10/10/31 おコンサート伴奏者レポ@マエストローラ音楽院
2010年10月31日(日) 13:30/17:00
ミュージカル生歌コンサート
「おコンサート」 ピアノレポ@マエストローラ音楽院
ミュージカルで印象に残るワンフレーズを歌われた、
あの人の声を、たっぷりと、間近で、生歌で!
しかも大好きなミュージカルナンバーをリクエストして聴きたい、
そんな思いで企画した「おコンサート」。
まずはこちらのダイジェスト映像をどうぞ!
先日の岩田元さんのミニライブでピアノ伴奏をさせていただいたのをきっかけに、
こんなコンサートできたらいいなぁと夢に描いていたことが、
トントンッっと、応援してくださる方、素敵な場所、
歌ってくれる歌い手さんがみつかり、
まさかこんなにはやく、実現する日がくるとは思っていませんでした。

私自身、ちっちゃい頃は普通にピアノを習っていたのですが、
大学時代に、オーケストラにピアノとして入り、
そこで他の楽器や歌と合わせて弾くハーモニーの楽しさを知ったのですが、
卒業後10年以上たって、このような展開になるとは!
まさに、願えば夢叶う!です♪
第一回おコンサートでは、全13曲伴奏をさせていただいたので、
ピアノ伴奏者の視点からレポしてみたいと思います。
まずは第一部!
♪『終わりなき夜』(ミュージカル”ライオンキング”より)
静かな地平線のようなイメージからはじまり、
そこから盛り上がっていくようにしたいということで選んだオープニングナンバー。
武井基治さんの歌声で、優しく太く始まり、そこからどんどん
大きくなって、藤沢祐里さんが明るくコーラスでイン、
ピアノ伴奏も低音オクターブを駆使して盛り上げ、
武井さんの歌声も太く大きく突き抜けて、ドーン!
♪『No moon』(ミュージカル”タイタニック”より)
武井基治さんが出演されたミュージカル”タイタニック”から一曲。
海の上の霞がかった空に漂うような歌声に陶酔しながら伴奏♪
実は前日に、対旋律の部分をピアノの右手で弾いてみたいなと思い、
当日開演前に武井さんにOKをいただき、
武井さんの歌の裏でうっとりしながら弾かせていただきました。

♪『So close』(映画”魔法にかけられて”より)
ミュージカル”ディートリッヒ”で武井さんが共演された
小西のりゆきさんのナンバーより。
これがまたほんとにいい曲で、前奏からピアノの旋律が美しい。
そして途中ピアノソロが入るんですが、ここを万が一外してしまうと
いい曲が台無しなので、気合い入れておりました。
POPSナンバーの武井さんの歌声も素敵!
♪『ON MY OWN』(ミュージカル”レ・ミゼラブル”より)
東宝ミュージカルアカデミーの卒業公演でエポニーヌを演じた
藤沢祐里さんのオンマイオウン。
藤沢祐里さん、歌い始めると全然キャラが変わります
(お稽古ではめちゃめちゃ明るい)。
深く深く入っていくんです。
エポニーヌの心が伝わってきて最後は私も震えました!

♪『星は光りぬ』(オペラ”トスカ”より)
会場で聴いてた方は、
武井基治さんの歌声の”音圧”、”音の波”を思う存分体感されたと思います。
この曲を練習する前に、この曲の背景などをいろいろ
教えていただき(当日もご説明くださいましたね)、
伴奏の仕方も、例えば低い音を弾いた後、ほんの気持ち
タイミングをずらして和音を弾くことで苦悩を表現してみる
といった感じでとっても具体的に打ち合わせさせていただき、
思いをこめながら弾いておりました。
それにしても歌声の伸びがすさまじかったですよね。
そして第一部ラストは
♪『世界が終わる夜のように』(ミュージカル”ミス・サイゴン”より)
武井さんと藤沢さんのデュエット♪
向かい合って、目を見つめ合って歌う姿をみながら
あぁミュージカルナンバーってほんとにいいなぁっと思ってました。

これで前半終了!
プチ休憩に入ります。
で休憩後半からフォトセッション開始!
普通のコンサートでは写真撮影禁止ですが、
あえて逆にこういうことをちょっとやってみたかったんです。
最初は遠慮がちだった参加者の方達も、次第に
目線リクエストなども入り盛り上がりました!

