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08/08/13 四十雀ノコイ@THEATER/TOPS

2008年8月13日(水) 19:00
ケイファクトリー Produce
四十雀ノコイ
E列7番@THEATER/TOPS

四十(しじゅう)から始まる大人の恋・・・・
みたいに想像してたんですが、ぜんぜん違った!!

強烈な登場をする妖精のような女性によって
四十男達の心がぐるぐると変化し、
ぽっぽっぽっと次々と花が咲いていくような、
観終わった後、あったかい気持ちになれる素敵な舞台でした!!

最後の暗転の瞬間、客席からも割れんばかりの勢いある拍手!
(と思ったらその後にさらにもう一展開あった・・)

観終わった後の余韻がまたいいのです。
笑って、泣けて、前向きになれて、気になる役者さんが
たくさんできて、リピートしたくなりました。

上演時間約1時間35分。昨夜寝不足にも関わらず、
全てのシーンがよくてまったく睡魔おそってこず。
どのシーンももう一回観てみたい。

次々と登場してくる登場人物がほんとに魅力的!
見事な演出、脚本も素敵!
(作・演出はIOH(アイオー)の林邦應さん)

山崎直樹さん、
金太郎飴のような表情という役柄から最後に見せるあの表情がいいっ!
吉井怜さんとの後半のシーンには涙してしまいましたです。

その吉井怜さん、登場シーンがかなり強烈です。身体柔らかい!
登場前に期待感をあおる四十男達のセリフの応酬を聞いて、
そーんな女の子出てこないよね・・と思ってたら出てきました。
びっくりした。
期待感通り、いやそれ以上のインパクトあるキャラクターを好演!
最初ちょこっとだけ固くなっちゃっているかなと思う場面も少し
ありましたが、まわりの四十男さん達(笑)との絡みで、
どんどん輝き輝かせる一輪の花という印象でした!素敵でございました。
特に脇や後ろにいる時の目線、表情、足の仕草などもいいんですよね。
ぼろぞーきんシーンも楽しい。

井之上隆志さん、はいはいパン屋のしゃっちょさんですよーは爆笑!
冒頭の井之上隆志さんと山崎直樹さんとのやりとりの部分も好き。
(最後の携帯は、あれは自分からかけたということでしょうか?)

黒田アーサーさん、かっこいいー。
でもおじーちゃん!? そしてガングロと呼ばれ(笑)。。

小野剛民(オノヨシミ)さん、メールを読んだ後の表情がいい味!

名和利志子さん、ん!あのあと二人は!?

坂東工さん、熱いノリ、好きっす! 超リスペクト!

ほんとに今回、登場人物全員がいい人で、どのシーンも見返したい、
そう思える作品でした。リピートしたい!

公演は8月20日まで。新宿THEATER/TOPSにて。


皆様からのコメント



登場人物全員がいい人で、どのシーンも見返したい、
そう思える作品。リピートしたい!…と私も同感!!

台詞一言にも温もりが感じられました
ともすれば…パッとしない40男が4人だけど
言葉にしなくても互いを理解して認め合っているのだなぁと

フィリピンパブのリリィではなくて百合だったでは?
シャチョーさんの言葉からは想像してました
彼らは来年も同じ事を言いながら同じ日に集まるのだろうな

「ファンタ」が妙に嬉しかったです
40台より年配の方ですと
「ラムネ」か「ラッシー」かもしれません
しかも当時はビンだったはず!



山野上管理人さんの観劇リポートに感激して昨日観劇してきました。
とてもよく練られ計算された脚本で、俳優さんたちの力量もすごく、よくまとまっている作品でした。
33年前に不慮の事故で亡くなった同級生(弟)と苦労をかけ早くに亡くなった妻(マドンナ)のために毎年集まってくる4人の40台の男たちの33回忌の1日のお話。
それぞれが、心に負った傷のために、結婚できない、、しない(前に進めない)、全うできない、40男たち。
そこに現れた亡き妻に似た美しい、けれど自由奔放で、男たちを翻弄するかに見える少女。
ところがこの少女は、真面目にこつこつまい進してそこそこ売れてる24歳の漫画家で、自分の問題に直面できず、傷をなめあい、あるいは深くしあって、前に進めない男たちをなにげないことば(実は計算しつくされた作者の言葉、少女が妻似という設定、)(でも私には説教おばさんに一瞬聞こえてしまって、少女に、あなたは私(わたしがおばさんだから)?いったい何歳?仙人かい?あっ、でも天使ののような設定だからよいのかと思ってしまったのですが。後に→亡き妻本人だからいいのだと納得)で、次々に男たちに、自分の問題に直面させ、洞察させ、克服させる手伝いをしていくのです。
そして乗り越えられずあたかも存在するように扱ってきた同級生と妻の席を愛すべき現実に生きている仲間に空け渡し、今年で最後かもと、過去に決別し、新しい一歩(妻の友人との結婚の予感も感じさせながら)幕を閉じるのです。
終わったかに見えたあとに、妻の象徴のエプロンを壁のハンガーから外し丸めるのです。
私には、口あたりのよい砂糖にくるまれてはいるけれどは作者の林さんのこれでもかと盛りだくさんのいいたいことでおなかがいっぱいになってしまった感じがしてしまいました。
とはいえ俳優さんたちはとてもすばらしく、妻の友人睦子さんの存在はあったかくて、控えめで、とてもよかったです。
百合子(友人の亡き妻)一筋の純愛のパンやの大村さんには、胸が痛みました。観て損はない作品です。俳優さんたちがとてもいいんです。こんなすごい人たちと出会えただけでも幸せでした。



