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2007年11月 アーカイブ

2007年11月02日

07/11/02 The PHANTOM of the OPERA@MAJESTIC THEATRE

2007年11月2日(金) 20:00
The PHANTOM of the OPERA
1階オーケストラ席 ORCH15 BB15
66.5ドル
@ MAJESTIC THEATRE ( NEW YORK )

管理人NYレポ2007でーす。
11月2日(金)の18時にニューヨークのラガーディア国際空港
着いてタクシーで市内までぴゅーっと。
10番街の宿についたのが19時半。
ふむ、一本観れるなと思い、近所の劇場へ。
初日に観ちゃうと、夜興奮して寝れなくなってしまう
危険性を知りながら、観劇してしまいました。

ただ、あらすじを知らない作品だと脳に負担が
かかるだろうと思い、知ってる作品を観ることに。

ちょうどオペラ座の怪人が20時からやってたので
当日券窓口に行くと、115ドルの席があると。
どこの席かと聞いたら2階の下手だと。うーん。
それで115ドルは嫌だといってもっと安い席といったら
1階前方で66.5ドルの席があるのでこれでどうだと言われる。
するとなんと前から二列目。
端でそこそこ見切れますが、作品を知ってるだけに堪能できて、
しかもとにかく役者さんがめっちゃ近くて興奮♪

今日一番の印象はカルロッタ!
いい雰囲気をもってはります。声もいいし、例の蛙の声のシーンは
どこから声出てるのと思う感じであの声だけで笑える感じ。
衣装も雰囲気も声も表情も、ナイスカルロッタでした。

そして次に印象に残ったのが、バレリーナの中のお一人。
クリスティーヌでもメグジリーでもなくバレリーナの中のお一人。
一番最後カーテンコールで下手端に立つ方。
マスカレードではシンバルをたたく猿を演じてられて、
この猿がまたキュート!&チャーミング!
2列目でよかったーと堪能。

メインキャストの方達は、うん、声とかも綺麗だしお顔も整ってはると
思うのですが、それ以上の何かこう伝わってくるものがあまりなくて少し物足りない感じ。

クリスティーヌは、歌声もお姿も綺麗なんだけど、そこまで印象に残らず。
ラウルは、ちょっと奥手でボクトツとした青年の印象。最後の首に縄つけて
自分で上にひっぱってるシーンは少し間抜けな印象を持ってしまうくらい。
ファントムは、少し醒めてしまうくらいのオーバーアクション連発。
フィルマンとアンドレはかなりのお歳でした。

客席はほぼ、満席。
ただ、リピートより初めての人や観光客が多い印象でした。

終わった後、これは昨年もあったけど、ファントム役の方から
ブロードなんとか組合からの寄付のお願い。
この、カーテンコール直後の、ファントムの営業トークは、
うーん、ちょっと醒めてしまいますです。ファントムじゃなくて
カルロッタさんとかにしゃべってほしかったなぁと。

ちなみにこちらはB1のトイレ付近の写真。素敵ですよね。
ただ、休憩時間が異様に短くあわただしかったです。

【NY旅行番外トラブル編】

観劇に非常にお金がかかるため、宿はNYにしては
少し安めのところに泊まってます。今年は隠れ家という
日本人経営の宿。10番街のとある建物最上階の
ペントハウスの一室をシェアできるようになっていて、
3部屋でキッチンとバストイレをシェア。泊まってる人は
社員旅行の人たちや、NY市民マラソンに参加中の夫婦、
私と同じ観劇三昧のOLさんなどなど。

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2007年11月03日

07/11/03 The Color Purple@BROADWAY THEATRE

2007年11月3日(土) 14:00
The Color Purple
オーケストラ席(1階) J列110番
116.5ドル
BROADWAY THEATRE

この日のマチネ公演は何を観るか決めてなかったのですが
飛行機の中でiPodで COLOR PURPLE を聴いてるうちに無性に
観たくなり、カラーパープルにすることに。

で、時間もあるので移転準備のためマリオットホテル横にある
TKTSに行ってみたところ、すさまじい行列。係の人に聞いたら
1時間くらいは並ばないとと言われる。なんと。。

じゃぁとりあえずは劇場に行ってみるかということで
劇場の Box Office で聞くと、116.5 ドルの席しかないと。
そんなに人気なんだ。。と思い、こちらで購入。

そして開演20分前に劇場につくとこの行列。

すごいです。チケット持ってる人の行列で、1ブロック以上
行列ができちゃってます。ほとんどは黒人の方達ですが、
中に白人の方もちらほら。日本人は、うん、いませんね。

で、観終わって。。

めちゃめちゃよかったです!!!!
CDのあらすじを読んで抱いていた予想(真面目な物語)とは
全然違って、笑いあり、ほろっという部分あり、そして
めちゃめちゃ心に響いてくる歌声、超かっこいいダンス、
また美術がとっても情景をうまく描写していて素敵で、
そしてなによりも、素晴らしいというしかない演出。
最後はカーテンコールと同時に私も迷わずスタンディング。
客席も総立ち状態で、手拍子で盛り上がりました。

オープニングから、もうこれは楽しいの間違いないぞと
思わせるのりで、なにしろ曲がいい上にノリがいい、
全身で表現してるのが伝わってくる。そして表情も豊か。

主役のセリー役の Fantasia さんは、アメリカンアイドル
という新人歌手オーディション番組の優勝者の方らしく、
舞台登場と共に客席から割れんばかりの拍手。
この方、最初台詞の声を聞いて、少し独特の話し方で
しゃがれた感じなので歌声はどうなんだろうと思ってたのですが、
いやー、これが素晴らしい。他のどのキャストとの絡みも
ばっちしハーモニー。特に高音が気持ちよかった。
しかも演技がまたこれが迫真の演技。見事です。

そしてこの舞台を支えている欠かせない存在が、
コーラスレディの3人。これ、原作や映画には登場しないのですが、
いろいろな役で3人組で登場して、ストーリーの補足やつっこみを
してくれます。この3人の中でも特に Darlene 役の TERESA STANLEYさん、
いい、いいわーこの方。3人組の中では真ん中の位置にいることが
多いけど、カーテンコールの表情も素敵でした。

また脇役の方達のレベルが非常に高いです。
歌はもちろん、ダンスのレベルも素晴らしいのですが、
演出というかタイミングがほんとにうまい。
これはこの舞台全体にわたってそうなんですが、
構成というか演出がほんとに巧で、飽きないし、
やりすぎ感もないし、それでいて最高の満足感。
二幕アフリカのシーンはアクロバティックなシーンと
ボディスーツ(?の女性達のきびっとした
ダンスを堪能。高速バク転の魅せ方も、すごくうまかった。
そして衣装も楽しくて、後半セリーの作ったパンツを
みんなが履くシーンは、みんな似合う似合う。

また、オケピの手前に宝塚でいう銀橋があって、
しかもその銀橋の真ん中と舞台がつながっていて、
役者さんと客席がより近く感じられて、何から何まで
うまいなぁと実感しました。

悔やまれるのはほんとに私の英語力。
まわりの方達は頻繁に大笑い。してはったんですが、
ほんとに一言、二言、あの部分の台詞を聞き取りたい。。

客席は満席でほんとに黒人だらけ。このお客さん達の
のりがとてもいい。歌が素晴らしかったら上演中でも
立ち上がって拍手。中でも一番感動した拍手は「温かい拍手」。
2幕後半の Celie と Shug のいいシーンが終わった時だったのですが、
とてもぬくもりを感じる拍手が客席から沸き起こって観劇しました。
また、カーテンコールでは客席後方からはもりが聞こえたり
(コアなリピーター!?)、台詞をいっちゃってる観客など、
リピーターが多そう。

ストーリーを把握するための事前予習として、
CD についてたリーフレットのあらすじを元に人物相関図
なるものを手帳に書いたのがこちら。このあたりを
最低限把握しとくと楽しめると思います。

ちなみにこのカラーパープル、プロデューサは
アメリカでは超有名な司会者オプラウィンフリーさん。

【番外トラブル編】

昨夜初日いきなり観劇して、夜寝れるかなぁと少し
心配してましたが、案の定寝れず。4時半くらいまで
ずーっと目が覚めた状態。ツボ押しとかしたけど効果なし。
そこで、ふと、何か食べてみようと。ダイエットなんて関係なし、
スーパーで買っていたシリアルと牛乳を口を食べたら、
満腹感で眠たくなり、3時間ほど寝れました。
牛乳、あっためたらもっとよかったかもですね。

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07/11/03 THE LITTLE MERMAID PREVIEW@LUNT-FONTANNE THEATRE

2007年11月3日(土) 20:00
THE LITTLE MERMAID プレビュー初日
2階上手 MMEZZ A列4番
81.5ドル
LUNT-FONTANNE THEATRE

今回の観劇ツアー最初の目玉、ディズニーの最新作
THE LITTLE MERMAID のプレビュー公演初日。
(この日の朝劇場を訪れた時には、まだ劇場前で
カンカンやってました)

さすがにディズニーものとあって、客席には子供も多く、
開演前にプロデューサらしき人の、テンションの高い
挨拶とかもあって熱気が高まります。

どんな演出で来るのか、人魚・嵐・シーウィッチウルスラはどう表現するのか。。

リトルマーメイドという私の大好きな作品と
ディズニーの新しい大作というかなりの期待感をもって観劇した感想なので、
ちょっと見方がかたよってる点も多いですが、ご了承下さいまし。

以下、かなりネタばれですのでご注意下さい。

幕があき。。。中央に主人公の人魚アリエル。SIERRA BOGGESS さん。
なるほど、人間の足の部分はヒレの衣装にして、お尻に
ふりふりゆれる人魚の尾をつけることで、普通に歩いてても人魚にみれる工夫。
もしかして水使ったり、空中に浮くのかなと期待していましたが、そうきましたかと。

で、そのまま何もしゃべらず舞台上手で消え・・・
おっと、動きがすごくなめらか。
うぉ!ロ、ローラースケート?

そうなんです、今回の舞台、海の中の遊泳を、
あのスポーツシューズの後ろ側がローラーになってる靴
ありますよね、あれを使っているんです。

しかもフランダー役の子がはいてるのはまさにスポーツシューズ。
ここまでくると、シューズメーカーと提携してるのではと思ってしまったくらい。

セットは上下の動きをうまく使っていて、人魚の世界から
海面へ浮き出る様とかは、セットの上下動とワイヤーで
ほんとに上昇してるようにみえる。この動きはとっても綺麗。

なんですが、全体的なセットがプラスチック風というか、しょぼくみえて。。
舞台上に何層かレールが走っていてそこにセットが出てくるんですが、
奥行き感がないというか、厚さの薄いはりぼてが出てきてるイメージで。。
床も既製品の床使いましたみたいなイメージで、とてもとてもシンプルにみえて。。
このあたりは本公演ではがらっと変わるのかなぁ。

ただ、これは2階席でみたせいというのが大きいかも。
(でも2階席だからといってそう感じちゃうのはよくないですよね)
一階だとこのサイトのように観えるらしい。
すすすーってほんとに泳いでるようにみえるのかも。
ということは、この演目、次みるときは、何がなんでも1階。
2階の最良席より1階の最安席の方がいいと思います。

アリエルは、25歳の役者さんなんですが、声はとても綺麗。
なんだけど、ちょっとふけ顔メイクで、私の中でそこがどうも。。

セバスチャンは、黒人の方で、なかなか器用にこなしていたけど、
どことなく遠慮がちに演じてる印象。コックから逃げ回るシーンは
アニメだととっても楽しいけど、舞台版は単に追われて逃げ回ってるだけのような。

シーウィッチのウルスラ、この方はもっとガタイのいい大きな人を
イメージしてたんですが、綺麗でスタイルのいい方だったので、
悪女というイメージがなく、全然こわくない。
ヘアスプレーのトレイシーの母親みたいな感じだとあうと思うんだけどなぁ。
部下も二人だけで、部下の背中の電光装飾は。。。

王様トリトンは、腹筋も割れてて、肉体的に絞り込んでます的イメージで、
逆に舞台上だと貧相に見えてしまい、王様という感じがしなかったです。

王子エリックはとってもかっこいい人で、一番今回のキャスティングではあってました。

フランダーは子供が演じてるんだけど、ただそこにいるだけ
という感じで、動きも普通にローラースケートやってます的で
うーん、なんだろうかと。。

多分1階席でかつ舞台の近くで観たらすごく印象違ってくると思うようなセットや
衣装、メイクのように思いました。

さて、で、観る前にとても期待してた以下のシーンはというと。。。

最初の嵐のシーンの描写は非常にシンプル。
アニメのように、愛犬を助けにいった王子が炎につつまれてといった描写ではなく
舞台上方で嵐がおきて舟がおそわれて、
そこから王子が舞台下方の海の底に落ちていってそれをアリエルが助ける流れ。
なので炎も犬も出てこない。ちなみに鮫も出てこない。

アニメ版で、王子とアリエルの最初のキスのチャンスは
ミュージカルっぽく、すっごく遊び心があるので、これは
ミュージカルシーンにしたら楽しいだろうなぁと思っていたら、
これが。。。えーってくらいあっさりに感じました。
舟のまわりでアンサンブルさん達が揺れてる程度。
しかも最後はキスの直前に舟が揺らされて終わり。うーん。

アニメでアリエルの声を持つ女性に変身したウルスラに
王子が恋をするシーンは、全然違う演出に。シンデレラの靴のように、
アリエルの声を持つ女性を探すというよくわからない演出。
しかもその女性達がみんな歌うまいから、その女性でいいやんって思ってしまう位。

最後王子がシーウィッチをやっつけるシーン、
おおっと、上から何か降りてきた、ウルスラ大変身なのかと思いきや、
普通に王子の舟が下りてきただけ。。アニメでは巨大化した
ウルスラに、王子が舟でやっつける流れだけど、舞台版は
アリエルが、声が入ってた貝殻をなげつけて、あっけなく、ウルスラTHE END。
(ウルスラは、貝殻のパワーを利用してたってこと?)

下手側の遊園地みたいなセットは楽しかったですが(実はこういうの大好き!)、
全体的には、小さなプラスチックパーツがぽこぽこという印象で
なんとなく少しさびしく感じました。これも2階だったからかなぁ。。うーむ。

出演する役者さんの数も、なんだか少なめな印象。

とにかく今回は私の事前の期待感がでかすぎたように思います。
でも曲はとーてーもーいいので見終わった後頭に残ります。
映画にない曲も何曲かあります。なので曲的にはほんとにいい。
ただ、曲だけが残ってシーンがあまり残らない。。というか。。

ターゲットは子供のいるファミリーとは思いますが、
去年みたメリーポピンズの客席の子供達の盛り上がりと
比べると、客席の雰囲気はさびしく冷めた感じでした。
カーテンコールのスタンディングも普通に着席しての拍手から、
ようやくぱらぱらと立つ人が出てという感じ。

全体的に総括すると、アニメ版をかなりはしょって、ちゃちくしちゃったイメージ。
ちょこちょことした見せ場シーンはあるけど、どかんとした、ここが一番の
見せ場なんです!というのがないように思いました。
このままだとロングラン難しいんちゃいますかねぇ。

ただ、まだプレビューなので、これから本公演初日に向けて、
変わっていってほしいです。

最初にも少し書きましたが、ほんと事前の期待感が大きすぎて。。
もし、NYでふらっとこの演目をみてたとしたら、
曲もいいし、歌声もいいし、セットも楽しいし(遊園地セットはとても好き)、
印象も違ってた気がします。

次はぜひ一階席でみたいー!

【NY旅行番外トラブル編】

リトルマーメイド前に、同じくリトルマーメイドを観劇予定という方
と一緒にお茶をしたのですが、そのお店で、さぁ劇場に向おうと
席をたったところ、カバンがない。。ん?ありゃ?
もしかしてやられちゃった?
頭の中で被害金額を計算(デジカメと手帳が痛い・・・)して、
念のためスタッフに、カバンがなくなったと伝えると、
なにやらわらわらとスタッフが集まってきて、
お前のいってるカバンをみたと言ってるスタッフがいると。
ん?と思い、少し待ってると、じーちゃんスタッフがやってきて、
これかと見せられたのがまさに私のカバン。
見つけたのでとっておいたっぽいようなことをいってた気が
しますが、なぜそうなったかは謎。中身は何もとられてなく。。
なんとなく疑問も残りましたが、チップで10ドルあげときました。
やっぱりここは海外。気をつけないといけないですね。

写真はタイムズスクエア近くの M&M's のお店の中で。
中は M&M's グッズだらけ。これがなんかとっても楽しいです♪

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2007年11月04日

07/11/04 LEGALLY BLONDE@THE PALACE THEATRE

2007年11月4日(日) 14:00
LEGALLY BLONDE
1階B列120番
111.5ドル
THE PALACE THEATRE

素晴らしいー!楽しすぎます。
1幕が終わった時点で、今回の滞在中のリピートを決意。
2幕が終わった時点で、台本の購入を決めてました。
終演後にはバッグ付のプログラムを購入。
(プログラムだけでよかったんだけど)

映画のキューティーブロンドを観てストーリーは頭に
入っていたんだけど、映画の舞台化の大成功例じゃないでしょうか。
演出がとにかくうますぎます!

