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12/07/21 NODA・MAP「エッグ」制作発表レポ

2012年7月21日(金)12時
NODA・MAP「エッグ」制作発表レポ

スポーツと音楽を題材に、時空を超えた物語が展開!
NODA・MAP第17回公演「エッグ」の制作発表レポをお届けします♪

妻夫木聡さん、深津絵里さん、仲村トオルさん主演。
そしてなんと、あの椎名林檎さんが手がけた劇中歌(作詞は野田秀樹さん)を深津さんが歌います!

作品の内容はほとんど明かされておりませんが、役どころをご紹介しますと・・
妻夫木聡さん「この世にないスポーツの新人選手」
深津絵里さん「シンガーソングライター」
仲村トオルさん「この世にないスポーツのベテラン選手」
橋爪功さん「この世にないスポーツの監督」
秋山菜津子さん「この世にないスポーツのオーナー」
大倉孝二さん「この世にないスポーツの選手」
藤井隆さん「シンガーソングライターの振付師」
野田秀樹さん「本人(芸術監督)」

超豪華な出演陣に圧倒された記者会見の模様、早速レポート致します♪

フラッシュを浴びながらご登場の出演者の8人、
会場が一気に華々しい雰囲気になりました。

作・演出・出演の野田秀樹さん。
司会者の方の「どういったお芝居になりますか」という問いかけに対して、

野田
「今日は考えてきました(笑)。
『不可解にして愉快。爽快で若い。そして老獪(ろうかい)な芝居』を目指します(笑)!
私の作品の特徴でもありますが、今回も時間の動きが前に進みながら、
確実に後ろに戻っていくという作品で、大体3つの時代を描こうかなと思っています」

この言葉を聞いただけで、場内は野田ワールドに包まれたような雰囲気です。


『キル』『南へ』に引き続きの主演で、NODA・MAPの常連となりつつある妻夫木聡さん。
終始ニコニコと微笑みながらの受け答え。凛々しい眼差しが印象的です。

妻夫木
「(先ほどの野田さんのお話を聞いていかがですかの問いに)
なんのこっちゃ分からない感じですけども(場内爆笑)。
NODA・MAPのお芝居は、お稽古中でも本番が始まっても、
いい意味で“これが答えだ”というのを決めずに想像していけるし、
お客さんにも想像してもらえるものだと思います。
この世にないスポーツという題材ですけども、自分が見たことのない景色や、
お客さんも観たことのない景色、そういうものを想像できる舞台にしたいなと思っています」

野田
「『南へ』の出演の時に、“追い込まれた人間”を演じる姿が非常に素敵だったんで、
その部分をふくらませたいなと。
皆さんご存知か分かりませんが、普段はノーテンキな人ですから(笑)、
追い込まれた姿とのコントラストも考えて書きました」

『贋作・桜の森の満開の下』『キル』『半神』『農業少女』『走れメルス』、数多くの
NODA・MAP作品でヒロインを演じてきた深津絵里さん。
今回シンガーソングライター役の深津さんは、
稽古に入る一カ月前から椎名林檎さんとスタジオに入りレコーディングを進めているとのこと。

深津
「(レコーディングは)本当に贅沢な時間を過ごさせていただいていて、
椎名さんとの共同作業で既に役作りが始まっているようで、得をしている感じがします。
(本番では)この世にはないことが、舞台上で繰り広げられる・・・はずなので、
ぜひ劇場でそれを体感していただきたいなと思っています」

野田
「(曲は)聴きました。いいです!」

と自信みなぎる太鼓判!期待が高まります。

NODA・MAP初出演の仲村トオルさん。ベテラン選手という役どころです。
仲村さんの飄々とした雰囲気で、マイクを手にした時にもう場内が笑い始める空気。
初参加ということについて問われて、

仲村
「たとえて言うならば、転校した学校で、かくれんぼをしていて、
誰にも見つけてもらえずに日が暮れて、寂しくなったところで見つけてもらえて、
泣きながら出て行って『気づいてくれてありがとう』って
抱きつきたくなるような、そんな感じです」

場内が笑いと拍手で盛り上がります。

野田
「(仲村さんを)最初、松尾スズキの舞台で見て、こんな面白い人がいるんだと思って、
それからずっといいなと思っていました。
今回アスリートのベテラン役ですが、いかにも“ベテラン”って感じでね(笑)」

と起用の理由を語る野田さん。
初参加とは思えない和気あいあいとした雰囲気。
NODA・MAPでの仲村さんが今から楽しみです。

『野田版・国性爺合戦』『し』『パイパー』など、
80年代からの野田作品の常連、橋爪功さん。
今回は、この世にないスポーツの監督という役。
NODA・MAPの魅力を問われると、
先ほどの『不可解にして愉快。爽快で若い。そして老獪(ろうかい)な芝居』にひっかけて・・

