04/02/11 ポール・ウィンター バレンタイン・コンサート@東京オペラシティコンサートホール
2004年2月11日
ポール・ウィンター バレンタイン・コンサート
1階3列29番@東京オペラシティコンサートホール
音色はいい。でも旋律が単調。そして子供を利用・・・
これが終わってみての感想です。コンサートのはじまりは、オルガンをバックに
いきなり会場2階奥に登場したポールウインターに、これはもしかしてなかなか
楽しいコンサートになるのかも・・と期待したんです・・が。。。。
構成は、ソプラノサックス、ピアノ、チェロ、パーカッション、そして
パイプオルガン。まず、ソプラノサックスは、音色はとてもいい。うっとりします。
だけど、旋律に面白みがなくて、ただ楽譜通りに弾いてるだけって感じ。
クラシックの曲だったらまだ曲自体に深みがあったりするから
理解できるんだけど、自作曲や短い曲を譜面通りに繰り返し聞くのは眠すぎ。
(プロフィールによると)ジャズ奏者なんだからアドリブまじえたアレンジが
あるのかと思いきや全く無し。ピアノも面白みにかけ残響効果の高いステージ
でペダル踏みまくりだしソロ曲はソロ曲で演奏が単調。
チェロはピアノとかぶるせいか全然音が聴こえないしうまいのかどうかも
よくわからない。パーカッションはすごいテクニックを見せてくれて唯一感動
したんだけど、ちょっとソロが長すぎ。パイプオルガンは、正直生の感動が
味わえず、シンセで演奏してたのよーっていわれてもわからなかったと思う。
そして、聞いて下さい、最後の曲に登場した青山学院小学部の子供達数十名。
純粋に天使の歌声を楽しみにしてたんですが、撃沈。。。。
普通の小学生の歌声でした。しかも、歌うのは「あ」だけ。コーラスとして
の盛り上がりもない。チケット販売戦略で小学生数十名の親親戚で会場を
埋めるために彼らを登場させたとしか思えない。。。
最後の最後は、高円宮に捧げるとかいって(どういう関係だ)、荒城の月を
演奏してたけど、旋律間違ってるし、これも演奏が単調。。。なんかこの
ホールで聞く演奏って今まで外ればっかし。一緒に聞きに入った後の二人も
全く同じ感想でした。あと5000円は高すぎ!
今回のコンサートで唯一よかったのは彼らの見た目。あぁいうふうに年を
とってあぁいうふうに友達同士で演奏できたらいいなって。それだけ。