08/05/15 越路吹雪物語@日生劇場
2008年5月15日(木) 12:00
越路吹雪物語
1階D列@日生劇場
宝塚出身の越路吹雪さんの生前のご活躍を知らない私ですが、
池畑慎之介(ピーター)さんを通して、
越路吹雪さんの魅力がどーんと伝わってくる、感動的な舞台でした。
客席はご年配の方達が中心でしたが、若い方が観ても
楽しめます!笑いあり、涙ありです!
ラストのコンサートシーンは、越路吹雪さんファンには
たまらないでしょうねー。実際、終わった後、客席で涙を
ぬぐってるおばあちゃんとかも多数お見かけしました。いい光景だ。。
愛の賛歌の歌詞誕生シーン(岩谷時子さん訳詞)、好きなシーンです!
このシーンへの草刈正雄さんのあの持って行きかたもうまい演出ですね。
高畑淳子さん演じる岩谷時子さん、調べれば調べるほどすごい方です。
ザ・ピーナッツ「恋のバカンス」や加山雄三「君といつまでも」等の作詞も岩谷時子さん。
そーしーて、ミュージカル「ミス・サイゴン」の訳詞も岩谷時子さん!
高畑淳子さんの岩谷時子役、時子の魅力がすごく伝わってくる感じでいいっ!
ナフタリン、かなりうけました。面白い!またその言い方もうまいっ!
朝コーヒーネタとかも楽しい♪
この舞台、セット、照明も、シンプルに美しいです。
そしてその分衣装がとーっても映えます。
一幕最初の池畑慎之介さんの乙女な感じ、楽しい!
後ろ向いての小走り、かわいい♪
ベロって舌出す仕草がとってもチャーミング。時子とのタッグもいいっ!
初めてのソロシーンで、扇子の先っちょが飛んでいったのはハプニング?
そしてパリからかえってきたシックな衣装もよかったですが、
ラストのコンサートシーン(結構たっぷりと歌って魅せてくれはります!)の
青、赤の衣装がまたよく似合う!
男性?女性?関係ないって感じです。越路吹雪さんがそこにいる感覚でした。
草刈正雄さんもいい味出してますね。高畑淳子さんとともに、
ストーリーテラー的な役割も担ってはります。
登場とともに衣装もいろいろ変えられて、うーん、ダンディ~♪
そしてこの草刈正雄さんの眞木役、その役の息子が!!!
その名前を聞いて、客席からは、あぁあぁおぉおぉとのどよめきが。
二幕最初のピアノ生演奏も素敵です。高畑さんの歌声も素敵です♪
越路吹雪さん、岩谷時子さんにぴーんと来る人にはぜひ観て欲しい舞台です!
「越路吹雪物語」感動しました!
岩谷時子さんがピアノの演奏に合わせ「愛の賛歌」の歌詞を読んだとき、
後ろのから「天才だ・・!」という男性の声が聞こえてきました。
高畑さんじゃなくて、「岩谷さん」だったんですね。
(5/17 12時 XC列サブセンタにて観劇)
今年で最後の公演と聞いていたので、
気になってたんだけど、
管理人さんの感想を読んで、
「これは、絶対に行かねば!」と
急遽チケットを取り(なんと、最前列!)
いってきました!!!
ピーターの越路さんも良かったけど、高畑さんが素晴らしい!
もうひとりの主役って感じですねー。
声も普段より少し高く柔らかく変えて演じてました。
物語も良かったけど、ラストのリサイタル…涙、涙です。
カーテンコールは珍しく、立って拍手しました。
なんか、身体が自然に動きました。。。
商業演劇ってあまり縁が無かったけど、行って良かった~。