主人公のエルが、事前にチェックしてた人とは違ったので、
ん?と思ってたらキャスト変更。だったのですが、
この Becky Gulsvig さんの声が素晴らしく気持ちいい。
そして雰囲気をもってはるので、すっごく伝わってくる。

この方、オリジナルではデルタヌーの女性チームの一人で
エルのアンダースタディに入っていた方のようですが、
とてもとてもよかった!

とにかくキャスティングがめっちゃめちゃいいです。

まず声で圧倒されたのがヘアサロンのポーレット役の Orfeh さん。
歌声が、これまた低くて太くてすっごく素敵。
歌力がどんっと伝わってきて観客皆魅了されて、観客席も大興奮。
(こっちの客席は、かっこいいシーンだとヒューヒューいったり、
キャストがいい台詞をいうと拍手したり声あげたり、感情がストレートで面白いです)

そして苦学生エメット役の Christian Borleさんが、
これまた雰囲気あって、声がまた素敵な優しい声で、ほんと、ぴったし。

デルタヌーチームの女性達は皆個性的だし、
中でもいつも登場する3人は、ダンスシーンでの動きや、
台詞・声、どれも素晴らしい!
Margot役のHAVEN BURTON さんの舌の動き、
Pilar役の ASMERET GHEBREMICHAELさんのダンス、
そしてSerena役の Tracy Jai Edowards さんのパフォーマンス!
この3人の組み合わせも最高!
また、LEGALLY の発音がめっちゃ気持ちいい!

舞台転換も非常にテンポよく切り替わり、
デパートのシーンなんて箱が一瞬でデパートに!
また、シンプルなドアのセットで実にうまく空間を区切ったり、
2幕最初の縄跳びシーンの切り絵っぽい背景なんて、すごい奥行き感。
エルやエメットの着替えスピードも見所の一つです。

また、アンサンブルさんもとってもいい。
一人2役以上してる方も多いのだけど、
どの人もとっても魅力的で、あ、さっきの人
ここで出てきた♪とか嬉しくなります。
特にKate Wetherheadさんは、
最後裁判シーンでのしゃべり方はまた違う魅力がみれて嬉しい。

1幕でワーナーとエルのレストランでのシーンは、
後ろで二組のカップルが食事してますが、上手側カップルの
目線の動きが、自然というか面白い。とってもお上品にしゃべりながら、
食べながら、飲みながら、エル達を気にしてる感じがほんと自然。
さらに!最後セットと共に下手側にはける際、下手幕の内側に入った時に
手をあわせておいしかったわご馳走様みたいな感じでにこっとしていたのが
すごくよかった!(多分 GAELEN GILLILANDさん。
私の席は上手端だったので舞台袖の内側まで見れたのですね)

男性アンサンブル陣も非常に個性的で、それぞれの人を
ずっとみてたい人ばっかりです。

私の大好きなアンサンブルのダンスシーンも多く、
1幕だとバンドの行進シーン、2幕だと刑務所シーン、
最後のラインダンスシーンとかはとっても楽しい!

そう、だからリピートしたくなるんですよね。

唯一一人、女性デルタヌーチームの中のお一人が、
動きが、ちょっとどうなのかなって思ってた人が
いたのですが、どうやら Becky Gulsvig さんが
エル役になったことで、新たにキャスティングされた方だったように思います。

あ、あと、犬が!めちゃかわいい。
ほえるタイミングとかどうやって指示してるんだろう。
あと、ちょこちょこっと歩いていってかばんの中に入った時は
会場からどよめきが。。ポーレットのブルドッグも会場が沸いてました。
(ただ、この劇場、舞台の位置がなんかやたら高くて、
1階の前数列は、舞台の床が見えません。ってか舞台の奥が見えない。
なので、犬が走るシーンとか、犬の頭だけしかみえなかったりするんですよね。
次回観る際はもう少し後方から観てみたいなと思いました)

一幕最初のオープニングは正直そこまで期待を抱かせるものでは
なかったんですが、そこからの観てる気持ちの高騰はまさにうなぎ上り。
まったく飽きず、一瞬たりともだるいと感じるシーンはなく、
最後のラストシーンまでずっとクレッシェンド状態。
最後のラストシーンで、エルが演説する中、
ポーレットが笑いを交えて歌い、エルに戻して、
エメットに○○して、って展開がほんとにポンッポンッと
最高のテンポ感で切り替わり進行する感じ。

カーテンコール後のオケピの演奏も、すっごく気持ちよくて
最後の最後まで堪能してました。

会場には、10代20代のブロンドの髪の子達をはじめ、
若い女性客がやはり多かったです。配達員の Andy Karlさんの
登場でキャーキャーいってたのも楽しかった。

最後はスタンディングオベーション!
終わりの幕の降り方も、最初透明な幕が降りて、
じょじょに薄くなっていく感じで、素敵な終わり方でした。

英語の発音も比較的聞きやすく、
映画「キューティーブロンド」を見てると倍楽しめると思います。
この映画が好きな人には、ぜひぜひみてほしい作品!

来日してほしいなぁ。。

07/11/04 MAMMA MIA!@WINTER GARDEN THEATRE

2007年11月4日(日) 19:00
MAMMA MIA!
1階3列102番
@WINTER GARDEN THEATRE

久々のマンマミーア。
四季で観て、ラスベガスで観て、そしてNYでマンマミーア!



アナウンス終了とほぼ同時にどかーーんという音量でのスタート。
めっちゃ気持ちいい。
オケピの指揮者、あ、金髪のこの女性、もしかしてラスベガスで
観た時の指揮者と同じ方でしょうか。。Wendy Bobbitt Cavettさん。
とても綺麗な方で、今日もいい感じのノリで演奏されてました♪

ソフィ役の Carey Anderson さん、今まで観てきたソフィとは
ちょっとイメージが違うソフィ。少しふっくらされた感じで、
あどけなさが残るキュートな女の子といった印象。声はとっても素敵。

そしてドナ、ターニャ、ロージィのおばちゃん3人組もとってもいい感じ。
せまってくるものがあります。特にロージィはすごみがあった。
ベッドにダイブした時はほんとにドナとターニャがはねあがってしまうのが
実感できたし、後半 TAKE A CHANCE ON ME でロージィがビルを誘う場面
も逃れられない感がありました(笑

ところで、ブロードウェイは、基本的に歌唱力のレベルや演技レベルは
ほんとにめっちゃめちゃ高いです。
なのでそこで外れることはないので、あとは作品との相性と
特にお気に入りのキャストさんがみつかるかというのがポイントかなと思ってます。

そういう意味では、今日は特にお気に入りのキャストさんもみつからず、
演目的にも、盛り上がりという盛り上がりがそんなにあるわけではないから、
”普通によかった”っという感想が正直なところ。

お客さんのノリも、そこそこといった感じ。
反応をみてるとリピータより、初見の人が多いように思いました。
最後はぱらぱらとスタンディング。
1階最前列のスタンディング率は50%以下というところ。
空席もパラパラ。

こうして連続していろんな演目をみてると、
マンマミーアの最大の魅了は「曲」だよなぁと。
セットはシンプルだし、華があるようなミュージカルでもない。
だけどストーリーに見事にABBAの曲を埋め込んだのはほんとにお見事。

映画化は結局されるんでしたっけ。

【NY旅行番外トラブル編】

今日は特にトラブルはなかったのですが、夏時間の変更を
あやうく忘れてあぶないところでした。そう、こっちは
サマータイムってのがあるんですよね。その終了が今日で、
1時間時計の針を戻す形になります。なんだか1時間増えて
得した気分でした。

2007年11月05日

07/11/05 CHICAGO@AMBASSADOR THEATRE

2007年11月5日(月) 20:00
CHICAGO
1階A列107番
111.25ドル
@ AMBASSADOR THEATRE

日本で2003年に赤坂ACTシアターで来日公演を観て以来のCHICAGO。
その時はほぼ最後列でしかも双眼鏡を忘れるという失態をしたけど
今日は3列目どセンター。まさにかぶりつき。

すごい迫力でした!
そして視線がびんびん飛んできます。
一度ロックオンされるとしばらく見続けられます。
これがすごい眼力。ドキっとします。

そして最前列の人はびしっと指さされたりウィンクされたり、
ロックオンされる人続出。前方席、たまりません。

最後ロキシーの投げたバラの一つが私の真上に!
が隣のおばちゃんに飛びつかれて、
しかもその反動でバラは後ろに飛んでいきました。おぅ。。

今回最も魅せられたのは、メインでない、まわりの人たち。
刑務所の女性陣はスタイル超いいし、ダンスはきれがあるし、
横の椅子に座ってる姿勢や視線やアクションが全部綺麗。。
男性陣は、そんな女性陣を見事にサポート。
傍聴席にいた、いろいろな役をする男性の動きもいいっ!

そしてかなりお気に入りが、ロキシーのだんな役エイモス。
Rob Bartlettさん。
あのもじもじ具合、話し方、帰り際の背中、
ふわふわした感じ、MISTER CELLOPHANE の声と揺れさいこー♪

で前観た時のことを忘れてもっともびっくりしたのが、
新聞記者メアリーサンシャイン役の R.LOWE さん。
1幕では、おぉぉぉ、多少メイクは濃いけど
このおばさま(女性ね)、聴かせてくれるなぁと思っていたら、
2幕で舞台下手でカツラがぱっととられ、え?男性?と。
さらに、服をたくしあげて胸がないことをアピール、
すごーい、すごかった。美しかったっす。

ロキシーの Michelle Dejeanさんは、うーんいい声ですね~。
他の出演者に比べて足の太さが少し目についたけど、
魅力はびしびし伝わってきました。新聞に掲載されて喜んでるシーンは
ちょっとおとなしめに感じました。会場も終始静かな感じだったし。
(カーテンコールの後指揮者が盛り上げようとしてるのに帰る人続出。
これはちょっとさびしいなぁ)
ちなみにこのロキシー、今年の来日公演でロキシーされてた方のようです♪

ただ、ママ役が今日は急遽変更になったようで、
普段アンサンブルをされてる方がママ役に。。なので、ママ若いし。。
ママっぽくない。最初の登場はママという紹介みたいなのが
あるのでわかるんだけど、それ以降はぱっとみてママとわからず。
衣装もあれ、ママの衣装なのかなぁ。

ヴェルマはなんと黒人の方で、イメージしてたヴェルマと全然違って
ちょっと衝撃でした。短髪・小柄で、ヴェルマの魅力みたいなものが
なかなか伝わってこない。ダンスもそんなにきれのあるふうには感じなかったし
ロキシーとヴェルマが並ぶシーンでは、それをより感じてしまいました。
うーん、個人的にはこの PlayBill の表紙の方のが観たかった。
ただ、眼力はすごかったです。私と一番視線があった
(と私が勝手に感じてるのですが)のもヴェルマでした。

で一番違和感を感じたのが、弁護士ビリーフリン。
有名なR&Bの歌手ブライアン・マックナイトさんが期間限定出演
とのことらしいのですが、非常に優しい目をしていて、
プレイボーイにみえなくて。。新聞記者を眼で殺すシーンが
あるのですが、うーん、あれではなぁと。
声はもちろん素晴らしかったんですけどね。演技がうーん、
なんとなく棒立ち感というか(まわりがうまいので余計目立つ)、
最初の女性陣に囲まれたシーンでも少し違和感を感じてました。

バンドは、めーちゃーめーちゃーうまい!
舞台ほぼ全部とってバンドスペースが置かれているので
まさに生バンドを体感。結構ソロとかもあったりして、
聴き応え充分。これだけでも楽しい。指揮者の女性も
途中舞台と結構絡みがあって、いい感じでした。
ヴァイオリンの女性、いい音色だったなぁ。

他の演目だと、少し後ろから離れてみた方がとかありますが、
CHICAGO を観るならほんと可能な限り前方席がめちゃめちゃおすすめ!
ちなみに今日観たのは E-TICKET というもので、自宅でプリントアウトして
劇場に持参する仕組み。受付でバーコードでぴぴっとされて入るので
シンプルなんですが、これコピーされて複数出回ったらどうするんでしょうね。

【番外編】

ブロードウェイは月曜日が休演日のところが多くて、
一部の公演しかソワレ(夜)公演をやってません。
(聞いた情報によると月曜日にメインキャストの人が休み
とって代役になるケースも多いらしい。今日のママ役変更もそういうこと?)

なのでマチネ(昼)公演はないので、今日は映画館にいってきました。
AMC Empire 25 というタイムズスクエア近くの映画館。
ビル全体がシネコンになっていて、なんと25個もスクリーンがある。
すごい。。今日観たのは The Nightmare Before Christmas という
10年以上前のディズニーのティムバートン作品を3D化したというもの。

1階の受付でチケットを購入し(3Dはちょっと高くて13ドル)、
3階で3D眼鏡を受け取って4階の映画館へ。すごい、広い。
全然人いない。まー平日昼だからかなぁ。でシアターもかなり広め。
観客はというと、んー、10人くらい。めっちゃ少ない。

映画の方は、かなり眼が疲れました。3Dといっても飛び出てくる3Dではなく
奥行き感のある3D(つまりスクリーンの後方に押し出されるイメージ)なので
そこまで迫力もなく、でも、3次元化されたクレイアニメのキャラクターは
不思議な魅力がありました。

2007年11月06日

07/11/06 SPRING AWAKENING@EUGENE O'NEILL THEATRE

2007年11月6日(火) 19:00
SPRING AWAKENING
1階A列111番
111.5ドル
EUGENE O'NEILL THEATRE

す、素晴らしかった!!!
観終わった今、ずーっと iPod で音楽聴き続けてます。
今回のNY観劇ツアー、現時点でもう一度観たい演目ランキングNO1。

正直、観る前までは、「春の目覚め」→「性の目覚め」といった印象や
性交シーンや自慰シーン、自殺や死別といった暗くて重いストーリーという
勝手なイメージ、そして音楽もCDを聴いてはいたけど、どことなくはじけきれない
暗さみたいなものを感じていたんですが、
観終って、いや、すごい、舞台から感じるものが多すぎるくらい。
ロックミュージカル!ってこうダイレクトに伝わってくるものなんだなーって
心から思いました。観終わった後にCDを聴き直すと全ての曲がいい!
あの感動がよみがえってくる感じ(でもやっぱりCD版はなんか
綺麗すぎる感じで、ぜひともライブ録音版が欲しいです)

まずは1幕前半の The Bitch Of Living、Moritzが歌うこの曲で一気に
吸い込まれました。男性陣が床をがんがん。すごいパワー。
(男性陣が制服の下からハンドマイクを取り出して歌うのも新鮮!
でも違和感なかったです。この熱狂歌唱ぶりがまたよかった!
顔にもマイクが埋め込まれてるようだったので多分ハンドマイクは演出効果ですよね。
その他にもマイクスタンドを使ったりするシーンもあってライブ感強いです)

この作品、男性の同級生メンバー達と、女性の友人メンバーの
個性がめちゃめちゃ光っていて、しかも皆ほんとに魅力的&声がいい!

