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12/11/08 TSミュージカル「客家~千古光芒の民~」GPレポート

2012年11月8日(木)18:30
TSミュージカル「客家~千古光芒の民~」GPレポート
【舞台写真多数掲載につき、ご観劇前の方はご注意ください!】

まずは最初に「客家(はっか)」という言葉のご紹介を(公式HPより)。
古代中国の王族の末裔であると言われている。
戦乱から逃れるため中原から南へと移動、定住を繰り返していった。
先住先では原住民から見て“よそ者”であるため、客家と呼ばれ、
原住民との軋轢も多かった。山間部に好んで住居することが多く、
独自の言語・文化を持っていて、教育熱心であることでも知られており、
教職や政治家、軍人など指導者となる多くの人材を輩出している。

亡国の一途をたどる南宋に現れた文天祥(ブンテンショウ)=吉野圭吾さん。


天祥は客家一の博学にして義に厚い男・官僚として都へ上がり
皇帝・理宗と出会い、国を守ることを誓います。

一方、客家に伝わる先祖からの教えを守ろうとする妹・空祥(クウショウ)=水夏希さん。

時代の渦に巻き込まれるこの兄妹を中心に、
南宋末期の歴史絵巻をドラマティックに彩るミュージカル作品「客家(はっか)」!
その熱いゲネプロの様子をレポートいたします!


このお二人のシーンは実に軽妙!(左・坂元健児さん、右・未沙のえるさん)

物語の始まりはちょっとした風のいたずら。

舞台は現代の台湾、事業に行き詰ったデイビット(坂元健児さん)が
街角で謎の老婆(未沙のえるさん)と出会うことで何かが動きはじめます。
「奮起せよ!」
老婆が差し出した書物を開くと・・・


客家の男達(平澤智さん,渡辺大輔さん,吉野圭吾さん,畠中洋さん,上口耕平さん)と王建軍さん

南宋末期への旅のはじまりです!!
そこは古代中国の王族の末裔であると言われ、戦乱から逃れるため
中原から南へと移動、定住を繰り返していった漢民族の支流・客家人が暮らす村。

舞やアクション、マイムなどで当時の客家の村の生活、
そこを訪れた人々との“交流”が温かく描かれています。

天祥と空祥の母・曽徳慈(ソウトクジ)の未沙さんはこれぞ
客家の女性!強く逞しく明るくそして働き者!


(左・伊礼彼方さん!!、右・水夏希さん)

南宋に捕えられていたモンゴル兵バヤンに伊礼彼方さん。
(言われないと、伊礼彼方さんって気付かないくらいのメイク&衣裳!)
敵である自分をかくまい、
世話する空祥や客家の人々に戸惑いが隠せないバヤンは・・・(続きは劇場で)


こちらは都・臨安(リンアン)宮中の人々。

理宗に坂元健児さん、国や民の未来を見つめる坂元さんらしい皇帝です。


今拓哉さん演じる宰相・賈似道(カジドウ)は強くしたたか。
歌声にキャラクターがしっかり乗って威圧感たっぷり!


側で皇帝を支える塑(スー)に照井裕隆さん。歌声も素晴らしい!
モンゴルが勢いを増す中、南宋がとった行動とは・・・(続きは劇場で)

再び客家、モンゴル兵に両親を殺された爽(シュアン)・平澤智さんと
学び舎に未来を夢見る旻(ミン)・畠中洋さん、天祥・吉野さんの熱い友情!

兄天祥と仲間たち、コミカルなシーンもアクションも息ぴったり!