本日観劇してきました。
オススメされているとおりにいい舞台でした。
私も40歳を過ぎているので、
いろんなやり取りに身をつまされつつも、
笑ってました。
最後のセリフで泣いてしまいました。

明日からもちゃんと生きていこうと思わせてくれる作品を見ることができてよかったです!

それにしても黒田アーサーさんが
「ガングロ」呼ばわりされているのにはビックリでしたが、
吉井さんよかったですねー。本当に妖精かも。



管理人さんの「見事な演出、脚本も素敵!」に同感です。
万年係長さんの「努力でなんとかなるとは言い切れない世代」
っていうのが、実感としてよく理解できました。
パン屋のしゃっちょっさんの最後の携帯は、妖精のような女性
から励まされて勇気をもらって、自分の涙をごまかすために
フィリピンパブからかかってきた振りをして、電波が悪いから
と外に出て涙をぬぐっていたのだと想像しました。
亡き妻とそっくりな女性に思い出話をするお蕎麦屋さんの
ご主人の話には、思わず涙が。何でもないようなことが
幸せだったと思う~♪って感じです。
妖精のような女性の「生きる為に生きている」って言葉にジー

ときました。4人の男ヤモメの方たちは、皆、
文句なくすばらしかったですが、名和利志子さん、坂東工さん
も芝居を楽しく明るくしてくれて良かったです。



「笑って、泣けて、前向きになれて」
管理人さんの言葉どおり、いい舞台でした。都合よくまとめるのがこの手の芝居のみせどころですが、あざとくなくてしみじみ楽しめました。男たちの心惹かれるしょうもなさ(!)を見守る役どころの名和利志子さんにほっとさせられました。



管理人さんの熱いレポを拝見し

どうしても客席に座りたくなり
昨日、TOPSまで行って参りました!

大人が楽しめ、最後にホロっとする世界♪
1時間35分、堪能させて頂きました。

ただ

開演前にシブい声で携帯の電源に関しての
注意喚起放送があったのにもかかわらず
前の席の方が、開演直前の暗転まで携帯でメールを打っていて
開演中にはピロピロ携帯を鳴らしてしまったのが本当に残念。

大人なんですからー マナーも是非☆



男性それぞれに一人の場面を作って
妖精のような女性が、さりげない言葉で励ますのは
ジーンとして、見ている私が勇気づけられました。
酔っ払いの漫画家のおねーさんが妖精に見えてしまうなんて、
男性たちはメルヘンを信じたいですね(笑)
「タガログ語で、ありがとうはなんていうんだっけ?」と
ケータイで聞きながら、「サラマット」と言葉をかけて
部屋を出ていくシーンも
暗転してからスポットライトで浮かびあがったものを
水城のおっちゃんが見つめ、それをたたんで持っていった姿が
明日からの新しい一日が始まる予感がしてよかったです。



みなさん、憎いほど巧い
近所のそば屋での会話か?と錯覚するような親近感に、
まるでピーターパンのティンカーベルのような妖精の出現
(漫画家ではなく正体不明な妖精の方が良かった) で
魔法の粉をパラパラ
ひとときの夢が明日からの活力源に
こういう舞台大好きです(*^□^*)

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おけぴ管理人プロフィール
名前:山野上 寛
mail:cs@okepi.jp
出身:大阪府茨木市
現住所:東京都中央区
もともとミュージカルには拒否反応があったんです。「なんで歌うねん」と。が、2000年、松たか子 ファンの後輩に誘われてみにいったオケピ!でミュージカルの拒否反応が消え、強引に連れていかれたライオンキングでスイッチが転換、夢から醒めた夢で初のリピート (6回)そして差し入れ・ファンレター初体験。 キャッツで初の名古屋遠征、 レミゼに感動。翌2001年、四季ハムレットで初のマチソワジーザス出待ち初体験、2002年モーツァルト!に興奮。2003年からは観劇に幅が出て、 2004年はラスベガス、ニューヨーク、ウィーンへと年3回も観劇ツアーに出かけてしまう。その勢いで2005年、会社を辞めて独立。現在2日1本ペースで感激中♪

役者さんにはまるポイント:声
感激ポイント:1幕最初の衝撃
好きなシーン:群舞、小芝居
大好きな演目:ルドルフ、星組ロミジュリ

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