Moritz役の JOHN GALLAGHER,JR さん。
演技の時と歌ってる時のギャップがまた心の叫びみたいな感じでいいです。
女性の誘いを断り、自殺へとつながる流れも、Moritzの心が伝わってくるよう。

このMoritzの頭が逆立っててとても印象的ですが、
Georg役の SKYLAR ASTINさんのクルクル二つ頭もインパクト大。
そしてこの方、めーちゃーめーちゃー声が素敵。さらに途中自らも
ピアノで演奏に参加したりして、おぉぉぉぉ、ほんとに多彩。
(オケピはなくて、舞台上の後方がバンドスペースになっているんですが
この下手に置かれたピアノを使って演技が行われたり実際にキャストが
演奏したりするんです)

また、ステージの上手側と下手側にステージ席が用意されてあって、
ぽこぽこ空席があるなと思ってたらそこにキャストが上演中に
座るんです。でそこで歌ったり、またステージに戻ったりする。。
そんな時のキャストの動きや目線をみてるとこれまたいろいろ感じます。

ちなみに舞台装置はシンプルなんだけど、広がりがあるシンプルさ。
一幕最後のSEXシーンでは、
舞台中央が紐で競りあがり、幻想的な感じに。また照明も効果的に
使われ、舞台後方の壁も躍動的に利用されたりしてて、うまい。。。
(ちなみにこのSEXシーン、Wendlaの乳房があらわになりますが、
エロティックさよりも熱い思いが伝わってきました。Hanschenの自慰シーンも
演出の仕方がうまくて笑いがおきる感じでした。男性同士のキスシーンは
みてるこっちがドキドキ・・・)

そして今回私は最前列だったのですが、最前列の前に階段が数段
あって、開演前に最前列の人に「足を乗せないで下さい」とのアナウンス。
それでも私の隣の人は階段に足を乗せていて、
「あなたの素敵な靴を見せたいのはわかるけど」みたいな注意を受けてました(笑
そう、この階段にキャストが座って歌ったりするのです。。。ほんとに近い。
SPRING AWAKENING かぶりつき席、最高でございます。
ステージ席も魅力的だけど、逆に緊張しそう。。。

Wendlaの LEA MICHELE さん。すごい!
とても魅力的で綺麗で美しく、しかもめちゃめちゃ美声で私好みの声。
二幕後半、上手から浮き上がってくるシーンでの歌声は鳥肌が立ちました。

大人役(Adult Women,Adult Men)は男性、女性それぞれ一人で複数の役を
演じられてます。これがまたうまい。特に男性の STEPHEN SPINELLAさんの
演じ分けが見事で。。1幕でモリッツのお墓に花束を入れるお父さんの
あの表情。。。それまでのあのビンタをしたシーンとかが思い起こされたり
父親の愛なども感じて、私の中でもかなりこみ上げてくるものがありました。

で、です。ただ一点。主役の Melchior。
この方だけがどうも違和感があって。。特に最初の All That's Known の歌の
シーンで手が震えてて歌もちょっと不安感がぬぐえない。。うーん、これも
心が不安定という演技なのかといろいろ考えましたが、
幕間にPLAYBILL(無料で配られるプログラムみたいなもの)の間に衝撃の紙を発見。
↓↓↓

なんと!主役変更!まじですかー、オリジナルキャストでなくて、
アンダースタディだった方がこの日 Melchior役に。orz...

後半は、じょじょに気にならなくなってきましたが、でもところどころで
なんとなく気になったりするんですよね。。台詞を吐き出してる感じに思える部分とか。
お墓のシーンの絶叫も、うーん、ちょっと間長すぎない~とか。
あと例えばMoritzやWendlaと並んだ時に、どうしてもなんというか、
うまくいえない何かの差を感じてしまうんです。綺麗さというか、美しさというか、
オーラというか、雰囲気というか、うーん、うまくいえませんが。歌のインパクトも。

というわけで、もし今回の主役変更が一時的なものなのであれば、
今回の滞在中にSPRING AWAKENING、もう一度観てみたいです。

ストーリー展開よりも、その中で若者が悩む苦悩や思いとかが
伝わってきて、でも決して重過ぎず、かといって軽すぎず、
そんな心の叫びが、台詞や歌、そして床を足でたたく音とか、
跳ねる感じとかで伝わってくるのです。
壁に上って飛び降りたり、舞台を縦横無尽に走り回ったり。。
一番観てて印象的だったのは二幕の "Tottaly Fucked"。
この曲は、観る前に聞いてた印象と観た後に再び聞いた印象がほんとに違った!
ブラーブラーブラーブラブラブラ~♪

ほんとにキャストの人たちのパワーがすごいです。
表情や目線の真剣さ、女性陣は、目からほんとに涙が零れ落ちてます。。
台詞を歌うという感じではなく、お芝居 - 歌 - お芝居 - 歌 という感じで
展開して、感情が歌になってるという感じ。そのテンポ感が非常によくて、
一瞬たりとも、眠い・だるいとか思わなかったです。かといって、
あー今の時間をもっと長くみていたい~とかもあまり感じなくて、
もうずっと引き込まれまくりで、最後まで魅了された感じ。

LEGALLY BLONDE に続いて、今回の観劇ツアーで
公演プログラムを購入した2つめの演目になりました。

ぜひとも来日してほしいけど、できれば比較的小さめの劇場でみたい。。
そしてぜひともDVD化、映画化してほしい。オリジナルキャストで!


2007年11月07日

07/11/07 ドロウジー・シャペロン@MARQUIS THEATRE

2007年11月7日(水) 14:00
THE DROWSY CHAPERONE
ドロウジー・シャペロン
1階B列108番
@MARQUIS THEATRE

なんて読むか。ドロウジー・シャペロン。ですかね。

休憩なしの1時間45分、今回のNY観劇ツアーの中で
新鮮な印象になりました。なんというか、おくちなおしみたいな。
気軽に観れて、笑いも多く、気分も軽くなる、そんな演目です。

この作品、基本的に全部劇中劇なんです。
一人の男性(Man in Chair。この方の語り方、引き込まれるんですよね。うまい。。)が
部屋で DROWSY CHAPERONE というミュージカルのレコードをかけて
そのミュージカルの世界を空想し、解説を交えながら展開という流れ。。

劇中劇の1幕と2幕の間に、劇中劇インターミッションがあるのですが
(舞台自体は休憩無しなんだけど劇中劇に休憩がある。面白い!)、
2幕に入る際、この語り手の男性がレコードを間違えて全然違う演目になったり、
レコードの調子が悪くて、同じシーンが連続して再現されたり
(役者が同じ動きを繰り返すので観てるだけでも楽しい)
音が聴こえなくなったり、一番笑ったのは、ライヴ録音のレコードのためか、
Aldolphoが杖を落としてしまった音が録音されていて肝心の台詞が
聞き取れないシーン。。。停電。。。。そして最後のカーテンコール。
その後のグラスの飲み物を飲み干して幕。うまい、とっても気持ちいい。

役者さんは、かーなーりー濃いです。濃すぎるくらい。
年齢も高め(アンド、お客の年齢もかなり高めでした。平日マチネだからかな)。
そんな中、Janet Van De Graaff 役の MARA DAVIさん。
綺麗~。そして声素敵~。彼女が登場するとぱっと輝く感じ。

NYで一本観たいんだけどどれがいい?と言われたらおすすめはしないけど、
もしNYで10本くらい観る予定があるならば、
間にこの演目を入れとくと面白いよ、とおすすめできる、そんな作品。

【NY旅行番外編】

観劇三昧の管理人NY旅行ですが、午前中は基本的に時間が
あるのですが、こんな感じの1日です。

6:30 起床
7:00 朝ごはん。シリアルだったり簡単に自炊したり

この後しばらくメールチェックやらお仕事など
11:00 昼ごはん。ちなみに今日は三番街のベーグルのお店エッサベーグルへ。
昨年NYいった時にお気に入りになったお店。このお店のベーグル最高~。

12:00 射撃場へ。ここで射撃体験ができます。
20分の講習を受ければ22口径のリムファイヤーが撃てます。
オーストラリア人の若い女性二人組も一緒に講習を受けたのですが、
おおはしゃぎで帰っていかはりました。写真も撮り放題でフレンドリーなお店です。
お値段は講習料50ドル、後は50発で5ドル。350発ほど撃ちました♪

14:00 マチネ公演観劇
その後ソワレ公演まで観劇レポ書いたり仕事したり寝たりしてます

20:00 ソワレ公演観劇
23:30 かるーく夜食(おなかに何か入れるとすっと寝れる。海外ではダイエット無視)
24:30 就寝

だいたいこんな感じ。

07/11/07 WICKED@GERSHWIN THEATRE

2007年11月7日 20:00
WICKED
1階EE列7番
111.25ドル
@GERSHWIN THEATRE

去年NYで観て、日本で2回観て、そして今日またここで WICKED
1幕最高~。これは去年の感想と全く同じ。
POPULAR は前回観た時からかなり遊びが加わってる感じ。
楽しい~。グリンダ、ANNALEIGH ASHFORDさん、とってもチャーミング。
部屋割りシーンの登場では、もうお嬢様ぶりを如何なく発揮。

エルファバ。去年観た人と同じような気がする。
歌唱力は文句なし。芯が強くて優しい子なんですよね。。
ただ、ただですよ、終演後のエルファバの寄付トークはどうなんでしょう。。
(今ブロードウェイは終演後に寄付をお願いしますというトークが入るのです)
せっかく陶酔した気持ちが一気にさめます。寄付をまくしたてる営業トーク
(失礼な表現だけど)は、エルファバにはしてほしくなかった。。
ネッサローズあたりがいいと思うんですけどね。。
それかグリンダとか。。。

1幕最後の DEFYING GRAVITY はほんと、すさまじい。
感動の嵐。天からエルファバが私を見下ろしているよう。
これに比べると、2幕は、エピローグみたいに感じてしまうくらい。
For Good のシーンとかは、日本ではぐっときたんだけど、
こちらでは、歌う前に笑いとかが入る感じなので、あまり
この二人の気持ちにひたれず、ハーモニーを楽しんでました。

2幕はグリンダのキュート的演出も一気に減るのと、
オズの魔法使いとのシーンが多いので、ちょっと観てて
おとなしく感じたり、進行が遅く感じたりするんですよね。
個人的にはこのオズの魔法使いとの絡みシーンが退屈で。。。
エルファバとの関係もあるので大事とは思うのですが。。

今回、フィエロが白人になってました!
去年観た時は、黒人のお兄ちゃんだったんですが、
いい意味で異国風で、キャラがたっていたんですね。
で今日のフィエロは、ギリシャ彫刻みたいでかっこいいんだけど、
文学青年チックで、キャラがちょっと埋もれてしまってる気がしました。
そして最後のカカシ。。あれはピエロにしかみえないよー。

ガリンダからグリンダの名前変更、なんで日本版にはいれなかったんでしょうね。

あと私がいまいちなのが、1幕の3匹の大きな人形と、その上に
オズの魔法使いの気球が降りてくるシーン。この三匹の巨大人形は
オズの魔法使いへとつながる上で意味があるのでしょうか?

エルファバ復活の後のエルファバとグリンダ、この時は鳥肌きました。
美しい~、綺麗~。
ただ、このシーンの際、私の右後方で、今まで聞いたことのない位
気持ち悪い音たてて何かを食べながらくっちゃべってたおばちゃん、
うーん、マナー最悪。
あと、今日は前から4列目の下手側だったのですが、
スピーカーの音が大きすぎて、エルファバの声とか、舞台から
聴こえずスピーカーから聴こえる感じ。これ、多分劇場が大きいせいでしょうね。
ブロードウェイのほかの劇場に比べてかなりキャパが大きい気もします。

ステージも、四季劇場の海よりもひとまわりくらい大きいのではないでしょうか。
上のドラゴンも大きく感じました。

Wicked、やっぱりいい作品ですね。特に1幕、ほんと最高ー。

最後に一点。
こっちの劇場って、ほんと音響環境がいいというか、
例えば端っこに座ってても、スピーカーからじゃなくて、
舞台でしゃべってる人から声や歌声が聞こえてくるんですよね。
舞台に近い席だからかなぁと思ってたんですが、なんなんでしょ、
スピーカーがいいのでしょうか。

が!このウィキッドはスピーカーがひどかった。
下手側のセンターよりの席だったのですが、
エルファバの声が全て左側のスピーカーから
聴こえてくる。。。なんでだろう。。この劇場、他の劇場より
ひとまわりくらい大きいから仕組みも違うんですかね。

2007年11月08日

07/11/08 GREASE@BROOKS ATKINSON THEATRE

2007年11月8日 20:00
GREASE
1階AA列7番
111.5ドル
@BROOKS ATKINSON THEATRE

ポスターから受ける印象がいまいち面白くなさそうに思った
んだけど、ミュージカル好きというからにはこれは観とこうと
思って観てきました。1972から8年間ロングランした作品のリバイバル公演。

さらに、今回は、全米の視聴者参加型のテレビ番組で
選ばれた二人が主役。すごい、ブロードウェイの主役を
テレビ番組で選んでしまうとは。

でもテレビ効果もあってか、今日も劇場は満員。
しかも客層は大変幅広くいい感じ。そして主役の男性、女性が
登場するやいなや会場からの大拍手。登場とともに拍手を聞くのは宝塚以来かも。

さてその GREASE、楽しかったです!
かなりPOPで軽い感じで、舞台装置も結構こってて、のりも楽しい♪
ストーリー的に、なんで最後サンディが不良になっちゃうのかが
わからないのですが(気をひきたかったから。。?)
一緒にノリたい、そんなミュージカルでした。

舞台上方にバンドスペースがあったのですが、指揮者は
後ろ向いてるわけですね。この場合、この指揮者はどうやって
舞台上の役者さんをチェックしているんだろう。モニター?

Sandy Dumbrowski 役の LAURA OSNESさん、いい感じー。
雰囲気が素敵です。それにしても最後の大変身。。すごい。。

Danny Zuko役の MAX CRUMM さんもいい感じ。
ただ少しおとなしめでリーダーになりきれてない感も少々。
いやーでもブロードウエイで主役やれちゃうところがすごいけど。

主役二人がテレビ番組選抜のためか、
まわりのアンサンブルとメインキャスト、
設定は同じ高校生なんだけど、年齢差が結構あったと思います。
(特に席が近かったこともあるとは思うのですが。。)

それにしてもこのポスターはどうなのでしょう。。
主役の子、もっともっとかわいいですよ~。

アンサンブルも素敵な人が多くて楽しかったです。
ブロードウェイの作品観て思うのが、ほんと皆さん
お辞儀が綺麗。しかもすっごく身体が柔らかい。

ちなみに途中、舞台から役者が手にもっていたパンが
転がって落ちてきました。テープで半分だけパンが
でるように固定されていて、中にハンバーグなどは
入ってませんでした。

明日明後日は夢の1日3本観劇に突入です♪

2007年11月09日

07/11/09 RADIO CITY CHRISTMAS SPECTACULAR@Radio City Music Hall

2007年11月9日(木) 11:00
RADIO CITY CHRISTMAS SPECTACULAR
40ドル
3階E列707番
@Radio City Music Hall

地下鉄に乗った時、ふと壁のポスターが目にとまり、
お、レビューショー?と思い、よくみてみたら
11月9日からラジオシティのレビューショー、
それも75周年のショウが始まるということで、
早速ネットでチェック。すると手数料を結構とられる。
それならばということでラジオシティの窓口に行って
チケットが欲しいといったところ、3階席しかもうないと。
なに、そんなに人気なのーと思い、3階席をGET。
というわけで今日はこの11時のレビューショーに
はじまり、14時の Wintuk、20時の AvenueQ
1日三本観劇になりました♪

このラジオシティホール、めちゃめちゃでかいです。
入り口からして結構豪華で、クリスマスツリーがどーん。
客層の雰囲気や振る舞いも、お上品な感じ。

ショーは、サンタクロースが進行役で進む感じだけど、
見所はロケット、ロケット、ロケット(一列にならんでの足上げね)。
その合間に歌や映像(3D。プログラムに眼鏡がついてます)を
楽しむ感じ。休憩無しの1時間半。

3階席だとさすがに遠いけど、これ1階席だったら
あのフォーメーション見れないんちゃうかなーと思ったり。
いろんなフォーメーションでのロケット。
ロケットの時、つい「ヤッ」って声を期待してしまうのは宝塚の影響だなぁ。
あまり見たことのない円形のロケットは綺麗でした。
ただそこまでびしっと揃ってる感じではなく、
うん、揃ってるね、あ、あそこ少しずれてるね、という感じ。

縦一列になって全員で倒れていくのは、
ゆっくりゆっくり倒れて倒れて。確かにこれ、あぶないよね

今回のショー、レビューショーとしてみると、
なんというか真面目な感じでテンポ感もいまいちで
まわりの子供たちみてても少しつまらなさそうでした。
(宝塚のレビューの方が全然楽しい)
子供達は、3次元映像の時が一番興奮してたんちゃうかな。

あと、子役のお兄ちゃんの方が歌う場面があるのですが、
これが結構音痴で。。。おい・・・という感じでした。

セットは豪華で、生きたらくだやロバ、ヤギが
出てきたりします。ヤギは偽物と思ったら本物でした。
僅かなスペースを利用したスケートシーンもあったり。。

入り口で小さなライトを渡されて、これ、客席みんなで
振るのかなととても楽しみにしてたら、最後の JOY TO THE WORLD
で私を含め少し振る人がいたものの、盛り上がりきる前にあっさりと幕。
ん?これで終わり?と思った人も多かったようで
しばらく客席に皆さん座ったはりまして、スタッフの人が
お帰りはあちらみたいに誘導してはじめて立つ感じ。

まー1日4公演ですからね。大変だ。
最後の JOY TO THE WORLD、盛り上がりたかったなー。

07/11/09 Wintuk @Madion Square Garden WAMU THEATRE

2007年11月9日(木) 14:00
Wintuk (CIRQUE DU SOLEIL)
302ブロック J列18番
40ドル
@Madion Square Garden WAMU THEATRE