己の中の敵と戦う男・爽(シュアン)=平澤智さん



誰もが平等に学べる世を願う旻(ミン)=畠中洋さん



(左から渡辺大輔さん、上口耕平さん、水夏希さん)

妹・空祥とその幼馴染たち、羅(ルオウ)の渡辺大輔さん、
純(チュン)の上口(うえぐち)耕平さんとのシーンはほのぼの~♪

そんな若者たちにも徐々に時代のうねりが押し寄せ・・・(続きは劇場で)


時代の目撃者ともいえる、天祥とともに官僚登用試験に合格し、
客家の村を訪れた医学の道を志す才(サイ)・吉田朋弘さん。


手にしているのは・・・

モンゴル勢の衣装も凝っています!


モンゴル兵アントン役・小林遼介さん


お?! (伊礼彼方さんです)

客家、南宋、モンゴルそれぞれの立場、
医学、学問、官僚、武術それぞれの道、
一人一人が迷い、葛藤する中で見つけた答えとは・・・

TS作品の中でも骨太度最強ではないかと思えるほどの物語が
中国舞踊、殺陣、アクロバットを織り交ぜた躍動感あふれるステージワークと
玉麻尚一さんによるミュージカルナンバーで彩られたエンターテイメント作品に!

熱い芝居、多彩な楽曲、華麗なダンス、迫力の殺陣、驚きのアクロバット!
なんとっ!!!という展開の骨太な二幕!
終演後もいろいろと語り合いたくなる「客家」です!
照明や舞台装置も美しく幻想的ですので、2階3階席から観ても素敵と思います!
お見逃し無く!!

<公演情報>
~東京公演
2012年11月9日-18日@天王洲 銀河劇場
~兵庫公演
2012年11月23,24日@兵庫県立芸術文化センター阪急中ホール

~あらすじ
「守るべきもの それは人の心」
貿易取引きの為、台湾を訪れたデイビットは「客家」に
伝わる史話を聞かされる。
時はモンゴル帝国が席巻する南宋時代末期。
亡国の一途を辿る宋国を立て直さんと救世主・文天祥(ぶんてんしょう)が現れる。
だが、その妹・空(くう)は兄の進む道を憂わしく感じていた。
彼らは古より戦を好まず、故郷を捨て静かな山間に暮らしてきた客家人。

そんな先祖の訓を守る妹と、国を守る兄の想いは次第にすれ違い始める事に……。
時代と共に動乱の世に巻き込まれてゆく客家の運命は?
そしてそんな伝説との不思議な縁を感じたデイビットとは……。

~キャスト
水 夏希 吉野圭吾 坂元健児 伊礼彼方
未沙のえる 平澤 智 今 拓哉 畠中 洋
照井裕隆 渡辺大輔 小林遼介 吉田朋弘
上口耕平 千田真司 松岡雅祥 脇田伸悟

~スタッフ
演出・振付・作詞/謝 珠栄
脚本/斎藤栄作
音楽/玉麻尚一
アクション/渥美 博
歌唱指導/満田恵子

~ホームページ
公式ホームページはこちら
公式ブログはこちら


華麗に舞います♪

おけぴ取材班、撮影:chiaki、おけぴ管理人


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名前:山野上 寛
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出身:大阪府茨木市
現住所:東京都中央区
もともとミュージカルには拒否反応があったんです。「なんで歌うねん」と。が、2000年、松たか子 ファンの後輩に誘われてみにいったオケピ!でミュージカルの拒否反応が消え、強引に連れていかれたライオンキングでスイッチが転換、夢から醒めた夢で初のリピート (6回)そして差し入れ・ファンレター初体験。 キャッツで初の名古屋遠征、 レミゼに感動。翌2001年、四季ハムレットで初のマチソワジーザス出待ち初体験、2002年モーツァルト!に興奮。2003年からは観劇に幅が出て、 2004年はラスベガス、ニューヨーク、ウィーンへと年3回も観劇ツアーに出かけてしまう。その勢いで2005年、会社を辞めて独立。現在2日1本ペースで感激中♪

役者さんにはまるポイント:声
感激ポイント:1幕最初の衝撃
好きなシーン:群舞、小芝居
大好きな演目:ルドルフ、星組ロミジュリ

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