10/12/28 アンナ・カレーニナ@シアタークリエ
2010年12月28日(火)18:15
アンナ・カレーニナ
@シアタークリエ
アンナ!
めちゃめちゃ切ない!
とにかく切ない!
DVDでは観てましたが、
生は全然違いました。
キャスト素晴らしい!
そして音楽の力。
一路真輝さんが歌うセリョージャは鳥肌以上!
さらにお芝居もすばらしい!
ぐいぐい引き込まれました。
ヴロンスキーと見せる幸せな表情は実に色っぽい!
そのヴロンスキー伊礼彼方さんの軍服姿は、
綺麗でステキすぎです!
アンナへの思いが、まっすぐで、
最後のシーン、スティーバとのやりとりが胸にグサ。。
アンナと夫カレーニンは、すれ違いがこれもまた切なすぎて。
山路和弘さんのカレーニンは
後半とくに、厳格さより妻と息子への愛情が痛いくらい
びしばし伝わってきてジーン。。。
すっかり感情移入してしましました。
そして、アンナの息子セリョージャへの愛情と絶叫。
切なすぎです!
なのに目がはなせない。
そんな切なさとは対照的になっていくのが、
キティとレイヴィンの恋模様。
遠野あすかさんのキティが、
もうかわいくてかわいくて、
しかもパワフルで楽しい。
葛山信吾さんレイヴィンは、すっごく好きです!
つい、くすくす笑ってしまう純朴青年キャラクター♪
2幕のレイヴィンがキティに2度目の求婚をするシーン、
二人のやりとりが、おもしろすぎて声だして笑ってしまいました。
”KAIO
SE
SAD”
あの場面、もう一度みたい!
「はいって言いました」というキティのつっこみがツボ!
春風ひとみさんのベッツィー
楽しそうな噂話ぶりに、こっちまで、にやにや。
ベッツィーの舞踏会のシーンでの迫力あるダンスも見所です!
そして山西惇さんのスティーバも、実に味がある!
二幕、山西さんと伊礼さんが言葉を交わしている後ろでの
レイヴィンカップルの笑顔、ここで涙してしまいました。
切なさと、楽しさと、暗さと、軽快さと。
そんな対照的な物語が、相乗効果で、影も光も強くなって、
後半はさらに音楽の力も相まって、ぐんぐん進んで行きます。
ラストと冒頭がシンクロして、
もう一度はじめから観てみたくなりました。
次回は瀬奈さんバージョンでも見てみたい!