旅行直前に、シルクドソレイユの舞台を
ちょうどマジソンスクエアガーデンでやっていると
聞いて、それは観たいと思いチケット急遽GET、
いってきました♪

シルクドソレイユは、日本でもアレグリアとか
観ましたが、今までで最高によかったのが
ラスベガスで観た「ミステア」
あれはぜひとももう一度観たい。

でこの Wintuk(ウインタック)は果たしてどんな
公演なんだろうとワクワクドキドキして行ってきました。

さて、まずこの劇場、席が観難い。
私の前の席のおばちゃんの頭が爆発型で、
通常の髪の場合に比べて、くるくるカールした髪の毛が
数センチ、四方八方に飛び出しておりました。
これがですね、私の視線にかぶってかぶって。。。
客席にあまり傾斜がないのと、客席が前後で交差
してないのもあって、ほんとに観にくかったです。

で舞台の方は、この大きな劇場のキャパにしては
少しこじんまりした演出。舞台後方にローラー用の
すべり台が配置されたり、巨大な犬の演出用の溝が
仕組んであったりで考えられているとは思うのですが、
期待していたアクロバティックな演出はほんの一部。

どちらかというとストーリーに重きを置いたのか、
男の子(特にこの子が何をするわけでもない)が
雪が降らないのを案じて”雪”を探す旅を表現。
その旅の途中で、いろいろなものに出会っていく
のですが、その出会う”物”や”人”が私には余計。
巨大な犬や、雪の巨人やら、そういう「人間操作系」
の演出が結構多かったのが私には退屈でした。

最初のオープニングがまず地味。
アクロバティックなMTB(自転車)を使った
どろぼうの追いかけっこなんですが、確かに技は
すごいんだけど、動きがあまりなくて。。
ただ、自転車の操作技術はほんとすごかった。
見事。あのように扱えたら気持ちいいだろうなぁと。

その後は、ジャグリングや、玉乗り(バランスとるやつ)、
など、比較的地味というか、近くで観ないと面白く
感じないような出し物が多かったです。
そう、つまり迫力や躍動感がなくて。。

ただ面白い!と思ったのは、1幕のバネ人間。
これはすごい。ちっちゃい箱の中から人形が
出てきたと思ったらその中に人間が入っていたの
ですが、ほんとにバネ人間のような動きをするのです。
あの足の動きは、ちょっと考えられない。。。すごかった。
しかもまた中に入っていた女性が綺麗で。。

そして2幕のバランスボールを使った二人の男女による
アクロバット演技。こういうのは観てて気持ちいい。

男の子、女の子、この二人にある程度重きを置いていたのに
この二人がほとんど何もできなかったのが(女の子はもう
少しいろいろやってくれると思ったんだけどなぁ)残念。

ミステアがもう一度観たいです。

07/11/09 Avenue Q@GOLDEN THEATRE

2007年11月9日 20:00
Avenue Q
1階A列101番
@GOLDEN THEATRE

今回のNY観劇三昧旅行で、一番事前の期待度が
高かった演目。それがアベニューQ。AvenueQ

(事前の予習段階では曲、ストーリー位しかわからないのだけど)
なにしろ、その曲達がいい!
Purpose,Mix Tape,There's a Fine,Fine Line...
このあたりはほんと非常にフレーズが気持ちいい。
Mix Tape なんて、ほんとに聞いてて楽しくなる。
そしてそれらにほとんど関わってるのが Kate Monster
今日の Kate Monster は Mary Faber さん。
めっちゃよかった。まさにイメージしてた通り、
いやそれ以上のKate Monster!
Princeton からMix Tape をプレゼントされてときめくKate♪
There's a Fine, Fine Line を歌ってる時の
Kate Monster そして Mary Faber さんの表情、とっても切ない。。
さらに Lucy役 の時の声との違いがまた楽しい!
(自分が持っていないパペットの声も担当したりするんだけど、
その時に、その声がパペットの方向から聞こえる。これ、すごいっす)

そして Trekkie Monster, Nicky 他いろいろの Christian Andersonさん!
特に Trekkie Monster の時の声がすっごくいい!

Princeton の Howie Michael Smith さん、いい味出されてます。

The Internet Is for Porn。この曲、いや、ほんと面白い。
Trekkie Monster のつっこみが最高。それを嫌がる Kate Monster がまたキュート。

2幕で、Princeton が Kate のためにお金を集める際、なんと
客席に降りてきて、帽子の中に募金を募るのです! これ、ほんとに皆お金
入れてて、私のところにもまわってきて、客席中に帽子がまわってました。
(ちなみにこのお金は戻ってきません♪)

パペット(人形)の使い方、表情、ほんと演出がうますぎです。
パペットを扱う人形の表情がこれまたいいんですよね。
同じパペットを複数の人が受渡しもするんだけど、
その受渡しも非常にスムーズ。テンポ感が最高で、
最初から最後まで飽きる瞬間が一切ありません。
1日3本の連続観劇にも関わらず、この3本目の演目で
まったく眠くならなかったのはすごいと。
今までのミュージカルのイメージを一新してくれる作品です!!

最後の終わり方もうまいなぁと。
途中、Princeton と Kate の裸シーン(パペットの裸です)とかも、
かなりきわどいことやってるんだけど、笑えるのです。魅せ方がうまい。
客席も笑いが飛びまくり。劇場がとってもこじんまりしてるので、
最後列でもそんなに舞台まで遠くない。いいなぁこの劇場♪

皆がそれぞれ悩みを持っているテーマも実によく表現されていて、
例えば、彼氏ができない、ゲイをカミングアウトできない、
自分のやりたいことが見つからない、失業してしまったなどなど。
また、なかなか普段あえて口にしない・できない表現や感情が
ストレートに軽快に表現されていて、しかもそれが自然と伝わってきます。
(悪のささやきをする二匹のBearの使い方もうまいんですよね)

ほんと期待以上でした!!
さすがトニー賞!
(あらすじは事前に予習しなくてもわかると思いますが)
事前にある程度曲を聴いておくといいと思います。

ちなみにバンドスペースはど、どこなのでしょう?

人生初の1日3観劇でしたが、
1本目がレビュー、2本目がサーカス系だったということもあると思いますが、
意外と体力的にOKでした。

ちなみに今日はこんな感じで観劇3連荘でした。

7:00 起床
7:30 朝食
9:00 お土産屋巡り
11:00-12:30 Radio City Christmas Specutaclar 観劇
13:00 昼食
14:00-15:30 Wintuk 観劇
17:00 スターバックスでお仕事
20:00-22:30 AvenueQ 観劇
23:00 夜食
25:00 就寝

明日最終日も Grinch,ヤングフランケンシュタイン、そして夜何か一演目の観劇三連荘。
そしてこの明日最終日の最後のソワレ、何を観るか、うーん、めっちゃ迷います。
現時点での候補BEST3は、

1位:Curtains:劇場の前通ると年齢層高いんだけど、さっき聞いた情報では面白いらしい
2位:Legally Blonde :主役がオリジナルに戻ってるのでぜひとも観たい
3位:Avenue Q:もう一度 Kate と Trikkie Monster に会いたい
3位:Spring Awakening:やはりあのパワーを再度体感したい

2007年11月10日

07/11/10 GRINCH(公演中止)@St.James Theatre

2007年11月10日 11:00
DR. SEUSS HOW THE GRINCH STOLE CHRISTMAS! THE MUSICAL
G列22番(のはずでした)
@St. James Theatre
10:30 頃劇場の前にいったら、テレビカメラがいっぱい。
プラカードを持った人もいっぱい。
ほぅ、デモ行進かぁと思い劇場に入ろうとしたら、閉まっている。

あれ?

もしかして劇場のストライキ?

これがいただいたチラシ
↓↓

ビンゴでした。

がーん。。。

ブロードウェイのほぼ全劇場でストライキ。
GRINCH はまぁ仕方ないと思うんだけど、
今日の昼のヤングフランケンシュタインは痛すぎる・・

と思ってヤングフランケンシュタインの劇場にいったら
ヤングフランケンシュタインは上演するとのこと。

ザナドュや、ヤングフランケンシュタイン、メリーポピンズなど
一部の公演はストライキ無しなのだそうです。
が、昨日私が観たい候補にあげた作品は全てストライキにより中止。

いつ再開されるかもわからないとのことで、今夜再開される可能性を
聞いたところ、豆粒くらいみたいな表現されまして。。

うーん、残念。でもヤングフランケンシュタインが観れるようでよかった。。


07/11/10 YOUNG FRANKENSTEIN @ HILTON THEATRE

2007年11月10日(土) 14:00
YOUNG FRANKENSTEIN
1階N列26番
121.5ドル
@ HILTON THEATRE

NY観劇三昧最終日のメイン観劇。
ほとんどの公演がストライキで公演休止の中、
数少ない上演演目としてこれが観れたのはほんとによかった。
これがストライキで中止だったらかなりへこんでました。

さてこの「ヤングフランケンシュタイン」、
THE PRODUCERS を作った MEL BROOKSさんのプロデュース作品。
主役の Roger Bart さんも THE PRODUCERS のオリジナルキャストの方。

プレビュー公演を終え、本公演がはじまったばかりで、
チケットは完売状態。劇場には、男性客(上品なおじさん)
が多いのが目につきます。そして年齢層は少し高め。

感想を一言でいうと、
「王道コメディミュージカル豪華絢爛エンターテイメントショウ」
といったところでしょうか。

セットや衣装やキャストがやたらと(無駄に!?)豪華です。
船出のシーンとか、セットもすごいですが、客役の女性の方の
身のこなしのスーパー上品なこと(目をうばわれます)、
またアンサンブルの人たちの美しいこと美しいこと。。

照明や美術を使った効果も楽しくて、
おぉぉぉって思ったのは、建物が揺れ震えるシーンの表現。
多分、実際のセットに映像を重ねて揺れを表現してるんですが、
これはなかなかすごかったです。

あとは、馬車でお城へいくシーンの演出は、正面以外から見ても
美しく走ってるようにみえるように工夫されてたり(お城への到着で
映像が消える時の消え方もふわって感じでいい)
照明を使って連続撮影のような視覚効果にみえる演出はとても面白かったです。

そして人造人間モンスターのタップシーン。
影と思っていたら、その影が途中から勝手にタップを
踏み始めるんですが、最初、動きが完璧に同期してるので
ほんとの影かと思っていてびっくり。

ストーリーはわかりやすく、映画にかなり忠実のようです。
(これから観る人は映画のあらすじをサイトで予習しとくといいです)
モンスターと目の見えないおじいさんのやりとりのところなどは、
なかなか面白い(ここのやりとりは映画そのままのようです)
最後フランケンシュタイン博士がインガにささやいたシーン、
これがつまり脳の交換によりモンスターからもらった性欲ということだったのでしょうか。

アンサンブルに焦点があたることはあまりないし、
主役にスポットライトがあたったまま進む王道ミュージカル
といった感じ。アンサンブルのダンスシーンもそんなに数なくてしかもおとなしめ。
歌声も、鳥肌がたつまでいくことはなく。。
全体的なテンポ感もゆったりめで、キーとなるキャラクター、
(フラウブルッチャー役という屋敷の女主人や、
目が見えないおじいさん役の方とか、エリザベス役の人とか)
の年齢が皆高め。でも登場と共に拍手が起きたりするので
多分みな有名な人達なんでしょうね。
また、アイゴールというせむし男が笑いのキーになることが多いんだけど、
この方が私的にはちょっとインパクトや印象が薄くて。。。

どかんどかんと笑いどころも結構あるんだけど、
途中ちょっと退屈なシーンもちらほら。
客席のまわりでも寝てたりあくびをしてる方もちらほら。。

音楽は、ダンスオブヴァンパイアがちょっと頭をよぎりましたが、
ワンフレーズだけ頭に残るけど、それ以外は特に印象的でもなく。。

演出なども含めて、少し大人向けな気がします。
プロデューサーズ好きな人はこれも好きかも。

いやでも人造人間モンスターは、いいキャラでした。
PLAYBILL みて、素顔と印象があまり違わないのもまたびっくり。

カーテンコールでは、ぱらぱらとスタンディングオベーション。
最終的には1階はそこそこ立ってましたが、ドバッウォオオオ!
という感じでは全然なかったです。

「面白い」「金かけてるなぁ」「チケット代出して見る価値はあるね」
という感想ではあるんだけど、一度は観ときたいけど、
一度観たら、もういいかなというのが正直なところです。


07/11/10 The Glorious Ones@MITZI E.NEWHOUSE THEATER AT LINCOLN CENTER

2007年11月10日(土) 20:00
The Glorious Ones
F列10番
75ドル
@ MITZI E.NEWHOUSE THEATER AT LINCOLN CENTER

ストライキの影響で、観たかった演目はことごとく公演中止。
じゃぁ観てないもので上演してるもの、XANADU、
SPELLING BEE でもと思って劇場のBOX OFFICE いったら「SOLD OUT」。
立見でもだめ?といったら「NO STANDING SHEET SORRY」と。
XANADU なんて普段入場率50%くらいらしいので、
こういう時に、観たい人に立見でもいいのでいれたらいいのにねと思ったり。

で、最後の夜はおとなしくしてるかなぁと思って宿に戻ると、
隣の部屋の子が、リンカーンセンターでやってる The Glorious Ones
という舞台が、ミュージカル仕立てでとてもおすすめだと教えてくれました。
この方、年3~4回ブロードウェイに観劇しにきてるようで、
ミュージカル以外にもストレートプレイまで幅広く見てて、
しかも出待ちとかで役者さんと仲良くなっておられる。すごい。。
Spring Awakening や AvenueQ の出待ち
すればよかったのにーと後からこの方から聞いてちょっと後悔。
Spring Awakening の役者さんたちとかはとてもフレンドリーだそうです。
(そうした出待ちの時の会話で、例えば翌日もみる予定があるとしたら、
席の位置を教えておくとそっちみるようにするよといってくれたり、
来日の予定とかが聞けることもあるそうです。通はすごい。。。)
あぁ Kate Monster 役の Mary Faber さんの出待ちしたかった。。
最終日、出待ちだけでもと思ったんだけど、公演中止でできず。。

さて、そんなこんなで公演2時間前に、宿からPCでネット予約して
(ネットで予約して劇場チケット受取ができる。これ便利。
劇場では予約の際使ったクレジットカードを見せるだけでOK)
リンカーンセンターいってきました。円形劇場っぽい感じで、
すごく急勾配。そして偶然にも横の席が日本人の方。話してみると、
昨日着いたばかりのようで、観劇三昧の予定がストライキでショックです。。と。
確かに、このストライキ、いつまで続くんだろう。。
3日くらい続くのではないかという見方もあるようで。。

と、前置きが随分長くなりましたが、この The Glorious Ones、
”コメディア・デラルテ”という、17世紀のイタリアの
即興演劇の一種なんだけど、その旅芝居一座の物語。
このコメディア・デラルテには、ストックキャラクターと呼ぶ
お決まりのキャラクター設定があるようで、そういうことを
事前に知っていたらもっと楽しめたかなと思いました。

マイク無しの地声。で舞台上方に生バンド。マイク無し、つまり
音響効果無しでミュージカルというのは、なかなか役者さんとの
距離感が縮んで、それこそこの一座の芝居を観てる感じで新鮮。
(であると同時に、生声ってそこらへんの街中で演じてる感じ
にもとれるので、実力が如実に反映されてこわいなとも思いました)

この時代の芝居に対する思いや、新しいことを求めようとする熱意、
といったことを感じましたが、途中かなりうとうとしてしまい、
劇中劇との頭の切り替えがうまく働かなくなり、ストーリー把握的に挫折。
自分の英語力のなさをなげきます。。次回くる時までにちょっと
英語がんばるぞと決意。

ちなみにパントマイムは、このコメディア・デラルテが発祥らしくて、
今回の作品中でも楽しいパントマイムをいくつか観れました。

主役の方、Marc Kudischさんは、素敵でかっこいい方でした。
(私の中のイメージでは松本幸四郎さんとだぶりました)
Natalie Venetia Belconさん、ゲイリーコールマンに似てるなぁと思ってたら
なんと AvenueQ のゲイリーコールマンのオリジナルの方でした!ちょと嬉しい。

最後は、ぱっと世界が開けて、綺麗な終わり方。
もし観た方いらっしゃったら最後、ステージ前方のゴミ箱の小道具を
片付けていたスタッフという役者さんの意味、教えてほしい。

2007年11月11日

07/11/11 NY観劇三昧旅行総括

2007年11月NY観劇三昧旅行総括

今回の旅行で観た中でBEST1は3本!
どれが一番って選べなかった・・全部いい。全部リピートしたい・・
公演プログラムを買ったのも Legally Blonde と Spring Awakening のみ。
(AvenueQ は興奮しすぎてそのまま劇場を出てしまって買い忘れた。。後悔。。)


Legally Blonde the musical
映画「キューティーブロンド」の舞台版。映画に忠実で、映画の良さを120%表現!曲も最高
先日全米でMTVでこの舞台丸ごと放送されたらしく、ぜひとも入手して堪能したい!


