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07/10/19 籠釣瓶花街酔醒@シアターブラッツ

2007年10月19日(金) 19:30
サニーサイドウォーカー第6回公演
『籠釣瓶花街酔醒(かごつるべさとのえいざめ)』
自由席@シアターブラッツ

演目が面白そうということでお誘い受けていってきました。
お、これは、私の愛読雑誌、モーニングで連載してる
かぶく者”(作:デビッド・宮原 漫画:たなか亜季夫)で
今まさに進行中の演目ですね。
ちなみにこの漫画、今めっちゃ面白い展開になってます。
隔週連載なんだけど、次号がとても待ち遠しい♪

今回の舞台は、籠釣瓶花街酔醒を演じることになった劇団の座長(成瀬優和さん)が
八ツ橋役候補に女性(斉藤範子さん)と出会うシーンからはじまり、
なるほど、現実でも籠釣瓶花街酔醒と同じ展開が起こる感じなのねーと
思い興味度もUP! 以下、ネタばれ含みます。

この作品、劇団が演じてる現代モードの時と、劇中劇として演じてる劇中劇モードの
切り替えがぽんぽんぽんぽん変わっていくので、それが面白くもあるんだけど、
ストーリーに没頭しはじめる直前でモードが突如変わったり、
今どちらのモードかわからなくなったりします。

特に最初の方は、現代モードの時にやくざだった人(阿部丈二さん)が
劇中劇でなぜか役ついてたり(劇団員じゃないのになぜ演じてるのー!と
これ、阿部さんは劇団員とやくざの二役だったってことかな。
手にバンド巻いてる時がやくざで巻いてない時が劇団員??)
また、最初は(もちろん演技として)台詞がたどたどしかった演技素人なはずの八ツ橋(斉藤範子さん)
が、いきなり次のシーンでめちゃくちゃ演技ばりばりモードになっていて、
えー、いつ成長したんだーって心の中でつっこんでしまったり。。

で、これはあまり深く考えずに観た方がいいのだなと思ってからは楽しく観れました♪

親方役の佐藤仁志さんが、ナイス助演!
さりげない表情とかがとってもいい感じ。唇の締まり具合がいいっ!
権八(石原善暢さん)と八ツ橋のいきなりのラブシーンもすごかった。
いきなり急展開でちょっとあせりました。

八ツ橋役の斉藤範子さん、妖艶な感じと(演技上で)やる気ない
だるーい感じがうまく共存したはりました。目力がすごい!

そして次郎役の成瀬優和さん。
次郎の最後の大詰めの斬り殺すシーンは迫真にせまる感じでよかった!
最後は劇中劇モードで終わっちゃうんですが、
個人的には実際の現代モードの人間関係にもけりをつけてほしかったなぁと思ったり。
また、彼の現代モードの演技、つまり歌舞伎歌舞伎してない演技をみてみたいなーと思いました。

全体的には、ちょっと劇中劇モードに入り込めなかった感じ。
歌舞伎調子の言葉が、すんなりと入ってこないというか、
現代モードの台詞だったらきっともっと伝わってきただろうなぁと。。

でも、漫画で作品読んで、今日この作品観て、ぜひとも歌舞伎の演目としての
籠釣瓶花街酔醒を観たくなりました。特に歌舞伎では、最初に次郎左衛門が八ツ橋に
一目ぼれするシーンは見ものとのこと。ぜひとも観たいです!

劇場は満員。19時に当日券を買ったところ、19時20分までお待ち下さいと。
なるほど、前売りの人優先なわけね。そういう文化なんだろうか。
雨の中、20分程劇場の前で待つはめに。。で20分過ぎに案内されると
もう一番前しか空いてなくて。。通常の劇場だったら大喜びなんだけど
小劇場の場合の最前列は、ぎゅうぎゅう詰めの三角座り。
これはですね、けっこーつらいのですよ。しかもお尻痛い痛い。
休憩なしの1時間半。1時間半って短いんだけど三角座りの1時間半は長いです。
隣のおにーちゃんも、時々腰をよじったり浮かせたり。うん、よくわかるよ。

でこうした劇場の場合、荷物スペースは客席にはないに等しいので、
受付で番号札もらって預けるんだけど、貴重品はおとり下さいと。
カバンの中貴重品だらけだったんですが、まー一番大事なパスポートだけは
(この日パスポートの更新でやっとこさ受け取ってきたばかりなので)
と思い、後ろポケットにいれてたら、この最新のパスポート、中に固い紙が
はさまってて、これがまた座り心地を悪くしてて、見終わった後、
はい、今日できたてのパスポート、曲がってました。おぅぅ。。。


皆様からのコメント



歌舞伎の演目ですね。
玉三郎さんの八ツ橋は、圧倒されました。。。
歌舞伎でもぜひ。



ごろんたさん、コメントありがとうございます。
そうそう!玉三郎さんの八ツ橋、最初の一目ぼれの
シーンがとーてーもーすごかったとお聞きしました。
ぜひ、ぜひぜひみてみたいです。



おぉ、管理人さんもご覧になりましたか^^

前売りで早々に入場しておいて、あとからわざわざ最前列おさぶのセンターに移動した私ですが、それが何か?(笑)

八ツ橋の役に引っ張られた彼女は、花魁八ツ橋を心(しん)から演じることはなく、ストリッパーあがりでやさぐれた女が心ならずも仕方なしにという気持ちのまま彼女の地で台詞をまわしていた、という演出をつけたのだろう、そんな印象でした。

籠釣瓶花街酔醒をストレートに現代演劇に変換だけのものだったら、もっと艶やっぽい八ツ橋になるよう演出をつけていた筈ですねぇ。

小劇場で自由席な公演だと、前売り客優先というのがけっこうありますよ^^



pitoさま、もしかしてpitoさまは先日お会いした方?
(違ってたらすみません)
コメントありがとうございました。
えー、わざわざ最前列に移動されたのですかー。
八ツ橋は、うん、ぶっきらぼうな感じにとれて、
そこはすごくいい感じだったのですが、なぜ
急にあんなにすらすら台詞調で言えるようになったんだー
というのだけがどうもひっかかり。。細かいことなのですが。

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名前:山野上 寛
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出身:大阪府茨木市
現住所:東京都中央区
もともとミュージカルには拒否反応があったんです。「なんで歌うねん」と。が、2000年、松たか子 ファンの後輩に誘われてみにいったオケピ!でミュージカルの拒否反応が消え、強引に連れていかれたライオンキングでスイッチが転換、夢から醒めた夢で初のリピート (6回)そして差し入れ・ファンレター初体験。 キャッツで初の名古屋遠征、 レミゼに感動。翌2001年、四季ハムレットで初のマチソワジーザス出待ち初体験、2002年モーツァルト!に興奮。2003年からは観劇に幅が出て、 2004年はラスベガス、ニューヨーク、ウィーンへと年3回も観劇ツアーに出かけてしまう。その勢いで2005年、会社を辞めて独立。現在2日1本ペースで感激中♪

役者さんにはまるポイント:声
感激ポイント:1幕最初の衝撃
好きなシーン:群舞、小芝居
大好きな演目:ルドルフ、星組ロミジュリ

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