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12/03/02 玉造小劇店配給芝居Vol.9「ワンダーガーデン」稽古場レポ

2012年3月2日(金)13:00
玉造小劇店配給芝居Vol.9「ワンダーガーデン」稽古場レポート

4人芝居×2チームの魅力的なキャストの皆さんが
魔法のように軽やかに男女を演じ分ける「ワンダーガーデン」。
花組芝居×わかぎゑふ×拙者ムニエル×キャラメルボックス×トップアイドル・・
ありそうでなかった組み合わせの4人芝居に期待が膨らみます!

美しい庭のある家に育った四姉妹の20年にわたる物語。
こちら“乙女”な男性陣の四獣(スーショウ)チーム。
写真左から次女・薫子を演じる桂憲一さん、
三女・葉月役の植本潤さん、義妹・桜役の八代進一さん、
そして長女・千草を演じる大井靖彦さん。

ご存じ「花組芝居」の中心俳優として活躍中の皆さんが結成した
俳優ユニット“四獣(スーショウ)”。

今回のお芝居は、四獣のみなさんの花組芝居・入団20周年を記念して
“昔から見守ってくれていた親戚のおばさんのような”存在という
わかぎゑふさんに作・演出を依頼して作り上げられた作品の再演です。

キャッチコピーは
「瞬時にして男と女を演じ分ける究極の四人芝居!」!!


さらに、今回は女性だけの四華(スーホア)チームも参戦。
写真左から高橋由美子さん(次女・薫子役)、
三女・葉月役の澤田育子さん(拙者ムニエル/ goodmorningN゜5)、
義妹・桜役の小椋あずきさん、
長女・千草を演じる大森美紀子さん(演劇集団キャラメルボックス)。

全く同じ台本を男性と女性が演じると、こうも違うのか!と、
目から鱗がパリパリとはがれまくったお稽古場。
演出のわかぎゑふさんが「取材が入っているから、しっかりお願いします(笑)」と
キャストにプレッシャーをかける中、
まずは男性・四獣チームの通し稽古を拝見です。

物語の舞台は大正~昭和にかけての東京・碑文谷辺り。
美しい庭のある家に暮らす姉妹たちの少女時代から20年に渡る物語が、
いくつかのエピソードで語られていきます。

流れる時の中で描かれる四人姉妹それぞれの恋と人生。
決して平坦ではない運命を描きながらも、
わかぎゑふさんの脚本は、その優しい眼差しが何とも印象的。

真面目な長女(大井靖彦さん)は、堅物の海軍将校・杉山との結婚が決まり・・


その杉山の妹である桜(八代進一さん:左)と、
肝の据わった賢い次女・薫子(桂憲一さん:右)は何やら気が合うようで・・


キャピキャピのちゃっかり三女・葉月(植本潤さん)も含めて
とにかく全員が何とも“乙女”!

「まあ、ごめんあそばせ」「嫌だ、私ったらはしたないわ」etc・・
乙女な言葉遣いも満載です♪

女性役はもちろん“お手のもの”の花組芝居メンバーの皆さん。
今回のお芝居では
四姉妹の相手役となる男性をそれぞれが1人2役で演じているのが見どころのひとつです。
つまり4人で8役。この切り替えが何とも鮮やかでお見事♪

“何か”を実演中の海軍将校・杉山(八代さん)や、


“ビタミンの足りない”詩人役・桂さんに笑いが止まりません!

派手な仕掛けや展開はありませんが、
芸達者なキャスト陣と、繊細な脚本の妙にどんどん引き込まれ、
優しさの溢れるラストにカメラを構えながらジーン・・と感動。
わかぎゑふさんの描きだす世界は、
まるで朝の連続テレビ小説をみているような清々しい“面白さ”を
心に運んでくれました♪

さらにこの後、女性陣・四華チームのプロローグを拝見。
こちらも絶妙なキャスト!


(左:小椋あずきさん、右:大森美紀子さん)

男性チームと全く違うおもむきで、
とにかく“かしましい”こと、この上ない(笑)!


(中央:高橋由美子さん、右:澤田育子さん)

きゃっきゃと楽しく飛び跳ねる三姉妹。
高橋由美子さん、拙者ムニエルの澤田育子さん、そしてキャラメルボックス大森美紀子さん。
このメンバーの“姉妹”役が観られるなんて、それだけでも貴重です!

独特の存在感を放つ小椋あずきさん演じる、
義理の妹・桜に対する、ちょっぴり“意地悪”な感じが
何とも「女性的」で生々しい!
これ、“乙女”な四獣チームと全然違う役作りです。

男性が演じる女性と、女性が演じる男性と、女性が演じる女性、そして男性が演じる男性。
うーん、これぞ演劇のお楽しみですね。
是非、劇場で両チームを見比べたい!

ちなみに、四獣チームと四華チームはそれぞれの舞台で
転換スタッフとしても活躍されるそうですよ♪
つまりどちらのチームを観劇しても8名のキャストの姿は観ることが出来るのですが、
ここはやはり2チームを見比べて「演劇ならでは」の魅力を堪能したいところです!

美しいバラの咲く庭で語られる、四姉妹の恋と人生。
甘い中にもピリッとスパイスが効いた物語を
魅惑のキャストで贅沢な4人芝居!
四獣チーム、四華チームそれぞれの味わいの違いが今からとっても楽しみです♪


こちら“テンション上げ体操”中の四華チーム(写真左は演出のわかぎゑふさん)

<公演情報>
玉造小劇店配給芝居Vol.9『ワンダーガーデン』
東京公演 2012年3月8日~18日 座・高円寺1にて
神戸公演 2012年4月7・8日 新神戸オリエンタル劇場にて

作・演出:わかぎゑふ
出演:
[四獣]桂憲一/植本潤/大井靖彦/八代進一
[四華]高橋由美子/大森美紀子/澤田育子/小椋あずき

上演時間:約1時間55分
公式HPはこちら
座・高円寺の公演紹介

公式HPで紹介されているワンダーガーデンCM集がこちら(笑
お稽古場のノリもこんな感じでとっても楽しい雰囲気でした!



植本さんが撮影された写真がこちら、わかぎゑふさんのがこちら



おけぴ取材班&撮影:mamiko 監修:おけぴ管理人


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名前:山野上 寛
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出身:大阪府茨木市
現住所:東京都中央区
もともとミュージカルには拒否反応があったんです。「なんで歌うねん」と。が、2000年、松たか子 ファンの後輩に誘われてみにいったオケピ!でミュージカルの拒否反応が消え、強引に連れていかれたライオンキングでスイッチが転換、夢から醒めた夢で初のリピート (6回)そして差し入れ・ファンレター初体験。 キャッツで初の名古屋遠征、 レミゼに感動。翌2001年、四季ハムレットで初のマチソワジーザス出待ち初体験、2002年モーツァルト!に興奮。2003年からは観劇に幅が出て、 2004年はラスベガス、ニューヨーク、ウィーンへと年3回も観劇ツアーに出かけてしまう。その勢いで2005年、会社を辞めて独立。現在2日1本ペースで感激中♪

役者さんにはまるポイント:声
感激ポイント:1幕最初の衝撃
好きなシーン:群舞、小芝居
大好きな演目:ルドルフ、星組ロミジュリ

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