Spring Awakening
話題のロックミュージカル。舞台を観る前と観た後の印象が全然違った!曲もノリも最高。


AvenueQ
事前の期待以上!Kate Monster と Trikkie Monster に惚れた。曲の使い方がうますぎ。


帰りの飛行機では、iPod でこの3作品を順繰りにずーーーっと聞いてました。
今のところ、何度も聞いてしまうのが、
Legally Blonde の Serious(はもり最高),Take it like a man (Emmettもいい味~。ナイスカップル♪)
AvenueQ の Mix Tape,There's a fine fine line (Kate Monster かわいすぎ。Mary Faber版が欲しい!)
Spring Awakening の The Bitch of Living.Totally Fucked (あのジャンプが目に焼きついて・・)


ある程度ミュージカルが好きという人におすすめなのが、Color Purple
歌唱力やアフリカシーンのダンスがさすがに半端ないです。演出もうますぎ。
観客の90%以上が黒人だけど、観て損は絶対ないのでぜひみてきてほしいです。
(ただ、事前に人物関係図とおおざっぱなストーリーは把握しとくといいと思います)
多分来日はしないだろうと思うのでぜひ観て欲しい作品です。


Lion King, Mamma Mia!, The Phantom of the opera などの作品は
日本で劇団四季がほぼ同一演出で観れるので、比較といった意味では
観ておくといいと思いますが、例えばアンサンブルのダンスとかだと
日本の方が揃ってるなぁと思ったりすることもあります。
(NYはアンサンブルでも一人一人の個性が前に出る形が強い感じがします)
あ、今日本でも四季で話題の Wicked は演出の違いもあるので、ぜひ
見比べると楽しいと思います。Defyin Gravity 最高~(2幕は四季の方がいいな♪)


Little Mermaid は正直期待が高すぎました。演出・美術面と、あとキャストに
ぴた!っとはまる人が個人的にみつからなかったです。
ただ、まだプレビュー初日だったので、本公演でどう変わるかにも要注目ですね。


YOUNG FRANKENSTEIN はチケットの人気が今非常に高いですが、
無理してとるほどではないかなと。お金のかかったミュージカル
という意味ではこれが一番と思うけど。。。


CHICAGO は、その時のキャスト次第と思うけど、今のヴェルマと
フリンの組み合わせはちょっと個人的には微妙。。


今回観れなくて悔やまれるものは THE CURTAINS。
オリジナルキャストのうちに観ておきたかったです。
こっちにきてから、主役の方がとってもいいということで
最後の日の夜に観劇を予定してたんだけどストで公演中止。
(舞台の裏側でおこる殺人事件。バックステージものです、楽しそう~)


XANADUは観た人によるといまいちとのこと。。
Les Miserables は今回余裕があれば見たかったんですが
余裕がありませんでした・・・


あ、あと、今回はじめて1日3本観劇をしてみましたが、
3本はなかなか体力的にもきつい・・・んですが、
間に「昼寝」をはさめば全然OK。
今回の旅行も、14時のマチネと20時のソワレの間は
宿に戻って昼寝をしたりしてました。
そういう意味でも劇場に近い宿は便利。


その宿ですが、今回使った隠れ家、個室+共同キッチンバスなので、
情報交換もできたり、また劇場街からも結構近くておすすめです。
女性の場合女性専用館もあります。


今回は行き帰りで North West を利用。
ノースウェストは、機内映画はもう完全にあきらめるべきですね。
(スクリーンまでめっちゃ遠くてまず見えない)
機内食も、味付けになじめず。
ちなみに無線LANですが、デトロイトは有料ですが
ラガーディアは無料で無線LANが使えました。なんだこの違いは。。


行きの便は気流でゆれまくったものの、最後到着後に、
機長のアレンの引退飛行でしたということで客席から拍手。
帰りの便は、デトロイトでデッキを離れた後、2時間はやく着きます
というアナウンスの直後、エンジンかけたら整備不良でデッキに
戻りますというアナウンス。おい・・結局かなり遅れて到着。。。


そして帰宅後、荷物を置いて、そのまま銀座の飲み会に直行した管理人でした♪


あぁまた行きたい~。

2007年11月13日

07/11/13 The Light in the Piazza稽古場レポ

2007年11月13日(火)
ミュージカル「The Light in the Piazza」
マスコミ向け公開稽古@都内某所稽古場

NYから帰国した管理人は、帰国翌日、都内某所で行われた
そのミュージカルのマスコミ向け公開稽古に潜入して参りました♪

先日の島田歌穂さんのコンサートの時、最後に歌穂さんが歌ってくれた曲
「The Light in the Piazza」。そう、このミュージカルの曲なんですね。
(実際の舞台では新妻聖子さんが歌います)

まずは最初、演出・翻訳のG2さんとメインキャストの5名(島田歌穂さん、新妻聖子さん、シルビア・グラブさん、小西遼生さん、鈴木綜馬さん)が
前に並んでのフォトセッション&インタビュー。まずはインタビュー内容からお届け!

G2さん(演出・訳詞)
僕はこの稽古場が楽しくて仕方ないです。楽曲は、クラシックだけでなくジャズも取り入れたような響きの難しい曲なんですが、歌いこなしてくれる実力派キャストが集まってくれています。
また、この作品はストーリー重視だとキャストの皆さんにはネチネチ言ってるんですが、ものすごくいいものが出来上がると思っています。ミュージカルを食わず嫌いの人も楽しんでいただけると思いますし、ミュージカルファンはコレを観ずしてミュージカルファンを名乗ってはいけないんじゃないかというくらいです(笑)。
笑えるし、作品世界の中にスーッと入っていけるミュージカルだと思っています。


島田歌穂さん(マーガレット役)
ここでちょっとストーリーを…(笑)←と言って歌穂さん自らストーリーの説明
舞台は1953年のフィレンツェです。アメリカ人の母娘の母を演じますが、娘と旅行にやってきて、その娘がイタリア人の青年と恋に落ちるんですね。でも、この母親が執拗に阻もうとします。それは、娘は幼い頃に頭に負った怪我が元で心が成長できないからなんです。その娘が恋をしたことで、母はこの子の幸せのためにどうしたらいいのかという、とても難しく深い作品です。
作品との出会いにはきっと意味があって、壁があっても乗り越えると力になるよって思っているんですね。今回も手ごわい壁だけれど、乗り越えれば何かがあるよと思って頑張っているところです。


新妻聖子さん(クララ役)
知的障害のある娘クララを演じます。実は私、クララと同じ場所に傷があるので、勝手に運命だと思っています。まだ、クララについてはどう出すのか悩んでいるところです。G2さんが先ほどネチネチ言ってるとお話されましたが、こちらの方がネチネチついていっています。
この作品、私にとっては歌が最大のチャレンジになると思っています。今までの「レ・ミゼラブル」のエポニーヌ、「ミス・サイゴン」のキムといった役とは違ってクラシカルなものが要求されますが、きちんと形にしていきたいと思っています。
それから、クララのかわいらしさや素直さを大切にして出していければ、(恋の相手のファブリツィオ役の)小西さんもやりやすくなるのでは?なんて思っています(笑)。ケータリングも充実しているし(笑)、楽しいいい稽古場です。
11000円でこれが観られるというのは安いです。観ないと損します!ぜひぜひ劇場に足をお運びください。


シルビア・グラブさん(ファブリツィオの兄嫁・フランカ役)
正直、こんなに苦労したミュージカルは初めてです。でも、本番までに間に合わせます!本番まで苦しんでキャラクターを掘り下げていかなくては…課題もいっぱいです。ミュージカルというよりもお芝居をやっている感覚でそれがとても楽しいです。
華やかなショーなどのあるミュージカルとは違う、人間模様を見せなくてはならない作品だと思っています。観ていて楽しいと思えるミュージカルだと思いますが、まだ自信がありません。でも、自分は1人じゃないとも思っていて、この与えられたチャレンジをどうにか素晴らしいものにしたいと。苦労したからこそ素晴らしいものになると思っています。


小西遼生さん(ファブリツィオ役)
イタリア人で、純粋で一途な恋をする青年を演じます。1人の人を愛し続ける役をやれて幸せです。僕にとって3度目のミュージカルなんですが、やるたびにどんどん歌が難しくなってると感じて…。でも、作品やキャストの素晴らしさに感激して、その歌の難しさを感じる暇がないくらいです。


鈴木綜馬さん(ファブリツィオの父・ナッカレリ役)
個性豊かなファブリツィオの家庭の家長を演じます。1953年のイタリアが舞台ということで、厳格な父にしてくださいとG2さんから言われています。この作品は、イタリア(ファブリツィオたち)とアメリカ(クララたち)の化学反応を起こしていくんですね。話としては「Boy meets girl」でもあり、またマーガレットの再生の話でもあるんです。この共通意識を持っていますね。
また、歌詞も一言一句、綿密に突き詰めて、G2さんとキャストとで選んで練り上げていくというスタイルでした。1つの作品を作り上げていく過程においていいきっかけだったと思っています。
なんかねぇ…毎日、もっともっとって感じで、ロッククライミング状態なんですよ(笑)。「お前、落ちるなよ」みたいなね(笑)。
また、作曲がリチャード・ロジャースのお孫さんの曲で、それを歌えてみんな幸せいっぱいですね。なんだか稽古場がワサワサしてなくてほっこりしてるんですよ。このチームワークのよさと作品のよさを(記者の皆さんには)ぜひ伝えていただけたらと。本当に1人でも多くの方に、この演劇を体験してほしい、そう思っています。




続けて質疑応答コーナー。「The Light in the Piazza」の音楽性についての質問に対して・・・

島田:本当に音楽がすごいんですよ。きちんとしていて王道的な部分もありつつ、新しいという。でも、「聴いて天国、歌って地獄」、本当に愕然とするくらいのハイクオリティなんですよね。
新妻:リフレインが多用されていますよね。実はクララとマーガレットで同じメロディ同じ歌詞を歌うところがあるんですが、全く同じなのにそこにこめられる気持ちが違うので、同じだということに気づかなかったくらいなんですよ。
また、歌穂さんと最初2人で歌うナンバーに「♪ほらここに」っていうのがあるんですが、それだけでもう飛行機なんてすっかり飛ばしちゃって、もうイタリアに着いた!そんな風に私、なれちゃうんですよ!
島田:や~めなさい(笑)。それってプレッシャー(笑)。
鈴木:もうこんな風にみんなで褒めあってやってます(笑)。この作品では、スキャットあるよね。
全員:そうそう。
鈴木:そういう話、しなさいよ~(笑)。作詞と作曲が同じ人だから、歌詞はないのに「♪あ~あ~」とかって歌うんだよね。聖子ちゃんと小西君、歌穂ちゃんと僕とでそういうのがあります。その中にも、言葉に表せない心の動きっていうのが表されているんですよ。
G2:僕もいいですか?この作品って話がわかってから曲をあらためて聞くと(難しい曲だけれど)スッと入ってくるんですよ。1曲の中に起承転結があるというより、曲の中で心情が大きく揺れるんですね。だから、歌っていて深い芝居を要求されると思っています。

予定では1時間だったインタビューも、時間が押して質疑応答はこの1問のみで終了~。
でも、キャストさん同士の仲のよさ、G2さんへの信頼感が垣間見えた気がしました。
あ、鈴木綜馬さんの指にきらきら光る緑色の指輪発見。おおおお、これはもしやMAの時にされていた指輪!?

そしてお次はいよいよお稽古風景の見学!
インタビューが終わってから、お稽古が始まるまでの間、取材陣は、稽古場の隅の方に案内されたのですが、その間、
アンサンブルさんも加わって、役者さんの方達の軽いストレッチや、発声練習、誰からともなく出演シーンの動線の確認や、
歌のあわせなど、スタッフの方達との打ち合わせなどなど、こういうシーンをみてると、
一つの作品を作り上げられていくって、ほんとにいろいろな方が携わっていて、大変だけど素敵だなぁって思ったりしてみてました。

さぁそしていよいよ公開稽古スタート。

まずは冒頭の「Statues and Stories」。
母娘が旅行にフィレンツェを訪れ、喜びに目を輝かせるクララ(新妻聖子さん)と、少しだけ物憂げな表情を浮かべつつ、クララから目を離さず愛を注ぐマーガレット(島田歌穂さん)。2人の仲のよさが伝わる微笑ましいシーンであり、とても美しいナンバーが披露されるシーンでもあります。
地声を張るのではなく、クラシカルな発声で美しい響きを聞かせるナンバー。
抜群の歌唱力と美しい声を持つ、歌穂さんと聖子さんのハーモニーは物語の世界へグッと観る側を引き込みます。
演じ終わるとすぐにG2さんから動きや立ち位置のチェックなどが入ります。G2さんは片時もじっとしていません。常に演じている役者さんのそばに行き、細かく打ち合わせをしていくのです。

各シーンのお稽古の間、出演されていない方たちはどうしているかというと、各自で台本を見ながら個別のお稽古を進めているようです。その様子を見ながら、G2さんが飛んで行き、都度、問題点を解消しているように見えました。

次は、お芝居がメインのシーンへ。クララとマーガレット、ファブリツィオ(小西遼生さん)とナッカレリ(鈴木綜馬さん)が出会った後。クララとファブリツィオは2人で楽しげに歩き回っていますが、マーガレットはそんなクララが気にかかってしかたのない様子。
しかし、ナッカレリはマーガレットのそんな様子は気にも留めておらず、マイペースに自分の話を続けます。ちょっとアメリカ人であるマーガレットとイタリア人のナッカレリの気質の違いが見えるシーンではないでしょうか。G2さんも2人の会話の中で、あくまでもナッカレリが会話の主導権をもっていってしまうという、そのバランスをとても気にかけているようです。
マーガレットが一旦口を挟むことに成功し、やっとナッカレリのペースを落ち着かせたのに、「英語、お上手なんですね」と言ったことから、またナッカレリのペースに持っていかれてしまう…G2さんの細かい演出が入り、歌穂さんと綜馬さんの間でもそれに基づいた細かい調整がされ、よりリアルなお芝居になっていきました。

このシーンのラストには、ナッカレリがマーガレットに「アクセントがチャーミング」とか「あの子はとても愛くるしい。母親に似て。」と手を取りはけるシーンがあります。そこで、マーガレットのナッカレリに対する警戒心が解けるという流れなんですが、綜馬さんの本来のお茶目さも手伝ってか、ちょっとやりすぎ?な演技があったようで、歌穂さんが思わず吹き出してしまう一幕も。G2さんも笑いながら「ちょっと…」と調整に入るようなことも。綜馬さんは微笑みながら「え~、そうなの~?」とまたまたお茶目に返し、笑いを誘っていました。
ベテランのお2人は、オンとオフ(といっても芝居から離れG2さんの声に耳を傾けるという意味でのオフ)の切替が自由自在で、余裕さえ感じられるほど。でも、オンに入った時の気持ちの流れは、ほんのわずかの動きでも観客に届く…さすがですね。

そして、今度はちょっとコミカルなシーン。ブロードウェイでは、CDを聞いてみるとお分かりのとおり、イタリア語あり、イタリア語なまりの英語あり…そこが、意思疎通の難しさやちょっとしたおかしさを生み、またそれを超えて愛し合うクララとファブリツィオの純粋さにつながるわけですが、さて、日本版ではどう演出するのか。気になるところでした。
ここは…イタリア語あり、イタリア語なまりの日本語で演じられるのです!これがなかなか面白いです、よくできています!
ファブリツィオが、兄嫁のフランカ(シルビア・グラブさん)から英語(=劇中では英語部分が日本語になっているという感じです)を教えてもらうという場面ですが、クララと呼ぶ時ですら少し巻き舌で「クラ~ラ!」となるわけです。文字で表現は難しいですが(笑)、そんなちょっぴり怪しい言葉で、クララと話すために努力するファブリツィオ。「No」「Si」とかイタリア語の台詞もありますが大丈夫です。大事なところはちゃんと日本語です。

ここでフランカから教わったことを生かした台詞が、クララとの会話にあるのですが、ちゃんとチェックしておくと、クララを目の前にしたファブリツィオのドキドキ具合がわかって面白いですよ。「素敵だよ、そのブラウス。」って教えてもらったのに、「素敵だよ、その○○ー○」になっていたりしますから(笑)。

この後、クララが現れてファブリツィオが「クラ~ラ!」とドギマギしてしまうところでアクシデントが!テーブル上にはグラスが二つ小道具として置かれていたのですが、ファブリツィオのあまりの驚き具合に、ガッシャーン!!!テーブルから落として割ってしまったのです。
しばし、皆さん驚きのあまり、呆然とした後、笑いが漏れました。近くに寄っていたクララの新妻聖子さんは、相当ビックリした様子で、「あははは~!これ(グラスが落ちて割れたのが)が一番ビックリした~!」と大ウケしていました。

稽古場の空気が緩んで、すぐにスタッフさん、アンサンブルの方が、ほうきにちりとり、ガムテープで、怪我をしないように破片をかき集め、きれいにしていきました。小西さんは「すみません…」と恐縮(笑)。
でも、掃除が終わるとすぐにまたお稽古場はキュッとしまった雰囲気に。

そして、再度、クララとファブリツィオ、2人のシーンへ。
会話のかみ合わなさ、そしてその中でもお互いの言葉を理解しようと歩み寄る様子は、なんとも純粋で微笑ましいです。ファブリツィオはクララのことをどれだけ素敵だと思っているかを伝えようと一生懸命。クララはクララで、そんなファブリツィオに惹かれ、彼の言葉に耳を傾けます。
そして、自分の耳の後ろにある傷をファブリツィオに見せるクララ。でも、ファブリツィオには、当然それを見ても「傷」としかわからないのです。

このように断片的に稽古をした後、もう一度流してみます。
マーガレットとナッカレリのシーンからクララとファブリツィオのシーン、それぞれの想いが交錯して見えるようなつくりになっています。決して長くはないシーンなのですが、視点が親と子とで行ったり来たりすることで、立場と想いが浮き上がってくるようです。
そして、同じ親同士であっても、クララの秘密を知るマーガレット、アメリカ人のマーガレットと、何も知らないナッカレリ、イタリア人のナッカレリとでは、明らかに壁が存在します。とても、細やかな描写でありながら、観る側が自然に受け止めることのできる表現がなされていると感じました。

ん?この稽古の様子、文章で読むよりも動画で観たいって?
了解です。
そんな皆さんのために、はい、どうぞ!

