08/04/27 HAKANA@明治座
2008年4月27日(日) 11:00
HAKANA 千秋楽
2階正面5列32番@明治座
まず明治座入ってびっくりしたのがいつもとの客層の違い。
なんといいますか、20-30代の男性が多い。
しかも、ロビーやトイレで、顔見知り同士の挨拶の声が
結構聞こえたりして、かなり大きな輪が存在するのかなーと思ったり。
「8回目だよー」とか大声で話してる声も聞こえてきました。
と思ったら、結構ご年配の方もいらっしゃったり、
私の前の列には子連れ。しかもお母さんと子供4人!
(さすがに制御できてませんでした)
さて、そんな感じで観劇スタートしたHAKANA千秋楽。
ホリヒロシさんの人形が美しかった。。
(ホリヒロシさん、写真が古風で整ったお顔立ちですよね)
ちりりーん、ちりりーん。。。
表情がみえるようでした。
観劇前に、いろいろニュースとかで見た時は、
結構エロチックなシーンが強調されてましたが、
今日観劇してみて、私としては特にそういう印象は受けず。
ニュースとかだとやっぱりそういうキャッチーな部分を
強調することになっちゃうんですねー。
本来の見所じゃない部分を強調して、興味をひかせる。。。
でもまぁそれで注目して劇場に足を運ぶ人が増えて。。
ということになればそういうのもありなんですかねぇ。。。
藤本美貴さんは綺麗。可憐。お美しい。
舞台でも映える方ですね。
最初のシーンはどきっとします。
笑い声シーンとかは自然で好きです。
大口兼悟さんは鈴次郎のキャラを好演。
声が少しかすれてたのが残念でしたが、役柄にあってました!
よかったのが青鬼!!(山本亨さん)
まず山本亨さんの声がいいし、
キャラクターもいい(物まねまでする!)、
そして設定もいい。
この青鬼、ようはストーリーテラーですよね。
青鬼ではじまり青鬼で終わります。
二幕、崩れていく鈴次郎に対し、
青鬼が物語の外部から気持ちを表現する
シーンなどはちょっとぐっときてしまいました。
そしてもう一匹の鬼。この赤鬼が、
なんとレイザーラモンの住谷正樹さん。
途中、ものまねを指示されるシーンでフォーッが
出ましたが、それ以外では真面目に(!?)赤鬼を好演。
セリフがちょっと説明的というか棒読み調の部分も
ありましたが、またぜひ舞台に出てきてほしいなと思える方ですね。
一方の相方さんは、うーん、赤鬼と王様のコントは
面白かったけど、そのまま、コントの相手という感じでした。
その他いくつか箇条書きで
・花売りの渚あきさん、いい声~。でもあの役柄の位置づけいまいちわからず
・片岡サチって、汐風幸さんが改名された名前だったんですね!
・松澤一之さん、坊主好演。雰囲気をきゅっとしめはりますね。
・登場人物で一番うーんと思ってしまったのがゾロ政。声も演技も軽い。
あえてあそこまで軽くした演出なんですかねぇ。。。
ちなみに最後の方、鈴次郎がHAKANAをアカネ、アカネって
呼んでるように聞こえたんですが、これはハカナの聞き間違い?
最後、カーテンコールではなんと全員挨拶!
三味線と太夫の方までご挨拶。
ストーリー的には私好みです!リピートしたいくらい。
今回キャストが、なんというかテレビ的なキャストって印象だったので
ぜひ演技派、魅せる派、のキャストさん達でも観てみたいって思える作品でした。