おけぴ管理人の観劇感激レポ

ミュージカル「ZANNA」稽古場レポ 「3150万秒と、少し」稽古場レポ
ミュージカル「アンナ・カレーニナ」囲み&公開リハーサルレポ 13/02/10 DIAMOND☆DOGS「MOON LIGHT」@博品館劇場
Google
 


おけぴ管理人が管理している"おけぴ"はこちら。観劇速報は管理人ツイッターから

11/07/06 こまつ座「父と暮せば」舞台稽古レポ

2011年7月6日(水)
こまつ座 「父と暮せば」舞台稽古レポ

1994年、戦後49年目の年に誕生した二人芝居「父と暮せば」。
原爆投下から3年が経った広島を舞台に、
図書館で働きながら静かに暮す一人の女性=美津江と
彼女の前に突然姿を現した父=竹造が織り成す二人芝居。

テーマは深く重厚であるにもかかわらず、
笑いも散りばめられ、前向きな明るさを感じることのできる、
ぶれない明日へのメッセージが込められた井上ひさしさんの名作です。

父と娘を演じるのは、2008年からコンビを組む、辻萬長さんと栗田桃子さん。
演出は初演より変わらず、鵜山仁さん。

80分の舞台の中に言葉の贈り物がたくさん!
美津江が父を呼ぶ「おとったん」という言葉の響き。
二人が話す広島方言のリズム。
辻さん、栗田さんの台詞が心地よく、時に力強くストレートに伝わってきます。
さらに次の展開を期待させるような、場の転換の際の音楽も印象的♪

美津江の中に芽生えた恋心。
竹造は自ら「恋の応援団長!」を名乗り、必死でエールを送ります。

あの手この手で美津江の恋を成就させようとする竹造が実にコミカル!
二人の心情、表情の対比にもぜひご注目下さい。

美津江が想いを寄せる木下さんからもらったお饅頭に熱弁をふるう竹造。
美津江「おとったんは饅頭に意味を求めすぎます!」

父娘のやりとりの中で、
次第に明らかにされる美津江の心の内、それを知った竹造は・・・。
おとったんの全身全霊のエール(願い)が劇場に響き渡ります。

登場人物二人で上演時間は80分と短いですが、とてもとても中身が濃く、
ご年配の方にも、また若い方にもぜひ観て欲しい舞台です。
おとったんのエールを劇場でぜひ受け取ってきてほしいです。

こまつ座「父と暮せば」の東京公演は8月17日から紀伊國屋サザンシアターにて
地方公演などの詳細はこまつ座公演ホームページをご確認下さいませ。

2008年公演のおけぴ管理人観劇レポはこちら


おとったんの言葉を受け止めて、感じてきて下さい!

おけぴ稽古場取材班&撮影:chiaki 監修:おけぴ管理人


皆様からのコメント



今日、この舞台を観てきました。
母に誘われていて、密かに楽しみにしていたのでした。
最初はこの父娘の会話の掛け合いが面白くて笑って観ていたのですが、最後の会話は涙が止まりませんでした。
311の大震災、原発の事とリンクして。

コメントを書き込む

お名前:
ホームページ: (なければ空欄で構いません)
コメント:

コメントの掲載について

コメントは内容を確認した上で反映されますので多少お時間がかかります。内容によっては、通知することなくコメントを受け付けないことがあります。ご了承ください。なお、もしエラーになるようでしたら直接 cs@okepi.jp にコメントをメールいただけると嬉しいです。










最近の観劇レポ

観劇レポ全一覧

おけぴ管理人プロフィール
名前:山野上 寛
mail:cs@okepi.jp
出身:大阪府茨木市
現住所:東京都中央区
もともとミュージカルには拒否反応があったんです。「なんで歌うねん」と。が、2000年、松たか子 ファンの後輩に誘われてみにいったオケピ!でミュージカルの拒否反応が消え、強引に連れていかれたライオンキングでスイッチが転換、夢から醒めた夢で初のリピート (6回)そして差し入れ・ファンレター初体験。 キャッツで初の名古屋遠征、 レミゼに感動。翌2001年、四季ハムレットで初のマチソワジーザス出待ち初体験、2002年モーツァルト!に興奮。2003年からは観劇に幅が出て、 2004年はラスベガス、ニューヨーク、ウィーンへと年3回も観劇ツアーに出かけてしまう。その勢いで2005年、会社を辞めて独立。現在2日1本ペースで感激中♪

役者さんにはまるポイント:声
感激ポイント:1幕最初の衝撃
好きなシーン:群舞、小芝居
大好きな演目:ルドルフ、星組ロミジュリ

おけぴはこちら

RSS

送料
早見表