今日のお稽古は、歌稽古から稽古場を移し、立ち稽古に入って間もない時期のもの。
このように丁寧にお稽古を重ねた約3週間後、
「The Light in the Piazza」の初日の幕があきます。
この作品は、ショー要素が多い作品とも、大河ドラマのようなダイナミックな作品とも異なると思いますが、
きっと、母、娘、父、息子、それぞれの想いに、誰もがどこかしらに共感し、非常に身近に感じることができる、
そしてやがて心にしみるような感動がじんわりと訪れる、そんな作品…ではないかなぁと思いました。
音楽も、今日のお稽古では稽古ピアノでしたが(本番は生オケ)、
クラシカルな楽曲で全編が綴られていることもあり、
ピアノで聴くだけでも心地よかったです。
わずか10公演の「The Light in the Piazza」。この機会をぜひお見逃しなく。
(チケットの取り方を知りたい方は、一度 管理人宛にメールにてご連絡下さい)

最後に、今回の稽古場訪問は、抽選でおけぴのユーザさんも一緒にお伺いしました。
その方達からいただいた感想も少しご紹介しておきますね。

お稽古なので、本番のように全力を出し切って歌っている訳ではなく、少し抑え気味なのですが、 それでも、歌穂さん・聖子さんのデュエットは本当に響きがきれい! 特に聖子さんは、楽曲の高音部、それから普通に台詞を話しているだけで (レミの某プリンシパルさんがおっしゃっていた表現ですが:笑) 文字通り、「鈴を振るような声」。 今まで、NARUTOや、エポニーヌで拝見した時にはさほど思わなかったのですが、 今回改めてそう感じました。 ベガーズ・オペラで歌穂さん・笹本玲奈さんのデュエットに感動したように、 このお二人のデュエットが聞けるだけでも贅沢な幸せでした。
また歌穂さんと綜馬さんのやり取りが絶品! 最近「タイタニック」の通信士ブライド、「マリー・アントワネット」 のオルレアン公というちょっと個性的な役柄、 あるいは「エリザベート」の皇太子(皇帝)の貴族的な印象が強い綜馬さんですが、 色男を演じたら、本物のイタリア男性に勝るのでは…と思うほど、 ファンにとっては「はまり役」が期待できそうです! ごく短いシーンなのに、歌穂さんへのアピールが余りにも 力強く伝わってきて、G2さんに、「ここはまだ出会って間もなくだから、 感情が芽生えたばかりの感じで、もう少し抑え目に…」とチェックが入るくらい(笑)。 「つい、自分に引き寄せちゃって…」というチャーミングな綜馬さんでした。 聖子さんもそうですが、綜馬さんも、歌ではなく、台詞を話しているだけで 美声にうっとりしてしまいます。
続いて、フランカから習い立ての英語で一生懸命、クララに 気持ちを伝えようとするファブリツィオ。 「曲が難しい」とお話ししていた小西さんでしたが、 サビの高音の部分も甘い声が活きていて、聖子さんとのデュエットが これもまた聞き所だと思います。 もっと長くこの作品を見ていたい!!と名残を惜しみながら 見学時間は終了しましたが、本番がいっそう待ち遠しく、 わくわくさせられた稽古場見学でした。
  (Kさん)
高校や大学で演劇をしていたので、純粋に芝居を作り上げていく工程を久しぶりに見て肌で感じて、すごくわくわくしました。 なにかをみんなが総力あげて作り上げていくって本当に素晴らしいですね。 役者さんがそれぞれ面白くて、でも稽古ではどこまでも真剣で、ついつい見入ってしまいました。 特に、本人が話しているときじゃなくてツッコミいれているのが楽しかったです(笑)
12月にはなんとしても見に行かなければ!と心に決めました。 や、2回は行きますが、あと1回くらい行きたいなぁ、と。
  (Yさん)
BW版CDを何度も聴きこんでいたので、 オーバーチュアからはじまり実際に歌穂さんと聖子さんの デュエットを日本語詞で聴けたときには感動の嵐でした。 ほんの少しのシーンを観ただけでもう本公演を観なきゃ!という 気にさせられました。 (実際に何度も観るためチケット購入済みですが(笑)) BW版では英語とイタリア語で演じられていた部分を 日本語ではどう表現するのか疑問に思っていました。 が、この公開稽古を通してその謎も解けました。 1つのシーンだけでも役者同士で話しあったり 都度G2さんから指示が入ったりと進めるためには 相当な時間がかかるのだなと 今まで出来上がったものしか観た事のない お客側専門の私は初めて知りました。 そして一つのチケットも無駄にはできないなと 改めてそう思いました。 貴重な体験の場を与えてくださり、ありがとうございました。   (Mさん)
今はキャスト・スタッフともに生みの苦しみの真っ只中といった印象を受けました。でも、明らかに素晴らしい到達点が全員に見えていて、それをさらに高い位置に押し上げようとするが故の苦しさという感じです。
インタビューで歌穂さんが、作品の難しさ、深さに触れた時、少し目がうるみ赤くなったように感じたのは私だけでしょうか。そして、隣に座っていた娘役の聖子さんもそれに同調してちょっと瞬きを多くしていたような。
キャストの方たちが、この作品の持つドラマに魅せられ、難曲ぞろいという歌だけに限らず、その歌を通して表現しなければならない、心情の部分と格闘している様子がうかがえました。 歌と芝居が融合してこそのミュージカル。実力派キャストの思い入れをうかがい知ることのできるご挨拶でした。
  (おけぴスタッフ akki)


今回の取材のフォトギャラリーもどうぞ(おけぴスタッフakkiのサイトに飛びます)


公演情報:

The Light in the Piazza
2005年トニー賞6部門受賞作
2007年12月7日(金)~16日(日)
@ル・テアトル銀座
チケット:全席指定 11,000円
※ 12/10-14 の公演はアフタートークイベント有
出演:
島田歌穂 新妻聖子 シルビア・グラブ 小西遼生 鈴木綜馬
寿ひずる 大高洋夫 久保酎吉 佐山陽規 平澤由美
篠原正志 横山敬 右田隆 染谷妃波 中川菜緒子 一井優希 大貫杏里

supported by タマホーム
主催・企画・製作:フジテレビジョン

公式HPはこちら


構成・レポート:akki、映像:吉田大紀、監修:山野上寛

2007年11月16日

07/11/16 THE SECOND LIFE@宝塚バウホール

2007年11月16日(金) 14:30
宙組バウ・ミュージカル
THE SECOND LIFE
い列27番@宝塚バウホール

い、いってきました!
天使のような綺麗な声に魅せられた和音美桜さんと、
これまた素敵な歌声の北翔海莉さんが主演のミュージカル!

友の会先行で外れ、プレリザーブでも外れ、
一般発売では即完売で太刀打ちできず。。

そんな時は、頼りになりますおけぴ
蜘蛛女のキスの投稿の詳細欄に、
「THE SECOND LIFE もお譲りできます」
という文言を発見して問合せをして、
譲っていただきましたー!

しーかーもー!届いたチケットはなんと「い列27番」。
2列目上手側♪ 大興奮の中宝塚遠征いってまいりました。

初、バウホール。
こじんまりしたいい感じの劇場ですね。
上手側の席だと、スピーカーからの音が最初だけ
少し気になりましたが、もう途中からは全然気にならず。

しかも今回、上手側に、ルシア(和音美桜さん)の部屋(ホテルの部屋ですね)
のセットがあるので、上手側はまさに特等席♪

この部屋から出てきて、舞台中央でジェイク(北翔海莉さん)がピアノで(実際に!)
昔の恋人が乗りうつったように弾き語りをしてることにはっと驚くシーンに
グググググググッじーんときちゃいまして。
北翔さんのピアノがこれまた優しい音色で、それにぴったりと歌あう~。
ほんとに素敵な歌声。しかもこのメロディが頭に残る。
特に2幕後半の弾き語り、そしてカーテンコール後のあのワンフレーズサービス♪
帰り道、駅に向う花のみちでずーっと頭の中でリフレインしてました。
北翔さんは、前半の超かっちょいいプレイボーイぶりと、マークホワイトが
乗り移った後のギャップが、とっても楽しい!私としては、もっともっと
前半のプレイボーイぶりを堪能したかったけど。。「そんなクレイジ~な」
といってロゼ注文するシーンやベッカムキックのしぐさがもう頭に焼き付いてます。

和音美桜さんは予想してたほど聴かせまくりという印象ではなかったんだけど、
演技やお芝居の声も堪能できて、とっても幸せでした。
怒った和音美桜さんの声がまたかわいー♪
また北翔さんとのデュエットシーンの歌声に陶酔~。
ほんとに高音部が素敵すぎます。全身で歌声に浸らせていただきました。
CD出してくれないかなぁ。。

その他の方達もほんとに楽しい見所満載で、
ドン・ヴィンセントの汝島伶さん、まさにボス!
座ってるだけでめっちゃ絵になる。しかもこのボスのポリシーがまた面白い。
初めて撃った一発でジェイクを守ったボス、ますます気にいりましたぜボス!
そんなボスがどたどたした感じの神様役もしてるのですが、この神様が
これまた実に愛らしい。こんな神様だったらいいなぁと思ってしまった。

ケイロ・ミラー役の美風舞良さん、ルシアとのコンビ度がとってもいい感じ。
笑わせていただきましたー。公演プログラムのお写真の印象と全然違ってこういうのも
新鮮なギャップで楽しいです。

ルイジ役の八雲美佳さん、女装シーン、いいっ!
「失礼します」、さいこー。やってることかなりひどいけどなんか憎めません。

二幕ラストのカゲソロの百千糸さんの歌声もとっても素敵でした♪

で、ケリー・スレーター役の早霧せいなさん!
とっても綺麗で美しい男役! アイラの誕生日にプレゼントするシーン、ほんとに一途な思いが
いい感じで、あのシーンだけでももう一回観たいくらい。
このシーンの後の客席拍手も温かかったー。
そしてこのケリーのケリーズブートキャンプ最高!
最初は正直ちょっとビリーネタは古いかなって思ったんだけど(劇中にもつっこみ有)、
このケリーズブートキャンプが後半にいくに従ってどんどんバージョンアップ、
最後の宝塚版超豪華客席降り付ケリーズブートキャンプ、めっちゃ楽しかった!
ぜひこれDVD出してほしい!買います!!

ミュージカルのお話自体は、出だしがちょっとスロースタートな感じ
だったけど、もうすぐにぐいっと引き込まれて、笑いあり、
じーんとするシーンあり、でとってもポップで楽しいミュージカルでした。
最後そうきますかと、いや、でもハッピーでいいと思います!!
最後の最後のシーンも、あ、このシーンだったのかぁと。。

これ、宝塚を初めて観るという人にもとってもおすすめ。
(男性少ないかなって思って席についたら、
センターブロックの補助席最前列がおじーちゃん達の団体っぽかったのにびっくりしました)

ぜひ東京にも来て欲しいなぁ。
DVD、もっちろん買います!

07/11/16 蜘蛛女のキス@梅田芸術劇場

2007年11月16日(金)19:00
蜘蛛女のキス
1階20列20番@梅田芸術劇場

今月はマチソワが多いなぁと思いながら、
THE SECOND LIFE の余韻にひたりながら、
阪急で梅田芸術劇場へ移動。

で上演時間を確認すると。。。
おおおお、な、ながいぞ。
19時開演で終演22時10分。
さらに、休憩が15分(短っ!)
一幕1時間45分の後の休憩15分は
ちょっと短すぎとちゃいますかねぇ。

カテゴリはミュージカルとのことなんだけど、
印象としては歌付ストレートプレイみたいな印象。
動きが少なく、セットもほぼ固定で、舞台全体が終始暗く、間が長い。
(もっと近くで、小さい劇場で観てたら印象違ったかもですが)

そして演じ手のテンションがずっと同じような感じで盛り上がりという
盛り上がりもなく。。そう、ミュージカルっぽくないんです。
歌のフレーズがこれまた全く印象に残らない。。

拷問シーンとかもかなり重くて。。
あまりその背景を知らずにこうした人の存在自体を否定し
虫ケラのように扱う場面っていうのは観ててかなりつらいものがありました。。
(事前予習してたらまた印象違ったのかもしれませんが。。)

キャストの方達は、うーん、うーん、いずれのキャラにも正直陶酔できず。
ただ、朝海ひかるさんは、その存在自体が美しすぎでした。
あの妖艶なダンス、思わずオペラグラス♪
でも、その存在の意味がちょっとわからず。。

とにかく1幕が長かった。2幕はちょっと内容に
変化も出てきてそこそこ楽しめましたが、
最後。。。
頭の中で結局「?」というのが残ったまま終わりました。

劇中、少し外した時に、あらま生オケ?って思ったりはしましたが、
うーん、生オケの良さもあまり伝わってこなかったです。

2007年11月17日

07/11/17 ウーマン・イン・ホワイト ゲネプロ@青山劇場

2007年11月17日(土) 18:00@青山劇場
ウーマン・イン・ホワイト オケ稽古場レポ/ゲネプロレポ
by おけぴスタッフ akki

私がNY遠征にいく前夜、都内某所でミュージカル指揮者の塩田明弘さんと
お話させていただく機会がありました。塩田さんは、先月のイーストウィックの
魔女たちでの開演前パフォーマンスや、
二幕(いつの間にか)着替えて指揮棒を振っていたり、
ミーマイでのノリノリの指揮など、「踊る指揮者」として
ご存知の方も多いと思います。
塩田さんのプロフィールはこちらメルマガ月刊シオタクターもオススメ)

お話していて、塩田さんのミュージカルへの思いがほんとーに
たくさん伝わってきました(その時のレポをおけぴスタッフの
akki がまとめてますのでこちらをご参照下さい)。

そんな塩田さんから、今月18日に開幕するミュージカル
「ウーマン・イン・ホワイト」のオケ稽古場にいらっしゃいますか
というとても嬉しいお誘いをいただき、
私管理人はちょうどその時NYで観劇三昧
をしていて残念ながら参加できなかったのですが、スタッフのakkiが潜入!
こちらも貴重な塩田さんの稽古風景など満載ですので、たっぷりとご堪能下さい。
「ウーマン・イン・ホワイト」オーケストラ練習現場レポ by akki

そして塩田さんから、ウーマン・イン・ホワイトの見どころや音楽監督
としてのコメントをいただいてきました!

Q.「ウーマン・イン・ホワイト」の見どころは?
アンドリュー・ロイド=ウェバーの音楽はもちろんですが、サスペンス、恋愛、冒険活劇が入り混じったお話だという点ですね。音楽そのものも芝居をし、そして、私たちに謎を問いかけるという作りになっていると思います。

Q.ロンドン版「ウーマン・イン・ホワイト」と日本版の違いは?
演出はロンドン版と全く違います。
ロンドンでは舞台装置がなく、全て映像で行われていたんですね。でも、日本では全て装置を使って、スリリングなドラマに合わせ、セットの転換を行っていきます。

Q.オーケストラの編成は?また音楽監督として気をつけている点は?
普通、ミュージカルのオーケストラというと弦楽器ではバイオリンが入っているのですが、今回は重厚なオペラっぽい感じで見せようということで、バイオリンはないんですよ。弦楽器は、ビオラ2人、チェロ2人になっています。他には、キーボード3台、ホルンが2人、パーカッション、ベース、フルート、クラリネット、オーボエといった構成です。
また、音楽面ですが、物語の進行に合わせた音作りがされているんですね。この作品には、いろんなジャンルの、美しく感動的でロマンティックな音楽が詰まっています。ですから、本当に僕たちがやらなくちゃいけないことは、「芝居と音楽をどれだけ融合させるか」、これに尽きると思っています。

Q.オーケストラはどこで演奏するのですか?
今回はオーケストラピットではなく、舞台上の5メートルくらいの高さのところで演奏しますよ。

Q.観劇好きのおけぴユーザーに一言
「ウーマン・イン・ホワイト」はロイド=ウェバーの音楽の優美さ、ロマンチックさを感じていただき、キャストの皆さんの歌・芝居、舞台転換、証明、全てのものを楽しんでいただけたらと思っています。ぜひ、青山劇場に1度だけでなく2度、3度…と足をお運びください。お待ちしています!

