなことを言ってしまい後悔する久松」という解説、これ、重要なフォローですね。

それにしても、出家したお光、めっちゃかわいそう。
愛する人を死なせないためとはいえ、女の一生を捨て全部しょいこんじゃって。。
久松とお染は結局幸せになれるのでしょうか。。
ってなところが気になったり、
とにかく終わった後、いろいろ語りたくなりますね♪

親子で楽しむというキャッチフレーズがついてる通り、
小中学生の子供さん達も多かったけど、
うるさくする子とか全然いなくて、快適な観劇。
イヤホンガイドも、今日のガイドはいつも以上にわかりやすかったです。
おそらく子供さんとかのことを考えてと思う。祝言というのは結婚の
ことだよとか。

これ、歌舞伎観たことない人に是非おすすめしたいです。
歌舞伎、いいっ!! また観にいきたいです。


皆様からのコメント



鑑賞教室の企画は、毎回、注目しています♪
マメ知識のゲットと、物語の見せ場を選んで
短時間で観るので、時間を作りやすいのも、
気に入ってます。
時間が短いこともありますが、お値段も手頃!
普段の演目なら、私は滅多に座らない一階席
でも、手が届きます。
(^^)v

次の機会は、歌舞伎座へゼヒ!
やはり華やかさは、一際ですので。
(*^^*)



midoriさん、コメントありがとうございます
今回初鑑賞教室だったんですが、これほんとにいいですね!
年末に文楽の鑑賞教室もあるようなのでそちらも
いこうと思ってます。

今回の鑑賞教室みて、なんかとっても歌舞伎がみたく
なったのですが、NINAGAWA十二夜も結局観れなそうで残念。
あーほんと観たい作品多すぎです。



おけぴ様、初めまして。
midoriさんの所から飛んで来ました。
今回の「鑑賞教室」はアタリでした!(私的に)
十二支の解説も期待薄だったんですが、
あまりのオモロさに前のめりにのめりこみ!
福助は「この公演は若いファンを育てられるかどうかの登竜門。わかりやすく楽しめるライブ感を心がけて演目を決めた」
ととっても強い意気込みがあったので(新聞で読みました)
「歌舞伎イイゾ!」と思って頂けてとっても嬉しいです。
あ、歌舞伎好きなもんで…(笑)



かしまし娘さん、コメントありがとうございます!
いっぱい観たはりますねー!!
そして、かしまし娘さんの鑑賞教室のあのレポ、すごい!!!
レポ拝見して、あの興奮がよみがえって来ました!
ビビビーのビー♪思い出し笑いしてしまいました。

し、しかも休憩時間に福助がいはったんですかー!!!

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おけぴ管理人プロフィール
名前:山野上 寛
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出身:大阪府茨木市
現住所:東京都中央区
もともとミュージカルには拒否反応があったんです。「なんで歌うねん」と。が、2000年、松たか子 ファンの後輩に誘われてみにいったオケピ!でミュージカルの拒否反応が消え、強引に連れていかれたライオンキングでスイッチが転換、夢から醒めた夢で初のリピート (6回)そして差し入れ・ファンレター初体験。 キャッツで初の名古屋遠征、 レミゼに感動。翌2001年、四季ハムレットで初のマチソワジーザス出待ち初体験、2002年モーツァルト!に興奮。2003年からは観劇に幅が出て、 2004年はラスベガス、ニューヨーク、ウィーンへと年3回も観劇ツアーに出かけてしまう。その勢いで2005年、会社を辞めて独立。現在2日1本ペースで感激中♪

役者さんにはまるポイント:声
感激ポイント:1幕最初の衝撃
好きなシーン:群舞、小芝居
大好きな演目:ルドルフ、星組ロミジュリ

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