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12/11/16 「Chanson de 越路吹雪 ラストダンス」プレビュー公演観劇レポ

2012年11月16日(金) 14:00
「Chanson de 越路吹雪 ラストダンス」プレビュー公演観劇レポ

瀬奈じゅんさん 斉藤由貴さん

宝塚歌劇団出身、東宝ミュージカル、翻訳ミュージカルの黎明期を語るに
欠かせないエンターテイナー越路吹雪さん。
舞台女優、シャンソン歌手として、そして一人の女性としての越路吹雪を
描いたミュージカル「Chanson de 越路吹雪 ラストダンス」。
「愛の讃歌」、「サン・トワ・マミー」、「ろくでなし」、「ラストダンスは私に」
など越路さんのヒット曲で綴るミュージカル作品です。
本公演に先立ち上演されたプレビュー公演の模様をレポートいたします♪

あの人があの人物を!あの歌をこの人が!な驚きも心地よい心温まるミュージカル!

というのも、この作品、越路さんと彼女を愛し支えた周囲の人々をなんと
わずか6人の俳優さんが演じるのです。
それぞれが強烈な個性を持った登場人物の中には・・・
宝塚歌劇団の創始者小林一三さん、帝劇社長秦豊吉さん、劇作家菊田一夫さん、
シャンソン歌手石井好子さんなどなど。
先生!と呼ばれるほどのビッグネームが濃~いキャラで、時にコミカルに
描かれます。(混同する心配はご無用でございます!)

舞台上に映し出される越路さんの在りし日のお姿。
始まりは岩谷さんの思い出話の世界を劇中劇で見せるような演出。
(演出は山田和也さん)
いつしか物語の世界に引きこまれます。

宝塚歌劇団の生徒と編集部員としての出会い、
在籍しながらの外部公演出演!
“芸人”としての目覚め、挫折、シャンソン歌いの誕生、
リサイタル開催…彼女が目指したのは真の芸人、エンターテイナー!

迷いながらもしっかりと前を向いて、
あっけらかんとした快活さで生きた女性、越路吹雪。

そんな、越路吹雪さんを演じるのは瀬奈じゅんさん。
越路さんと同じく宝塚歌劇団出身、現在は東宝ミュージカルでも活躍中!
ちょっと驚くような台詞も(笑)、カラッと快活に言ってしまいながら、
自分のキャリアへの迷い、エディット・ピアフのステージを見た時の
挫折など舞台裏の繊細な部分も丁寧に演じています。

そして、越路さんと言えば!
マネージャーとして、友人として惜しみないサポートをし続けたのが
岩谷時子さんです。
ミュージカルファンの中では「レ・ミゼラブル」「ミス・サイゴン」の
訳詞を手がけられたことでもおなじみですね。

その岩谷さんを演じるのが斉藤由貴さん。
穏やかに優しく見守りながら、越路さんが決して道を誤らないように
強い信念を持って側にいた女性。
ふんわりした斉藤さんの上品さがピッタリです。
二人の「イケズ」「スカタン」のやり取りは心がホッと温かくなります。
歌声も懐かし~♪

そして、八面六臂の大活躍なのが男性陣!

別所哲也さんは越路さんの甘いロマンスのお相手、ダンディな衣装デザイナー
真木小太郎さん、かと思えば、まさかの風貌の強烈キャラ。
あんな別所さん見たことございません!!

大澄賢也さんは越路さんの夫・内藤法美さんとして優しく寄り添い、
そしてあのビッグネームも渋く魅せます。
慈しみ合う夫婦にじーん。。。涙

落語家の柳家花緑さんはこの作品がミュージカル初挑戦!
(シアタークリエには「宝塚BOYS」で出演経験ありますけどね♪)
越路さんの良き理解者・音楽プロデューサー渋谷森久さんなど七役に挑戦!
コミカルな役作り、客席の空気を沸かせるのはさすがです!

宇野まり絵さんは観客目線に近いポジションで作品の世界を
より身近に感じさせてくれます。

戦後日本のエンタメ界が復興の道を歩んだ原動力、バイタリティと情熱に溢れ、
日本のショービジネスを築き上げた人々への愛と尊敬に溢れたミュージカル♪
笑いあり、涙あり、元気をもらって、温かい気持ちになれる素敵な作品です。

公式ホームページはこちら

<公演情報>
2012年11月16日 東京 かめありリリオホール※プレビュー公演
2012年11月20日 長野 ホクト文化ホール 中ホール
2012年11月23日 山梨 東京エレクトロン韮崎文化ホールBREEZE
2012年11月27日 金沢 北國新聞赤羽ホール
2012年12月4日~19日 東京 日比谷シアタークリエ
2012年12月22日 名古屋 中日劇場
2012年12月29日30日  大阪 梅田芸術劇場 シアタードラマシティ

<出演>
瀬奈じゅん / 斉藤由貴 / 宇野まり絵
柳家花緑 / 大澄賢也 / 別所哲也

<スタッフ>
原作・岩谷時子
脚本・髙平哲郎
演出・山田和也


おけぴ取材班:chiaki / 監修:おけぴ管理人 写真提供:東宝演劇部


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名前:山野上 寛
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出身:大阪府茨木市
現住所:東京都中央区
もともとミュージカルには拒否反応があったんです。「なんで歌うねん」と。が、2000年、松たか子 ファンの後輩に誘われてみにいったオケピ!でミュージカルの拒否反応が消え、強引に連れていかれたライオンキングでスイッチが転換、夢から醒めた夢で初のリピート (6回)そして差し入れ・ファンレター初体験。 キャッツで初の名古屋遠征、 レミゼに感動。翌2001年、四季ハムレットで初のマチソワジーザス出待ち初体験、2002年モーツァルト!に興奮。2003年からは観劇に幅が出て、 2004年はラスベガス、ニューヨーク、ウィーンへと年3回も観劇ツアーに出かけてしまう。その勢いで2005年、会社を辞めて独立。現在2日1本ペースで感激中♪

役者さんにはまるポイント:声
感激ポイント:1幕最初の衝撃
好きなシーン:群舞、小芝居
大好きな演目:ルドルフ、星組ロミジュリ

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