※スタジオ撤収作業中の収録のため、周囲の音が入ってしまい、塩田さんの声が聞き取りにくい部分があります。ご了承ください。

ミュージカルの楽しさを知っていただきたくて…と動画コメントのラスト近くにもありましたが、「ウーマン・イン・ホワイト」でもトークショー開催が決定!もちろん、塩田さんが司会を務めます!
この回のチケットを持っている方は全員トークショーを楽しめますので、ぜひ足を運んでみてくださいね。「ウーマン・イン・ホワイト」のトークショーではどんな楽しいお話が飛び出すでしょうか!akkiは28日ソワレ観劇です!当然トークショーまでバッチリ見てきますよ!

■「ウーマン・イン・ホワイト」トークショー開催■
・11月20日(火)19:00開演の公演終了後
登壇者:笹本玲奈さん、別所哲也さん、石川禅さん、光枝明彦さん
司会:塩田明弘氏(音楽監督・指揮)
・11月28日(水)19:00開演の公演終了後
登壇者:笹本玲奈さん、神田沙也加さん、石川禅さん、山本カナコさん
司会:塩田明弘氏(音楽監督・指揮)

★「ウーマン・イン・ホワイト」
11/18(日)~12/2(日) 青山劇場
12/22(土)~12/23(日) 愛知県勤労会館

そしてなんと昨日のゲネプロ、こちらもまた管理人大阪遠征につき
超残念ながら参加できなかったのですが、おけぴスタッフakki が潜入してきまして、
ゲネプロの様子もレポートしておりますので、どうぞご参照下さい!
私は千秋楽に観にいく予定です。

ウーマン・イン・ホワイト ゲネプロレポ
ウーマン・イン・ホワイト オーケストラ稽古場レポ

2007年11月20日

07/11/20 モーツァルト!@帝国劇場

2007年11月20日(火) 17:45
モーツァルト! 井上君初日
1階Q列45番@帝国劇場

数年ぶり、初演以来のモーツアルト!
いやー、やっぱりいい作品ですねー。盛りだくさん!
アンサンブルの豪華衣装シーンは、観てて贅沢な気分になれます♪

まず歌声で聴かせてくれたのはヴァルトシュテッテン男爵夫人の香寿たつきさん。
いいっ!”星から降る金”最高!
1幕で、おとぎばなしを聞かせましょうのシーン、下手から椅子を出してきて
一言話すあの高橋由美子さんナンネールのつなぎ、うまいー、
雰囲気作りがめちゃめちゃ見事です。ナイスアシスト!そして香寿たつきの美声♪

コロレド大司教の山口祐一郎さん、ほんと、やっぱり、すごい存在感。
でーんと構えてて、惹き付けられる魅力、オーラ満載。
道中のトイレシーンは、今回もやりすぎちゃうのんくらいの演技。
ま、観てて、ふっと抜けるのでこういうのも楽しいです。

レオポルドの市村正親さん、いやー、お父さん、
前に観た時以上に、父親の熱い想い、感じました。
モーツァルトを見つめる目線や台詞に込められた思いみたいなのが
びしびし伝わってきます。そして低音、市村さんの低音の歌声がとっても素敵♪

シカネーダー吉野圭吾さん、楽しすぎ!
登場シーンで、構えてる時から、もう気持ちはワクワク。
客席手拍子が一気に起こったのにはちょっとびっくり。
全体の中にいる時も動きがキビキビしていて
すらっと背が高くて足も長くて、ほんと見てて気持ちいいです!
実際のオペラ魔笛でパパゲーノ、吉野さんにやってほしい~。

アンサンブルでは、ウェーバー一家の徳垣友子さんのノリが楽しすぎです。
舞台下手で踊る時も、はじけ具合がとっても豪快で面白い。

そして魔笛シーンの夜の女王のやまぐちあきこさん。
ハッ・ハッ・ハッ・ハッ・ハッ・ハッ・ハッ・ハッってのが続くのですが、
いい声だった!私、この後の部分が好きなんですよねぇ。あぁ続き聴きたい~。
※11/28追記:これ、録音のようです。最後の部分明らかに”あえて”歌ってない感じでした。。
ちなみにモーツァルトの魔笛は、ほんとにオペラとはいいつつも、
当時は多分考えられないくらいPOPな、ほんと衝撃的なオペラ
だったんだと思います。パパゲーノとパパゲーナのシーンとかめちゃめちゃ楽しいし
曲もほんとに面白いのです。夜の女王のアリアといい、モーツァルト、ほんと、天才!

コンスタンツェのhiro さん、
現代っ子風の女の子って感じで初々しさもあって、ほぉぉぉと。
(パンフレットではそのまんま hiro さんって感じですが。。)
ただ、「ヴォルフガング」ってモーツァルトに向って話す時、
どうしても棒読みというか感情が無く不自然に聴こえてしまうのが残念で。。
歌声は、気持ちよくスポっとはまる部分とかすれてつらそうな部分があったりしましたが、
公演後半、特にお芝居面でどんどんよくなってほしいなぁと。。
あ、ピアノソロで歌い始める”ダンスはやめられない”は、
オケピのピアノさんがかなり緊張してるように聴こえました。。。
ここはちゃんとピアノ弾いてあげんとねぇ。

オケピといえば、タンバリンの音が好き。気持ちいい♪
長谷川友紀さん?)

モーツァルトの井上芳雄さんは、もう安心して観てられるというか、
より役に入り込んでる気がしました。
動きもなんか綺麗だし、髪型もかっちょいいっ!
群集の中で歌う時は、歌声がかきけされちゃう感じで、あぁ声が聴きたいーと思っちゃいますね。

ナンネールの高橋由美子さん、さすがです。前半の私はプリン~セス~での部分はちょっと
元気ないように感じましたが、後半はもう魅力されまくり。最後のエンディングのながーい間もよかった!

そう、今回の舞台、TV放送だったら放送事故になるくらいの長い間がいっぱいあったのも印象的でした。

(初演時しか観てないので、再演を知らないのですが)
背景の美術とかも、結構変わりましたね。

アマデの野本ほたる君、女の子みたいなかわいらしさと
男の子のきりっとした感が両方あって、いいっ♪ アマデいい~。
※追記:野本ほたる”ちゃん”でした。女の子だったんですねー!
楽譜を一生懸命書いたり、とことこ歩くさまや、男爵夫人が歌ってる時の
あの前かがみ、いい、いいねー。子役全パターン観たいなー。
カーテンコールになってはじめてみれるアマデの笑顔がまたかわいー。

シルヴェスター・リーヴァイさん、なんとカーテンコールで日本語挨拶!
しかもめっちゃお茶目な感じ。市村さんと手つないで
幕降りきるまでしゃがんで手ふりまくり。いいキャラだー。
こんなすごい音楽作っちゃうのにー。

今日は公演2日目だからかそこまでの一体感や感動は味わえなかったけど
(なのでまわりのアンサンブルさんの表情とか中心に観てました)
これから一ヶ月半の間に、どこまで盛り上がっていくか楽しみです!
次は来週観にいく予定です♪
今度は中川君モーツアルトだー!!

p.s. 公演プログラム、ヴァルトシュテッテン男爵夫人のページだけやたら色あせて見える

2007年11月22日

07/11/22 欲望という名の電車@グローブ座

2007年11月22日(木) 19:00
欲望という名の電車
2階B列11番@グローブ座

久々のグローブ座
相変わらず、新大久保の駅からの行きかたが
よくわからず、若い女性達の流れについていったら着きました。

作品に対する予備知識なしで観劇。
出だし、見知らぬ男(永島克さん)
な、なぬ、フ、フランス語?、となにやら不思議な雰囲気。
この不思議な雰囲気を持つ見知らぬ男、見えない存在みたいな感じ
のようだったので、トートみたいなものなのだろうかと思いながら観劇スタート。

ブランチ(女装です)役の篠井英介さん、気品があり、まさにお上品なご婦人!
途中から女性にしかみえなくなってました。。。

そしてその妹役の小島聖さん、目力がすごい~!
目や動きから放たれる力が私の席までがんがん飛んできて、
感情もびしびし伝わってきて涙出そうになったり。。
ブランチへの想いとスタンリーへの想いの間で生きる様子がお見事。

そして北村有起哉さん!!うぉぉぉぉ!!!
ひとつひとつの挙動から、あの狂ってなぐるシーン、目がいっちゃってて、
ポーカーシーンとかも、ほんとにはまってる感出てるし、
”迫真の演技”みたいな言葉では表現できないくらい、ひきつけられました。
そして、なんというか透通った感じで魅せられるんですよね。
ステラが惚れたのがわかる、みたいな。
また彼が出てると場が締まって、まったく見飽きない。
ドアの外で、中の様子をうかがってる時の表情とかも、いい~
(特に車の下にもぐって汚れた作業着で聞き耳たててる時がいい!)

感情をストレートに出すスタンリーは、ブランチに対しては
ひどいことしてるようにみえるんだけど、その感情をじゃぁ
押し殺したらどう展開するのだろうとか、いろいろなことを考えながら観てました。

上の階に住む星真由美さん、いい味出してますねぇ。。雰囲気完璧。

ブランチの相手役ミッチ(伊達暁さん)は、あの素朴感や挙動、
へりくだったように首を前にひょこひょこする動きとか、
雰囲気が他の人といい意味で違っててあってたなぁと。
ただ、二幕ラストで、ブランチが連れて行かれる時、ブランチがドアの
ところまできた時、カードゲームに興じてるテーブルで、うつむいてたミッチが
一瞬目線をスタンリーに向けたんだけど、それがやたら気になってしまい。。
あの一瞬の目線はなんだったんでしょう。。。

このラストシーンですが、スタンリーがブランチを舞台上手で
ベッドに押し倒した後の暗転後。。

ステラの服、ん、喪服。。。?
あれ、ブランチ死んだ?
と思ったらブランチ真っ白い衣装で登場
(めっちゃ綺麗。ほんと女性にしかみえない)
そのブランチにお迎えの一行登場。
と、そのお迎えの中にあの冒頭の男(見知らぬ男)。。。
ん?ブランチにこの男が見えてるということは?
ステラ喪服?ということは、ブランチ死んだってこと?
それってスタンリーが殺したってこと???
お迎えを拒絶したのは、死の拒絶?
でも受け入れた?

と思って帰ってネットで検索して wikipedia 見たら、
精神病院に連れてかれたとか書いてある。なんと。
確かに、そういう流れがそういえばあったようななかったような。
ということは、あのシーンはあの男性陣には
やっぱり見えていたということか。。
ってなことをあれこれ考えたりしてました。

キャストから伝わってくるものがすごいので、それらの感情や気を
3時間、全身で受け続けるのでかなり重いけど、満足度はとても高い舞台。
最後のカーテンコールの篠山さんの笑顔に少し救われた気がしますが、
観終わった後、思ったことを言い合えるような人と観るといいなぁと。
すると、なんというか、3時間受け止め続けた何かを少し開放できた感じがしました。

このグローブ座の大きさもちょうどいいですね。
(ただ今回の2階下手側席だと、ちょうど舞台下手のドアの下の部分が全く見えなくて、
そこでやりとりされる様子が完全に視界外だのがちょっと残念でございました)
ライブのよさってのがすごく実感できるし、
セットの転換なども一切ないのに、とても引き込まれます。

ちなみに、今日は、篠井さんと小島さん、(あまり気にならない程度に)
ちょこちょこ台詞咬んでましたが、台詞咬むのって伝染するんだなぁって
なんとなく思ってたら一緒に観た友人も、同じこと思ってたようです

2007年11月25日

07/11/25 花組芝居忠臣蔵稽古場レポ

2007年11月24日(土) 16:30
花組芝居20周年記念公演第四弾
KANADEHON 忠臣蔵 通し稽古

花組芝居さんの20周年記念公演のラストを飾るこの忠臣蔵。
なんと忠臣蔵の全11段を2時間半で上演!!

通し稽古を見せていただけることになって行ってきました♪

通し稽古、もう私は最初っから引き込まれました。
とにかくテンポ感がとってもいい!気持ちいいくらい。
お、このシーンは!?

普通、歌舞伎や文楽でも全11段ともなると丸1日使っての公演なのに
今回の花組芝居はそれを休憩含めて2時間半でやっちゃおうというもの。
なのに、全11段を急いでやってる感じはまったくなく、
逆に、一つ一つのシーンを丁寧に、かつ転換なども非常にテンポがいいので
(セット(今日は板だけでしたが)の動きがスムーズで気持ちいい!)
気がついたら、1幕が終わっていた感じです。
そして休憩もあっという間(通し稽古でもちゃんと休憩時間が入るんですね)、
2幕は、もうラストは、ヒートアップ!
ドカッ、バタッ、ビシッ、シャーッ、ビシッ、シャーッ、バシッ!
気持ちいい~。繰り返し見たい!

ここで、通し稽古の動画を一部お見せしましょう!!
動画まず最初は各務立基さんと植本潤さんの逢引。
植本潤さんの女形がですね、めーちゃーめーちゃーかわいー!!!
今回の演目も、彼女(!)の見どころもまさに満載!
初めて観る人も、植本さんのお茶目なかわいらしさには
きっと微笑んでしまうこと間違いないし!
(台詞の声のトーンがこれまたキュート)
そして二つ目は水下きよしさん、かっちょいいです!
ちなみにこのシーンの後、さらに水下さんのかっちょいいシーンがございます。
動画みっつ目は、大井靖彦さんと堀越涼さんの初々しいカップル♪
堀越涼さんがこれまた綺麗~。くねくね度や動きにもご注目。
(このシーンで舞台端っこでみてらっしゃるのは与市兵衛の磯村智彦さん!)
動画よっつ目は、加納幸和さんと堀越涼さん、加納さんのちょっとした
表情とか腰の動きとかがほんとにかわいらしい色気がある!!
そしてそして2幕後半、この後がめっちゃすごい!気持ちいい!
がそれは本番観てのお楽しみ!ということで、
最後、ここから!ってところで動画終了してます♪

一人何役もしたり、一瞬だけでてきたり、動物になっちゃってたり、
男役の人が女役をしたり、早替えも満載、鬘の数もたっくさん!
衣装の数にいたっては、合計23人の役者さんでなんと70着!
きっと、全11段見終わった頃には、私あの人のファンになった!
って人が何人も出てきてるはず!

各シーンごとに、スポットがあたる人が異なるので、
花組芝居のいろーんな役者さんが楽しめます。
しかも役者さん、みんなキャラが濃いので、
一度印象に残ったらその後もずっと脳裏に焼きつく方ばかり。
(今日みて私の脳裏に焼きついたのは与市兵衛(磯村智彦さん)!!)

男性役の方達は、きりっとしたモードとゆるーいモードの切り替えが見事だし、
女形の方からは、ほんとに妖艶な感じが漂ってきました。

本番では、今日見たものに、
美術(とても華やかで奥行きがあるとのこと!)、
音楽(義太夫三味線とアフリカンミュージックのコラボ!)、
衣装(松竹衣装による本物の衣装!、その数70着!)
が加わったらと思うとワクワクワクワクワクワクワクワクします。

公演は11月30日から。
私も初日に観にいこうと思ってます。

そして最後に、加納さんからメッセージいただきました♪

◆ 公演概要

脚本:石川耕士
演出:加納幸和
出演(予定):
 加納幸和 水下きよし 原川浩明 溝口健二 山下禎啓
 植本潤 桂憲一 八代進一 大井靖彦 北沢洋 横道毅
 嶋倉雷象 高荷邦彦 各務立基 秋葉陽司 松原綾央 磯村智彦
 小林大介 美斉津恵友 堀越涼 谷山知宏 丸川敬之 二瓶拓也

公演日程:
 東京(世田谷パブリックシアター) 2007/11/30-12/9
 新潟(新潟りゅーとぴあ劇場) 2007/12/14
 大阪(イオン化粧品シアターBRAVA!)2007/12/22-23

参考:花組芝居 忠臣蔵
忠臣蔵稽古日誌 | 見どころ | 人物相関図

チケットをまだ買ってない方は、よろしければ管理人までご一報下さいませ!

