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12/04/24 「エリザベート」公開稽古レポ

2012年4月24日(火)15時
「エリザベート」公開稽古レポート

間もなく開幕のミュージカル「エリザベート」。
抽選で選ばれたお客様もお稽古場に入っての公開稽古が行われました。
どのシーンをどのように進めるのか、段取り説明の後、指揮者の西野淳さんの合図でシーンスタート。
まずは、ルキーニ役の高嶋政宏さんとアンサンブルのみなさんによる“ミルク”!

ルキーニがミルク不足を嘆く民衆にエリザベートがミルク風呂に入っていると知らせ怒りを煽るシーンです。
「本番よりちょっとお客様を意識しすぎてしまった(笑)本番はもう少し厳しい感じになります。」(高嶋さん)
と仰るものの、身近で見るアンサンブルさんの迫力、
その中を縦横無尽に動き回り怒りをたきつけるルキーニのエネルギーに圧倒されました。

続いて、トートと少年ルドルフのナンバー“ママ、何処にいるの?”を
マテ・カマラスさんと加藤清史郎さんが披露。
歌唱シーンになった瞬間、役へ入り込みガラリと表情、
そして周りの空気をも変える清史郎さんのルドルフ。
ママが恋しくて一生懸命に強がる姿が切ない!!
そしてそこに忍び寄るマテさんのトートは妖しさと美しさが漂います。

歌い終わると、一転して!仲良しなお二人に♪

一生懸命に質問に答える清史郎さんをやさしく見守る姿が微笑ましかったお二人のコメントをご紹介しますね。

”ルドルフと似ているところ、違うところは?”との質問に、
清史郎さん「違うところはひ弱でなくて悪ガキなところ(笑)、あと、ひとりぼっちじゃないところです。
似ているところはちょっと泣き虫っぽいところです。」
”今のルドルフは何点ですか?”との質問には。。。
「えーと、83,4点」

これにはマテさんから
「何故?」
と日本語で質問が飛び出しました!それに対しては
「まだまだぜんぜん目標が達成できていないところがたくさんあるので!これからがんばります。」
と、とても頼もしい清史郎さんでした!

続いて日本語も日ごとに上達しているというマテさん。(インタビューはドイツ語で)
「僕の日本語は47点(笑)」
とユーモアを交えたスタート。

「オーディエンスの皆さん、キャスト、スタッフの皆さんと一緒にこの場にいられることを
心から幸せに思います。本当に感謝のひと言です。」
マテさんの挑戦・努力は稽古場でも多くの方に刺激を与えているようです!
感情の伝わる日本語での歌唱ももちろんですが、
マテさんの表情やアクションにも引き込まれますので本番をお楽しみに!

続いては瀬奈じゅんさんのエリザベート、そして岡田浩暉さんのフランツ・ヨーゼフによる“夜のボート”。

晩年のエリザベートとフランツのナンバーだけあって、
夫婦が歩んできた道を感じさせるぐっと深みのある大人のデュエットです!!
(ちなみに4月24日はくしくもエリザベートとフランツが結婚式を挙げた日という偶然!)

エリザベート初参加、この日が公の場での初フランツとなった岡田さん。
とても緊張されていたそうで、終わった瞬間の笑顔からもそれがとても伝わってきました。
初めて挑むリーヴァイさんの曲については
「難しいメロディラインですが、
それがとても気持ちを表現しているのでちゃんと歌っていきたいなと思っています。」
エリザベートへの愛情がじわーっと伝わる岡田さんのフランツです!

瀬奈さんは「孤高さやストイックさを少し強めに出していこうかなと思っています」と、
再演ならではの深められた役作りに更なる期待がふくらみます。

稽古場での様子について、ダブルキャストの春野寿美礼さんとの仲のよさを、
岡田さんからも双子の様だといわれ
「稽古場でも積極的に絡んでいます(笑)、皆さんから似てる似てると言われていますね。」
その瀬奈さんの言葉を春野さんも笑顔で聞いている、温かい稽古場の様子が垣間見られました。

そして青年ルドルフの登場です!

トリプルキャストの中からこの日は平方元基さんとマテ・カマラスさんによる“闇が広がる”。
若き皇太子をトートが死への道に引きずり込むような駆け引きや迫力が人気のこのナンバー。

マントを翻し!

この曲といえば、やはりこの場面ですよね!

平方さんの頬に光る汗。熱演でした!!

”ロミオとジュリエットに続き2作目の小池修一郎さんの演出作品ですが”との質問には、
「相変わらず、毎度毎度怒られています。
本番までに小池先生のご指導のもと、自分なりのルドルフを創り上げたい。」
力強く答えている姿にお客様からも期待の拍手が!

マテさんには”3人のルドルフとのキスシーンがありますが”との質問。
これにはマテさん自ら日本語で「キスは得意です!」
これには稽古場中大爆笑!

最後を飾るのはエリザベート春野寿美礼さん、
トート石丸幹二さんによる“私が踊る時”。
見ごたえ、聞きごたえいっぱいのお二人です。

「今回はクールビューティーで少し大人のトートを創っていきたい。」とお話されたとおり、
石丸さんのトートからは勝利を確信したような落ち着きや自信を感じました。

対する春野さんはそれでも揺るがない気高さのある素敵なエリザベート、
颯爽と歩き、真っ直ぐにトートを見つめ返す美しい強さです!

そして歌唱披露後のインタビューでは、
やはり石丸さんから春野さんと瀬奈さんの仲の良さと双子の様に似ているというお話が飛び出しました。
春野さんからは「瀬奈さんには本当に手取り足取り教えていただいております。
いてくれてありがとうございますという感じで、一緒に頑張ってやっていきたい。」

そして最後に春野さんより
「初日まで2週間、更に稽古を重ねてより愛されるエリザベートを
お見せできるようにしていきたいと思いますので、ぜひ観にいらしてください。」

開幕が待ち遠しいですね!
そして、今日の組み合わせ、はたまた違う組み合わせ、
組み合わせの妙も楽しみになりそうな2012年のエリザベートは5月9日、帝国劇場にて開幕です!

<おまけ>
お客様をお見送りするルドルフ役のお三方!


(古川雄大さん、平方元基さん、大野拓朗さん)

公式HPでは歌唱披露シーンの動画などお楽しみいただけます



おけぴ取材班:chiaki、おけぴ管理人


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名前:山野上 寛
mail:cs@okepi.jp
出身:大阪府茨木市
現住所:東京都中央区
もともとミュージカルには拒否反応があったんです。「なんで歌うねん」と。が、2000年、松たか子 ファンの後輩に誘われてみにいったオケピ!でミュージカルの拒否反応が消え、強引に連れていかれたライオンキングでスイッチが転換、夢から醒めた夢で初のリピート (6回)そして差し入れ・ファンレター初体験。 キャッツで初の名古屋遠征、 レミゼに感動。翌2001年、四季ハムレットで初のマチソワジーザス出待ち初体験、2002年モーツァルト!に興奮。2003年からは観劇に幅が出て、 2004年はラスベガス、ニューヨーク、ウィーンへと年3回も観劇ツアーに出かけてしまう。その勢いで2005年、会社を辞めて独立。現在2日1本ペースで感激中♪

役者さんにはまるポイント:声
感激ポイント:1幕最初の衝撃
好きなシーン:群舞、小芝居
大好きな演目:ルドルフ、星組ロミジュリ

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