06/03/12 花組芝居稽古場@二俣川
今まで舞台ずーっと本番で観ることばかりで、稽古やリハとかは
観たことがないんですよという話を先輩としていたら、とっても面白くて
おすすめの劇団があるよという話になり、なんと稽古場にお伺いさせて
もらえることになりました。
その劇団とは「花組芝居」。夏ノ夜ノ夢の演出なども手がけられている加納幸和さんが主催する劇団。歌舞伎をもっともっと身近に気軽に楽しもうというコンセプトで、去年の「ゴクネコ」はDVDで見たんだけど、独特の世界感があって、役者さんがこれまた個性的ではまります。ゴクネコでは歌あり踊り笑いありで、音楽や効果音、美術なども、古今東西取り入れつつ、でも根底のベースの部分は歌舞伎なんですよね。こうした演出はかなり好きなので、とてもわくわくしながらいってきました。場所は二子玉川。駅から公園沿いに歩くと、なんだか閑静な住宅地。こんなところに練習所が。おおお!ありました。ってか、とても立派なたたずまい。到着したら、早速稽古場に案内していただきました。
地下に降りていくと、おおお、ジャージ姿の役者さんがたくさんいらっしゃってちょっと緊張気味の私。歌舞伎なので役者さんは全員男性。しかも思ってたより皆さん若い。で、みていて思ったんですが、こういう稽古シーンって舞台好きにはたまりませんね。好きなシーンを何度もリピートできる贅沢みたいな感じ♪ また、舞台上でアンサンブルの人達の動きを見るのが好きな私としては、練習中のアンサンブル(とよんでいいのかな。そのシーンでメインの人以外の人達)の動きをみてるだけでもとても楽しい。
で、台本を見せてもらったり、稽古の様子をみていると、これが楽しいんですね。ちなみに今日最初にみたシーン、台本でいうとどこでしょうか?と聞いたところそう、この「ト踊り」。この3文字の部分でした。そうですよねー、こういう部分って台本には書いてないですよね。
今回の舞台は新人の若手の方が3名参加されるとのことで、そのお披露目もあったりするとのこと。これも楽しみなところです。松若殿~っのシーン、結構好きで見入ってたのですが、まさかこの役者さんが・・・だとは。
いつもの花組芝居は、白塗りで演技されるので、役者さんの顔がわからなかったりするみたいだけど、今回は白塗り無しで、紋付袴で小道具などもシンプルな舞台になり、扇の白い流れを楽しむといった趣のようです。今日の練習でも退場のシーンやアンサンブル(?)のダンス(?)シーンなどは扇の流れがウェーブっぽくなってて綺麗だなーっとみとれてました。
休憩時間に練習している役者さんや、終わった後、入口でたたづんでいる役者さんとかをみていると、なんか家みたいな感じでとても居心地がよさそう。事務所でもいろいろお話を伺ったのですが、とっても皆さんいい方達で、お庭のしだれ桜はめちゃめちゃ立派。この庭でも舞台ができるのではないかと思うくらい。
6日に稽古を開始してまだ6日目!?。これから本番に向けて、どのようにできあがっていくのか、とても楽しみです。加納さんは、お写真では拝見してたのですが、写真以上に、とても若くてかっこよい方でございました。ファン多いんだろうなー。
今回のザ・隅田川は4月12日から東京と大阪での公演。
季節も舞台上も桜満開の隅田川。公演詳細はこちら
座長の加納さんのインタビューはこちらでーす
このダイエーの買い物カゴ、本番では何になるんだろう。