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10/12/05 響人「Doubt<ダウト>」稽古場レポ

2010年12月5日(日) 12:00
響人『Doubt<ダウト>』稽古場レポ

劇団四季で共に活動してきたメンバーが
新たな芝居創造のために結成したArtist Company『響人(ひびきびと)』。

その第四回公演のお稽古場にお伺いしてきました。
午後の光が差し込むお部屋の中で、
丁寧で情熱的な作品創りをしていらしたのがとても印象的!

演出は小川絵梨子さん。
小川さんはこの夏『今は亡きヘンリー・モス』の演出をされ、
『響人』公演には『オーファンズ』に続いての参加です。

今回のお芝居は4人芝居。
出演は(かっこ内はわたし管理人の印象作)
末次美沙緒さん(美女と野獣のミセスポット、夢から醒めた夢のマコのお母さん!)、

吉原光夫さん(ジーザス、ライオンキングのシンバ、ムファサ、そして来年レ・ミゼラブルのバルジャン!)

谷内愛さん(ライオンキングのナラ、キャッツのグリドルボーン、マンマ・ミーアのソフィ)、

そして、久々に生の舞台にご出演の山崎佳美さんの4名。
(※残念ながらこの日は山崎さんはいらっしゃいませんでした。)

ジョン・パトリック・シャンリィ作の『Doubt<ダウト>』、
2005年にピューリッツァー賞、トニー賞を受賞、
2008年にはメリル・ストリープ主演で映画化もされた作品です。
舞台は1964年のニューヨーク、ブロンクスのミッションスクール。

この日はキャストのみなさんが衣装を着けて動きの確認。
ですので、みなさん聖職者スタイル!

着替えを済ませ『レ・ミゼラブル』の司教のフレーズを口ずさんで登場の吉原さん。
吉原さんは来年の『レ・ミゼラブル』にご出演ですからね。
(本番では司教の歌を聞くジャン・バルジャン役ですけれど笑)

ストーリーは
厳格な校長が抱いた若手神父と黒人生徒との間の不適切な関係に
対する「疑い(Doubt)」を通し、
人間の心の闇を浮き彫りにさせた会話劇です。

本公演が上演される劇場はわずか50席、
座席の配置も工夫を凝らし、
とても濃密で贅沢な空間となりそう!
同時に作品を創り上げる過程では、様々な制約が生まれます。

ともすれば、苦しいだけの作業となりそうなところですが、
演出の小川絵梨子さん、演出補の中山大豪さんをはじめ、
スタッフ、キャストのみなさんが悩みながらも楽しんでいる、
そんな現場でした。
制約がアイデアのモトになっているなんて素晴らしい!

セットはシンプルかつフレキシブルで、観ている側の想像力をかき立てます。

とても印象的だったのは、ある動きを役者としてするのか、
役としてするのか。その時自分は何者なのか。というこだわり。

芝居の中でやるのか、転換作業なのか。
言い換えると、ストーリーの流れを重視するか、
シーンチェンジの流れを重視するか。
(これって観る側からするとかなり大切!)

暗転、スポットを使って暗闇でシーンチェンジするなど、
芝居には様々な手法があります。
観ている印象はだいぶ変わりますから
面白さを感じつつ、気持ちも途切れない方法は何か?
地道な根気のいる作業の繰り返しです。

会話劇とはいえ、台詞だけでなく、
見え方や動き方・動かし方というのも重要な芝居の要素。

とにかくお芝居が好きで、
より良い作品を創り出そうという情熱を
そこにいる全員からひしひしと感じました。
もしかしたら、この日に見せていただいた動きが跡形もなくなっているかも・・・
という可能性も無きにしもあらず(!)な、刻一刻と進化する現場でした。
この情熱がどんな舞台につながるのか、とっても楽しみ!

『響人』公式ブログも要チェック!


シスター姿の記念撮影をする末次さん。うれしそう。

おけぴ稽古場取材班&撮影:chiaki 監修:おけぴ管理人


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名前:山野上 寛
mail:cs@okepi.jp
出身:大阪府茨木市
現住所:東京都中央区
もともとミュージカルには拒否反応があったんです。「なんで歌うねん」と。が、2000年、松たか子 ファンの後輩に誘われてみにいったオケピ!でミュージカルの拒否反応が消え、強引に連れていかれたライオンキングでスイッチが転換、夢から醒めた夢で初のリピート (6回)そして差し入れ・ファンレター初体験。 キャッツで初の名古屋遠征、 レミゼに感動。翌2001年、四季ハムレットで初のマチソワジーザス出待ち初体験、2002年モーツァルト!に興奮。2003年からは観劇に幅が出て、 2004年はラスベガス、ニューヨーク、ウィーンへと年3回も観劇ツアーに出かけてしまう。その勢いで2005年、会社を辞めて独立。現在2日1本ペースで感激中♪

役者さんにはまるポイント:声
感激ポイント:1幕最初の衝撃
好きなシーン:群舞、小芝居
大好きな演目:ルドルフ、星組ロミジュリ

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