そして第二部。
(夜の部ではトイレから戻ってきたら既に私待ちの状態で。。)
♪『キッチュ』(ミュージカル”エリザベート”より)
二部冒頭はエリザベートよりキッチュ!
曲決めの打ち合わせの際、
休憩時間にイントロを弾いていたら歌っていただけることになり(笑
しかもこのナンバー、本来歌うルキーニは男性ですが、
藤沢さんに歌っていただいたのですが、
毎晩CDを聞いてイメージトレーニングしてくださったそうで(感激)、
飴ちゃんを客席に投げたりのパフォーマンスもノリノリで、
実に楽しいオープニングになりました!
(昼の部ではピアノの音が大きくてすみませんでした<(_ _)>)

この後は、プレゼントコーナー!
帝劇モーツァルトのチケットや、出演者グッズなどを、
じゃんけんで負けた方(勝った方ではない)が残っていく形式で実施。
盛り上がりましたね(笑)


♪『永遠の瞬間』(ミュージカル”レベッカ”より)
男性ルキーニのキッチュを女性の藤沢さんが歌ったところで、
今度はレベッカの永遠の瞬間を武井さんに歌っていただきました♪
武井さんにあわせて、キーも3度UP。
大塚ちひろさんの歌声で聞き慣れていた方にも新鮮だったのでは!
武井さんが気持ちを込めて歌われているのが伴奏していてとても伝わってきました。
♪『サラへ』(ミュージカル”ダンス・オブ・ヴァンパイア”より)
私管理人が大好きなナンバー。
武井さんの伸びやかな歌声に包まれ、
ほんとミュージカルナンバーっていいなぁと改めて
ジンジン感じながら弾いてました。
そーしーてー、スペシャルゲストで岩田元さん登場!!
お客さんとして夜の部を聞きに来て下さると聞いて、
ぜひ一曲歌って下さいと事前にお願いしてみたところ、
なんと、お昼にご到着!
昼の部も夜の部も歌っていただきました!
(譜面は前日にFAXで送っていただいたので、本番の譜面はFAXでした笑)
ちなみに夜の部では、この日誕生日だった岩田元さんに
サプライズでハッピーバースデーを歌う一幕もありました♪

歌っていただいたのは
♪『時が来た』(ミュージカル”ジキル&ハイド”より)
後半転調してからは、本当に気持ちがいい!
途中拳を握りしめたり、手を伸ばしたり、そんな仕草まで気持ちいいんです!
そして最後の伸び!すんごかったですよね!ここは伴奏もひっぱりました!
素晴らしい時へーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!
岩田元さんは、ミュージカルで主にご活躍ですが、
今度(11/19-23)オペレッタメリーウィドウに出演されて今ちょうどお稽古の真っ最中。
一方で、武井基治さんはオペラ出身。
そこで、オペレッタの稽古を初めてした時に岩田元さんが感じたことや、
ミュージカルの稽古を初めてした時に武井さんが感じたことなどの
トークが繰り広げられて、これがとってもわかりやすく
会場も笑いに包まれて、大盛り上がり。
最後は”オペラとミュージカルの架け橋になりましょう!”と、二人ががっつり握手。
この男同士の固い握手にジーン!
この後、武井基治さんから、今度出演されるレ・ミゼラブルについて、
現在出演者で行っているエコール(勉強会)のお話などをしていただきました。

いよいよおコンサートも終盤に。
♪『ダンスはやめられない』(ミュージカル”モーツアルト”より)
藤沢祐里さんの歌うこのナンバー、
これはですね、最初曲の打ち合わせした時から
めちゃいいっ!って思ってたんですが、
今回の本番、さらに素晴らしかった!
伴奏していると、入り込んでいるのがわかり、
彼女の手の動きとかも視界に入って伴奏もより盛り上がるんです!
そしてソロラストは武井さんの
♪『カフェソング』(ミュージカル”レ・ミゼラブル”より)
これまた最後の”ため”からの盛り上がりが実に気持ちいい!
これぞミュージカル独特の歌い上げ系!
オクターブ連打で武井さんの伸びを思う存分味わい、
気持ちよく、次に弾く低音を待たせていただきました♪

最後は
♪『ランベスウォーク』(ミュージカル”ミー&マイガール”より)
会場も巻き込んでみんなで楽しみたいということでこのナンバー。
最初に振付を藤沢先生から伝授!
衣裳を着替え、武井さんのたっぷりのイントロでスタート、
そこからはまさにランベスワールド、
途中からは客席の皆さんも立ち上がってくださり、
最後は総立ちで盛り上がりました!

遠くは関西からきてくださった方もいらして、
第一回おコンサート、昼夜公演とも、満員御礼で
無事終了することができました。
本当に本当にありがとうございました。

次回、第二回おコンサートは12月15日(水)
新橋演舞場の地下ラウンジにて開催が決定いたしました。
詳細はこちら
ぜひ皆様のご来場お待ちしております!

おまけ。当日の管理人のネクタイです♪ハロウィンだったので。ね。

そして、このおコンサートにきてくださった方がレポしてくださっている
ブログを最後にご紹介させていただきますね。
・昼の部:食う観る遊ぶ
(一曲一曲レポしてくださり、そして何よりコンセプトに共感してくださって嬉しい!)
・昼の部:遠い世界に
(これまで経験したことのない感動という言葉が嬉しいです!)
・昼の部:going to theater!
(ピアノほめてくださって嬉しいです♪)
・昼の部:銘々皿
(素敵な写真のUPありがとうございます!)
・夜の部:休日返上 観劇・観戦記
(チケットご当選おめでとうございます!私もパーだけ出してました笑)
・翌日の武井基治さんのブログ
・翌日の藤沢祐里さんのブログ
