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09/12/10 按針 ANJIN@銀河劇場

2009年12月10日(木)
按針 ANJIN
@銀河劇場

大作です。
公演プログラムで藤原竜也さんもおっしゃってますが、
ほんと大河ドラマを3時間に凝縮させたような歴史超大作でした。

三浦按針ウィリアム・アダムズ
家康の時代に、日本に漂着し、
日本で旗本になってしまったという実在したイギリス人。

この三浦按針を描いた舞台です。
見終わった後、彼にとても興味を持ち、ロビーの展示物に
じっと見入ってしまい、帰りの電車ではプログラムを熟読していました。

三浦按針を演じるのは、イプセンの「人形の家」ヘルメル役で
トニー賞も受賞しているイギリス人、オーウェン・ティールさん。
漂着した時の異国の外人という面立ちが、
二幕では、日本に馴染んだ顔立ちに変化。
袴姿も似合い、サムライになったことを実感!

この按針が仕えるのが、時のボス、徳川家康=市村正親さん。
市村さんは、どの舞台でも感じるのですが、
その役になりきっておられるところがすごいです。
家康。どっしりとしてリーダーシップもあるんだけど、
どこか親しげな部分も感じる、そんな人間像。
国松とのシーン、そこで語られる、家康の子供の話。
さらに三浦按針の、日本にとどまるかイギリスに戻るかというシーン。
すべて「選択」なんですが、ここで選ばれたチョイスがベストだったか
どうかはわからないけれど、しっかりとした信念で選択しているのだな
ということが伝わってきました。
三浦按針の「按針」というのは、「水先案内人=PILOT」という意味だそうです)

元武士で宣教師修行中の青年ドメニコを演じるのが、藤原竜也さん。
熱くてクールな演技がみていて実に爽快。気持ちいい!
今回かなり英語が入った通訳ぶり・セリフまわしもお見事。
そして思わぬ展開に、おおお!です!
家康の息子役、高橋和也さん、父親との葛藤は見所です。
そして植本潤さん、役柄の幅がめちゃ広い!まさかあそこまでご担当とは!(笑

按針からもらった地球儀をいじりながら「わしはこの国を出たことがない」とつぶやく家康。
今、昔に比べるとほんとに安価でしかも短時間で海外に行けるこの世の中。
異国の地を、いろいろ見て旅しないとなとふと思ったり。
でも、その旅した異国の地で、もし遭難し、助けてもらった人に、
その土地に住めと言われたら。。。。私はどうするんだろう。

休憩時間は頭の整理にぜひロビーの展示をみてみましょうー。グッズもたくさん。
公演は1月18日まで銀河劇場にて。上演時間:約3時間20分。


皆様からのコメント



私も初日行きました。ホリプロらしくスケールの大きな芝居でした。役者も筋もすばらしく見ごたえがありました。
市村さん、重圧感がいいですね。
藤原さん、日本の役者でなく他の国の役者といってもわからないくらいです。役のためなのかやせたのが気になりました。そこまでやらなくてもと、ちと痛々しい感じ。
ただ字幕がとても気になりました。英国での上演も考えているのでしょうが、日本語の字幕に英語の字幕。日本で上演するときは日本語の字幕のみ。イギリスで上演するときは英語の字幕のみにしたほうがすっきりした感じがします。
また見に行きます。初日からどんな風になっているかとても楽しみです。

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おけぴ管理人プロフィール
名前:山野上 寛
mail:cs@okepi.jp
出身:大阪府茨木市
現住所:東京都中央区
もともとミュージカルには拒否反応があったんです。「なんで歌うねん」と。が、2000年、松たか子 ファンの後輩に誘われてみにいったオケピ!でミュージカルの拒否反応が消え、強引に連れていかれたライオンキングでスイッチが転換、夢から醒めた夢で初のリピート (6回)そして差し入れ・ファンレター初体験。 キャッツで初の名古屋遠征、 レミゼに感動。翌2001年、四季ハムレットで初のマチソワジーザス出待ち初体験、2002年モーツァルト!に興奮。2003年からは観劇に幅が出て、 2004年はラスベガス、ニューヨーク、ウィーンへと年3回も観劇ツアーに出かけてしまう。その勢いで2005年、会社を辞めて独立。現在2日1本ペースで感激中♪

役者さんにはまるポイント:声
感激ポイント:1幕最初の衝撃
好きなシーン:群舞、小芝居
大好きな演目:ルドルフ、星組ロミジュリ

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