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12/11/28 映画「レ・ミゼラブル」イベント&試写会レポ

2012年11月28日19:00
映画「レ・ミゼラブル」キャスト来日イベント&試写会レポ
(イベントレポ舞台キャスト編はこちらから!)


いよいよ公開です!

「『レ・ミゼラブル』を支えてくださった世界中のファンが
いてくださったからこそ、この映画が出来ました。
本当にありがとう!」(キャメロン・マッキントッシュ(プロデューサー))

世界43カ国、21ヶ国語で上演され、27年間という驚異的ロングランと
6千万人を超える動員数を達成したミュージカルの金字塔!
「レ・ミゼラブル」映画版がいよいよ公開になります!
全編にわたりライブ録音(これ、すごいことなんです!!)という
画期的な撮影で舞台ファンとしても期待のこの作品!

公開に先駆けて行われた豪華キャストの来日イベントの模様と
試写会の様子をレポートいたします。


写真左より:キャメロン・マッキントッシュ、アマンダ・セイフライド、
ヒュー・ジャックマン、アン・ハサウェイ、トム・フーパー監督

ご登壇のみなさんをトム・フーパー監督のキャスティング理由を交えてご紹介!

ジャン・バルジャンを演じるのはヒュー・ジャックマン

(監督より)
「私のジャン・バルジャンの候補リストはとても短くて、一人しか名前が
挙がっていませんでした。
それはヒュー・ジャックマンでした。
(会場より大拍手)
もしヒューがいなかったら、今この時期にこの映画を作らなかったと思います。
(さらに大拍手)
映画スターで歌えて演技がきちんと出来る人、ジャン・バルジャンの思いやり、
精神性を持っていて人格者で…
この人を置いてバルジャンは考えられないと思います。」


ヒュー・ジャックマン(ジャン・バルジャン役)

(ヒュー・ジャックマン)
「文学的にも舞台としても優れている作品に参加することができて
監督、キャメロン、そしてヴィクトル・ユゴーなど、
すべての方に感謝をしています。
今の映像(ダイジェスト映像「バルジャンの独白」)は自分で観るには
辛いものがあるのですが、撮影したあとにこのシーンを観た私の妻が、
私だと気づいてくれないぐらいでした(笑)。
私にとってジャン・バルジャンという役は本当にまれな役だと思っています。
マッキントッシュが27年かけて映画化してくださったことに感謝しています。
なぜなら、この作品が生まれたとき、私はまだ3歳だった…
いや、サバ読みすぎましたね(笑)。
実際は18歳ぐらいでした。」

続いてファンテーヌ役のアン・ハサウェイ

(監督より)
「ファンテーヌはありとあらゆる映画スターが欲していた役です。
(オーディションでアンが)“I Dreamed a Dream”を歌ったとき、
吹っ飛びました!
この役は彼女しかいないと思いました。彼女が見せてくれたのは、歌でファン
テーヌを表現すること。
物語を語れる女優さんです!」


アン・ハサウェイ(ファンテーヌ役)

(アン・ハサウェイ)
「ファンテーヌは本当に辛い、惨めな目にあいます。
ファンテーヌの痛みというのも娘コゼットのために強いられるものであって
そこに演じる苦労はありました。楽しかったという言葉は演じていて
合わないけれど、毎日ヒューという素晴らしい俳優と共演できて
現場はとても楽しいものでした。
(役が決まったときは)
いつもは役をいただいたときは喜びでいっぱいで駆け回りたい
ぐらいなんですが、この役は違ったんです。
自分の夢が叶ったという思いが強すぎて、そういう表現をすることも
できなかったのです。人生において本当に重要なことが起こったとき、
私は静かに心に触れる、心に染み込んでくるみたいです。
時間が流れて今日になっても役が決まったときの喜びが続いています!
本当に自分はなんて幸運なんだろう、
人生は捨てたものではないという思いです。」

そしてコゼット役のアマンダ・セイフライド

(監督より)
「コゼットには世界一美しい映画スターを探したいと思って、
ここにお座りでございます(笑)。
(ここでアンから「なんて仰いました?(笑)」とツッコミ、ヒューも加勢!!
「なんだって?(笑)」)
いや、最も美しいブロンドの映画スターでした(苦笑)。
真面目な話をすると、アマンダはコゼットに必要なものをすべて持っていました。
明確な強さを秘め、強靭な知性を持っていて、加えて母性というものがこの役
には必要でした。
そして彼女は天使の声を持っているのです!」


アマンダ・セイフライド(コゼット役)

(アマンダ・セイフライド)
「ここにいる監督、マッキントッシュに心より感謝しています。
このミュージカルは11歳のときから大好きで大ファンで、
自分が演じることは本当に夢でした。
最初に撮影したのがアンと唯一いっしょに撮ったシーンで、
そこで彼女が優しさを表現してくれて
アン演じるファンテーヌから生まれた、私が演じるコゼットという
女の子がどういう子なのかを示してくれたと思います。
そういう意味で、本当にやりやすいスタートでした。」