2007年11月27日

07/11/27 ねぇ、夜は誰のためにあるの?稽古場レポ

2007年11月27日(火)13:00~
「ねぇ、夜は誰のためにあるの?」通し稽古見学
@都内某所稽古場

★11/30のゲネレポ、おけぴスタッフakkiのブログに掲載中♪舞台写真もあるよ~

11/30(金)~12/2(土)まで博品館劇場で上演される「ねぇ、夜は誰のためにあるの?」。
絵麻緒ゆうさんと水谷あつしさんの二人芝居のこの舞台、元恋人同士が久しぶりに
再会を果たし、またかつての想いがよみがえって…というお話だけに、
お稽古にお邪魔するのもかなりドキドキ。

お稽古場にはホテルの室内のセットが組まれ、向かって両サイドにスタッフ席が設けられ、
演出家の竹邑類さん、翻訳の上野火山さんはじめ、
照明、音響担当の方もいらっしゃいます。
そして、この通し稽古を、まさに特等ステージ席にて拝見してきました。

絵麻緒ゆうさん、赤い服がとってもお似合いで一目見た瞬間心臓がびくっとなりました。
そしてまた稽古中以外の時の自然体さにとっても素敵!♪

通し稽古は、1幕1時間、2幕45分、ほんとにもー引き込まれまくりでした。
ロンドンで3年前にヒットしたストレートプレイ、せりふ劇です。
台詞のはまり具合(びしびし感じます)とテンポ感、お二人の魅力!
そしてお二人の表情(目での演技、絵麻緒さんの足の動きから読み取れる感情、
思いがびしびし伝わってくる唇のかみ締め具合など見どころ満載♪)。
元恋人同士の、微妙な心理的かけひきにどんどんのめりこんでいきます。

二幕はそれこそあっという間。そしてラストは・・

今回は通し稽古を見て涙が止まらなくなっていた
おけぴスタッフの akki の言葉そのままでレポートをお届けしまーす♪


【ストーリー】

久しぶりの再会をホテルでの食事で祝うアダム(水谷あつし)とリンディ(絵麻緒ゆう)。
リンディがとったホテルの一室でそれぞれの家族、今の生活について話す2人。
でも、10年前は恋人同士だった2人。
どこかしらぎこちなく、オブラートに包んだような会話が、
少しのときめきと緊張感をもって交わされていく。
やがて、消息のわからなかった10年間の出来事が、お互いに少しずつ見えてくる…。
ニューヨークでアダムの前から突然消えたリンディ。
アダムはアダムで、リンディはリンディでお互いを思い切れなかったのに、
時のいたずらでそれを知ることはなく…皮肉にも10年後のこの夜、知ってしまうのだった…。
本当は別れたくて別れたわけではない2人。いまや別々に家庭を持ちつつそれぞれが問題を抱え、
かつての輝きは日常生活には見出せない。
でも、この2人でいると違うのだ。かつての夢さえも実現できそうに思えるほど。
やはり、お互いにとって特別な2人…でも、そう分かっても何ができるというのか…。
徐々に心情を吐露していくリンディ。それに翻弄され取り乱すアダム。
全てをさらけ出した時、2人の手に残るものは何なのか…。


ホテルの一室での出来事なので、2人はずっと舞台に出っ放し、しゃべりっぱなしです。
しかも、10年ぶりに再会した、以前は熱烈に愛し合った恋人同士。
微妙な心理の駆け引きが、会話、仕草、表情から伝わってきます。
実は、自分に置き換えながら、途中から観てました。以前に付き合った人と結婚後、
2人で会うことがあったら、私はどうなるんだろうと。
まあ、私の場合、スッパリ切れているのでそういうことはないですが(笑)。
でも、アダムやリンディの一言一言がリアルで、ちょっと考えてしまうんです。
非常にテンポのある台詞運びで、1時間弱のひと幕があっという間!
しかも、翻訳劇ですが、すんなりと言葉が入ってきます。
人物や場所は海外のものですが、それよりも、ひとりの男と女が交わす会話としてとても自然なんです。
本当に水谷さんがアダム、絵麻緒さんがリンディ…そのものに見えたんですよね。

最初、この舞台の概略を知った時、不倫ストーリーだと思いました。
正直、ちょっと苦手なお話だったらどうしよう…そんなことも思いました。
でも、この作品の本質は別のところにあります。
男と女が特別な関係になるにあたって、避けては通れない問題、
肉体的な愛と精神的な愛、性と心の両面からの愛を捉えているんですね
(演出家の竹邑類さんもおっしゃってました)。
セクシュアルな表現も出てくる(時にはコミカルさも交えつつ)のですが、
逆にそれが嘘や作りごとではないと感じさせてくれます。
そして、「私は」ですが、アダムとリンディの関係については…受け入れられたんですよね。
安易な関係、選択とは思えなかったんです。

そして、一方で自分自身の受容というものも描かれています。
リンディは、2幕であることをアダムに告白します。
リンディは、大きな危険を冒してアダムに会っていたのです。
アダムにさよならを告げれば、
リンディは再び「たいくつで何もない世界」「灰色の生活」
(これは、リンディのある症状を抑えるために処方された薬によるもの)に戻り、
そのために夫のヒューとともにいることになります。
この10年の間、積もりに積もったものがリンディ自身を苦しめ、
生きることから遠ざかるような生活にまで至った、あまりに悲しすぎました。
幸せになろうと結婚したはずが、自分を隠し続ける、偽り続けることになってしまっていたなんて。

アダムとリンディの行動の受け止め方は人それぞれ、
エンディングの解釈も人それぞれだと思います。
でも、リアルな男女の「愛」に、正面から切り込む舞台は、
私にとってとても新鮮でした。

先ほども触れましたが、何より役者さんがほんとにアダムとリンディにハマっています!
アダムはちょっとオシャレでちょっとお茶目で、きっと一緒にいて楽しい男性。
でも、苦しいことは表に出さず、仕事に打ち込むことで昇華してきた感じに思えました。
ただ、本当は一息つける、羽を休める場所を求める、普通の人。
リンディは、パッと見、強気で魅力的、少し強引なところがあるかもしれませんね。
でも、一方で誤解を恐れ、本当の自分を見てほしいと支えを求めるもろさもある女性。
求められたことを過剰に応えようとしてしまう女性なのかもしれません。
私にはこう見えましたが、本当の水谷さん、絵麻緒さんとどれくらい共通点ってあるんでしょうね。
水谷アダムのラストシーンでの髪を振り乱しながらの激白、
絵麻緒リンディの2幕後半での告白とアダムに抱きつく際の表情…これらがとても印象的でした。

お2人のファンの方だけでなく、
とことん人を愛したことのある人に特に観てほしい…そう感じた味わい深い舞台です。

そして、なんと急遽、水谷アダム&絵麻緒リンディにお話を聞けることに!

Q.アダムと水谷さん、絵麻緒さんとリンディの共通点ってありますか?

A.絵麻緒さん:
リンディについてはわからなくないですね。(この作品をやっていると)女性の方が大人なんだな~と思うんですが、それと比べると自分の方が子供だなと感じることはあります。
リンディって何でも言っちゃってる割に、その言ったことで自分が傷ついていたり、自分を隠そうとしていたりしているところがあって。そういう点は自分に近いものを感じます。私もポンポン言っていながら、実はすごく内にこもってしまうってこともあるんですよ。リンディは知らず知らずのうちに自分を追い込んでしまう、そんな辛さもありますよね。
A.水谷さん:
僕って役を作って演じるっていうよりも、役を自分に引き寄せて演じる方なんですよ。だから、僕らしさってあるんじゃないかな。
実際にこういう経験はないですけれど、こんな風にここまで相手の女性を愛せるっていいなって思いましたよね。すごい好きだったのに、別れてしまったっていうのは、結構あるんじゃないかな

Q.リンディにとって幸せな時っていつだったんでしょうか?
A.絵麻緒さん:
リンディにとっては、アダムと一緒にいた10年前ですよね。アダムと一緒にいると、1番自分らしく、身も心も裸でいられたんじゃないかな。アダムだけは、「他の人と違っていていい、そのままの君でいいんだ」と言ってくれる存在ですよね。どんな状態でも自分を受け入れてくれる存在。
でも、もうリンディには家のことも子供のこともあって、捨てられなかったんでしょうね。

Q.相手の、ここが役にピッタリっていうところ、教えてください。
A.絵麻緒さん:
楽しい人ってところがあってるかも!
A.水谷さん:
え?この作品のサブタイトル、「絵麻緒ゆう物語」じゃないの?(一同・笑)
ピュアでまっすぐでぶんちゃん(絵麻緒さんの愛称)そのままだと思いますよ。今日もグッと入っちゃう時ってありましたけど、毎回そうなるところが違っていて。
きっとぶんちゃんの中で、心の琴線に触れる部分があるんだと思いますよ。

Q.一番印象的なシーン、台詞は?
A.絵麻緒さん:
ラストシーンが好きですね!本心が駆け引きなしで出ているところが。
好きな台詞は…「私の全てであなたを包んであげたい」かな。照れくさいかもしれないけれど、人と人としてこう言い合えたらいいですよね。
後は、「あなたが死んだら1分後には私も死ぬ」って好きですね。私も本当に愛する人にはそれくらいの気持ちになると思います。
A.水谷さん:
僕もラストシーンが好きですね。気持ちのやり場がなくて、人間的で。
罵倒したりなんだかんだと、かっこつけられないところまで見せて、それでも愛せるのは…究極だと思います。

Q.どんな方に観に来てほしいですか?
A.絵麻緒さん:
不倫してる人、1度は誰かを本気で愛したことのある人…男女の愛について描いた作品なので、
本当に幅広く多くの方に観ていただきたいですね。

そうそう、絵麻緒さんが「前から『奇跡の人』みたいな作品をやりたいと思っていたんですよ。
冒険したかったし、この作品に出会えてやりがいを感じますね。この作品ではラブシーンを避けてなんていられないし。
今までの演技から、また何か抜け出せればと思いますね。」と意気込みを語ってくださいました。
同じ女性の目線で「舞台」として拝見したわけなのですが、
全てをさらけださないといけないような舞台に思えて、
きっとこういう舞台は覚悟がいるんだろうな~と思ったのでした。
この舞台、女性は絵麻緒さんが演じるリンディに、
男性は水谷さんが演じるアダムに寄り添いながら観ることになるんじゃないか…
そんな風に思います。

最後にお二人から動画コメントをいただきました!



わずか3日間、4公演だけの公演、おすすめです♪

★「ねぇ、夜は誰のためにあるの?」
11/30(金) 18:30
12/01(土) 14:00/18:30
12/02(日) 14:00
@博品館劇場
出演:絵麻緒ゆう・水谷あつし

チケットについては、よろしければおけぴ管理人までお問合せ下さい

※この文章および写真・動画の掲載にあたり、関係者の許可をいただいていますので、
無断引用・転載はご遠慮くださいね。

2007年11月28日

07/11/28 モーツァルト!@帝国劇場

2007年11月28日(水) 13:00
モーツァルト!
1階H列14番@帝国劇場

先週の井上君ヴォルフガングに続いて今日は中川君ヴォルフガング!

めーーーーちゃーーーめーちゃーよかったです。
席がヴォルフガングの美味しいシーンが多い下手側1階前方
ということもあり、もう中川ヴォルフガングの声がダイレクトに
届いてきました。中川君、歌い終わった後に、もう一声出すのが
なんだかアドリブっぽくてとても新鮮。叫ぶ感じがいいっ!
初演で観た時は、井上君と中川君でそれぞれのよさがあるなぁって
思いましたが、今回両方みて、よりそれが深くいい意味で別別の
魅力になってるなぁと思いました!
中川ヴォルフガングは、ほんと天才肌というか、熱中すると他が
見えなくなって、自分の世界に没頭する感、そして苦悩する天才ぶり
がすごくでてました。彼の声は、なんというか、突き抜ける感がありますね。
1幕ラストとかでも、群集の中にいても、ぽーんと伝わってくる♪

一幕で、市村父さんが、借金の残額を手帳出してヴォルフガングに
見せる時に、金額いう前に「うわぁぁ~」って言った一言に
中川君が少しうけてたような気がしました(笑)
市村さんもこのあたりの言い方ほんとに面白い。。

今日はなんか、キャストの人たちのノリもとーってもよかった気がします。
テンポ感もとてもよくて、めりはりもあって、ぐいぐい引き込まれていく感じ。
1幕では、かなり感情が伝わってきて、目に涙がちょっとたまっちゃいました。
高校生の団体さんもいて、彼らが幕間にロビーで「モーツァルトッ!」って
口ずさんでいたのがなかなか微笑ましかったです♪
(今日は幕間の男性トイレが行列!帝劇ではほんとに珍しい。。。)

hiroさんも、前回観た時よりもなんかすごくいい感じ!
かわいらしさもあり、天才に少し翻弄されるあたりの感じとか、
これからどんどん進化していきそうで楽しみです。

シカネーダの吉野さんは、やっぱり最高~。前回よりさらにテンション高い気が。。

子役(アマデね)の田澤有里朱ちゃん、いいですねーいいですねー。
こう不思議でいつかいなくなっちゃうんじゃないか的な不思議オーラが出てて、
かつかわいらしいアマデ。

そしてヴァルトシュテッテン伯爵夫人の香寿たつきさん、
ほんとに、いやー、なんといいますか、素敵すぎます。輝いてます。
よーぞーらーのーほしからふ~るー♪の「よ」の部分が大好きです。
ちなみに2幕で、アマデが伯爵夫人を上手でエスコートする際、
伯爵夫人が歌い始めると、アマデが前傾姿勢になりますが、あの前傾姿勢もいいっ!
さらに、今日のアマデは、あの独特のかつかつ歩きで袖にはける際、
はけきる直前に小走りになるアマデを見れたのですが小走り姿がこれまたかわいかったです。。

また、今日は、アンサンブルさんの小さなつぶやきやら、小話が、いい感じで
マイクに拾われていたりして、小さなヒットポイントもたくさんありました♪

さらに、カーテンコールも楽しくて、市村さんがアマデっぽく歩いて登場されたり、
(幕が降りる時、市村さんとアマデが、最後までしゃがんで手振ってる笑顔がまたいい♪)
最後カテコで幕降りた後、アマデがちょこちょこと舞台上にでてきて、
ヴォルフガングを指でかわいくエスコート!?、
その後の中川君とアマデの仕草がまた微笑ましくて、いやー後味最高~♪

13時開演、休憩25分はさんで16時20分終演。
もう見ごたえありまくり!
今後の進化も楽しみー!
次回は12月12日の予定だけど、その前にまたいっちゃうかもー。

p.s. 一点だけ。。前も実は少し気になってたんですが、どうも、オケの
ドラムのタイミングがな~んかずれてるように思えてしまうのです。
特に、一幕の、うーん、どの曲だったかなぁ。んー。。。

07/11/28 TANA-GALA@文京シビックホール

2007年11月28(水) 19:00
TANABOTA PRESENTS
TANA-GALA
2階5列41番@文京シビックホール大ホール

今月はほんとに本数観てるなぁと思いながら今日もマチソワ♪
タナボタ企画のスペシャルガラコンサート「TANA-GALA」。

タナボタ企画とは、林アキラさんと岡幸二郎さん、そして構成・演出の
忠の仁さんからなるユニット。実は私も観るのははじめて!

今日のゲストは、石井一考さん、山崎育三郎さん、伊東恵理さん、
吉岡小鼓音さん、そして樹里咲穂さん♪

文京区区政60周年記念事業絡みということで、
一幕、文京区にゆかりのある人たちの曲からスタート。
もうですね、伊東恵理さんと吉岡小鼓音さんの歌声に酔いまくり。

二幕はブロードウェイミュージカル。
最後の One Night Only を男性陣が女装で登場!(恒例!?)
なんといいますか、皆さん、ナイスバディ!
山崎育三郎さん!なんかめっちゃいい感じの女装じゃないですか。
しかも声もなんかそれっぽい。しかもうまい!

三幕は、ヨーロピアンミュージカルで、
これがかなりもう私の耳大喜びの連続。
しかもバックはフルオーケストラ。

いつもはオケピで見えないんだけど、こうして舞台上で
オケの人が演奏してるのをみると、吹いてる感、叩いてる感が
より伝わってきて、ビジュアル的にも楽しめます!
さらにフルオーケストラ用にアレンジされていて、
かっこいいフレーズが入っちゃったりしてるのです。
ジーザスのピッコロの合いの手、めっちゃかっちょいー。

オペラ座の怪人は、もう全ての歌声や音が体に浸透してきました。

で最後!レミゼラブル

石井一孝さんの Bring Him Home。素晴らしい!

ラスト全員一列に並んでの One Day More
素敵すぎる!!!
今年のレミゼ、山崎マリウスを観なかったことをとても後悔。
でも、少しだけその感動を味わえた気がして嬉しかったです。
レミゼ、ぜひ全曲やってほしい~!!

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