橋爪
「一言で言えば『奇っ怪』ってことでしょうか。
今回歌を唄うと聞いていたものですから、ミュージカルかなと思って引き受けたんですけど、
(自分の)歌うところがないんで、見渡したら歌のうまい方が一杯いらっしゃるし・・・。
えー、非常に『不愉快』です」

07年日本版『THE BEE』にもご出演の秋山菜津子さん。
今回は、この世にないスポーツのオーナー役。

秋山
「(NODA・MAPは)とにかく楽しい。今回も楽しもうと思っています。
以前、野田さんに『俺、今度池袋のさあ・・』って言われて即、
『私、池袋嫌いなんすよねえ!』って言っちゃったことがあって(笑)、
その後に東京芸術劇場の芸術監督になられることを知って、どうしようと思ってたんですが、
今回お話をいただきまして、リニューアルオープンでもありますし、池袋を好きになろうと思います!」

『贋作・桜の森の満開の下』『赤鬼 日本版』『パイパー』にもご出演の大倉孝二さんは、
NODA・MAPの印象を問われて、

大倉
「長い・・。本番も稽古も長い・・・。稽古中に休憩がないのがすごく嫌なんです。
1時間にいっぺんくらいはダラダラしたいんですけども・・・」

それでも出演されるのは?

大倉
「・・まあ。ギャラですかね(場内爆笑)。あと、出てると有名っぽいから・・(さらに爆笑)」

野田
「休憩時間が欲しいって?ユニオン作った方がいい。日本はユニオンがないからこうなっちゃう」

大倉
「家に帰って、ユニオンを調べます」

場内はもう、出演者のトークショーを見に来たように楽しんでしまっています。

『ザ・キャラクター』にもご出演された藤井隆さんは、今回振付師の役。
質疑応答では振付をやって見せてとムチャぶりされ、
即興で深津さんに向かって踊り始めましたが、「できるわけないでしょ!」と切り上げて爆笑を誘う一幕も。

藤井
「(NODA・MAPに参加して)やり方が変わったと言いますか、
無駄に遠慮がちだったりするところがあるんですが、
そんなことをしていても何もならない、自分が楽しい、正しいと思ったことに突き進むということを学びまして。
通常営業でのバラエティ番組でも、こう思っていますということをスタッフの方に伝えて
本当に円滑に進むようになり、感謝しております。」

野田
「もう本人から漏れ出してると思うけど、藤井君はちょっと悪いところがあるよね。
さっき記者会見が楽しみって言うから理由聞いたら
『本日はお集まりいただきましてありがとうございます』とか
心にも無いことを言える場はそうないです、なんて言ってさ」

思わぬ暴露に場内大ウケ。藤井さんも大慌てで取り繕います。

約1時間の制作発表で、ほとんど笑いっぱなしの場内でした。
野田さん自身が「俺、キャスティングうまいな」と自画自賛する、これ以上ない出演陣が揃い、
更には椎名林檎さんの楽曲も加わって、
はたしてどんなコラボレーションとなるのか楽しみですね!

大衆を熱狂させてきた“音楽”と“スポーツ”が時空を跨いで交錯し、
そこには恋愛もはじまるのだそうで、
何がどうなるのか、これはもう観て体感するしかありません!

<公演情報>
9月5日(水)から10月28日(日)まで東京芸術劇場 プレイハウスにて

<スタッフ>
作・演出:野田秀樹
音楽:椎名林檎
美術:堀尾幸男
衣裳:ひびのこづえ
振付:黒田育世

<出演>
妻夫木聡
深津絵里
仲村トオル
橋爪功
秋山菜津子
大倉孝二
藤井隆
野田秀樹


おけぴ取材班:yoshida、mamiko 撮影:mamiko 監修:おけぴ管理人


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名前:山野上 寛
mail:cs@okepi.jp
出身:大阪府茨木市
現住所:東京都中央区
もともとミュージカルには拒否反応があったんです。「なんで歌うねん」と。が、2000年、松たか子 ファンの後輩に誘われてみにいったオケピ!でミュージカルの拒否反応が消え、強引に連れていかれたライオンキングでスイッチが転換、夢から醒めた夢で初のリピート (6回)そして差し入れ・ファンレター初体験。 キャッツで初の名古屋遠征、 レミゼに感動。翌2001年、四季ハムレットで初のマチソワジーザス出待ち初体験、2002年モーツァルト!に興奮。2003年からは観劇に幅が出て、 2004年はラスベガス、ニューヨーク、ウィーンへと年3回も観劇ツアーに出かけてしまう。その勢いで2005年、会社を辞めて独立。現在2日1本ペースで感激中♪

役者さんにはまるポイント:声
感激ポイント:1幕最初の衝撃
好きなシーン:群舞、小芝居
大好きな演目:ルドルフ、星組ロミジュリ

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