そして、「英国王のスピーチ」にてアカデミー賞(R)監督賞を受賞した
トム・フーパー監督


トム・フーパー監督

(トム・フーパー)
「(映画完成までの)私の旅は、本当に長い旅でした。
先週の木曜日にやっとこの映画が完成しまして、みなさんにこうして観て
いただくことができました。すべてライブで歌っているのですが、
この「ライブで歌をやりたい!」という夢を叶えてくれたのが、今ここにいる
キャストのみなさんです。
舞台体験そのままに歌で演じることを、しかもクローズアップでできる素晴ら
しい才能を持ったキャストがいなければ実現しなかったことです。
この高いレベルだからこそ、みなさんを素晴らしい旅に
連れ出せるのだと信じています。」

そして、最後は“THE PRODUCER”ことキャメロン・マッキントッシュ氏


プロデューサーのキャメロン・マッキントッシュ氏

(キャメロン・マッキントッシュ)
「(『レ・ミゼラブル』は)25年前にブロードウェイ初演があり、
その2ヶ月後に東京でも初上演いたしました。
実はそのときに映画化のプランがありました。
しかし、私が信じているのは「運命」というものが
最高のプロデューサーだということです。
当時は作ってはいけない時期だったんだと思います。
というのも、25年前にはまだ生まれていなかったキャストもいますし、
トム・フーパー監督もまだ中学生ぐらいでした。
今が作られるべき時だったんですね。このパーフェクトなキャストが観られるのも
今だからこそなんです!
40年間、ミュージカル界に身を置いておりますが、
最高に誇れる映画ができました。
ここにいるキャストも、他のアンサンブルもそうですが、
ほとんどがミュージカルの経験があり、トムが描いたビジョンを反映し、
すばらしい映画作品に作りあげてくれました。」

この大作完成までの長い長い旅路を共にした皆さんのコメントは
とても重みがあり、感動的でした!


フォトセッション最初はキャストのみと告げられ
ガッカリなプロデューサーと両手に花でご満悦なヒューがかわいい!

Beautiful!

【試写会レポ】
あの“ジャジャーン”の音が鳴った瞬間からそのスケールに圧倒されます。
映画ならではの迫力と映し出されるリアルに“ミゼラブル”な様子を
受け止めるのに数秒。あとはぐいぐい引き込まれます!

独白に震え、司教様に涙、コゼットとマリウスのきらきらにうっとり、
あぁ、ガブローシュ(涙)、そんなガブローシュにジャベールが・・・(号泣)
そして最後は「Tomorrow Comes!!」
語りだすと止まりません♪

司教様が!あのエポニーヌは!
ミュージカルファンにはおなじみの役者さんが役を変えて登場したり、
舞台ファンならでは楽しみもいっぱいです!

そして、ミュージカルファンも注目の新曲「Suddenly」も穏やかで温かいナンバー♪
そこでヒュー・ジャックマンによって情感豊かに表現される
バルジャンの心情は物語により一層説得力を持たせます。

本当に見た人の数だけ、様々な感想があるかと思いますが、
でも、間違いなく言えるのは強い強い
「明日への希望」
に溢れた作品ということです。


来年には東宝版ミュージカル「レ・ミゼラブル」の上演も決定されています。
映画を見て、あらためて舞台の素晴らしさも気づきます!
なんと言っても、オープニングのあの壮大な描写を数小節の音楽に集約している
のですから♪

ドラマを堪能する映画、音楽を堪能する「25周年記念コンサート」、
そして“生”を堪能する舞台!
年末から「レ・ミゼラブル」モード全開です!

イベント第一部、東宝版キャストのみなさんによる歌唱披露の様子は
もう少々お待ちくださいませ!

まずは、花束贈呈のお写真をどうぞ!


両バルジャンの固い握手!

<映画「レ・ミゼラブル」>
2012年12月21日より公開!
上映館、時間などは公式HPをご覧ください。

<サウンドトラック>
2012年12月26日発売
ユニバーサルミュージックHP

<新演出版ミュージカル「レ・ミゼラブル」>
2013年4月東京・帝国劇場を皮切りに上演!
公式HP


おけぴ取材班&撮影:オケピ管理人、chiaki


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名前:山野上 寛
mail:cs@okepi.jp
出身:大阪府茨木市
現住所:東京都中央区
もともとミュージカルには拒否反応があったんです。「なんで歌うねん」と。が、2000年、松たか子 ファンの後輩に誘われてみにいったオケピ!でミュージカルの拒否反応が消え、強引に連れていかれたライオンキングでスイッチが転換、夢から醒めた夢で初のリピート (6回)そして差し入れ・ファンレター初体験。 キャッツで初の名古屋遠征、 レミゼに感動。翌2001年、四季ハムレットで初のマチソワジーザス出待ち初体験、2002年モーツァルト!に興奮。2003年からは観劇に幅が出て、 2004年はラスベガス、ニューヨーク、ウィーンへと年3回も観劇ツアーに出かけてしまう。その勢いで2005年、会社を辞めて独立。現在2日1本ペースで感激中♪

役者さんにはまるポイント:声
感激ポイント:1幕最初の衝撃
好きなシーン:群舞、小芝居
大好きな演目:ルドルフ、星組ロミジュリ

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