07/01/28 スウィングボーイズ星組@東京芸術劇場
2007年1月28日(日) 18:30
ミュージカル座 スウィングボーイズ(★組)
1階C列8番@東京芸術劇場中ホール
昨夜観た興奮が忘れられず、★組のを観たくなり、
当日券で購入していってきました!
するとなんと前から2列目!
舞台が近い!しかもピアノが目の前!
左端だったんだけど、スピーカーのボリュームが気になったのは
最初の10分だけで、後は舞台にはまってました。
昨日から連続してのスウィングボーイズですが、
もう新しい発見や感動もいっぱいあって、
明日も観劇したいくらいです。
まず、この左側の席。真正面にピアノとドラムと
バンドの人用のスペースがあるんですが、この舞台左側
のスペースではプロの方が中心に演奏されてるんですね。
その演奏の迫力がすごく伝わってきて、昨日は
ドラムに圧倒されましたが、今日はサックスの人。
この方、サックス、フルート、ハーモニカなど色々な
楽器を吹きかえるんですが、音色が綺麗♪
でも、舞台をみていると、この人がプロで、この人が
団員でみたいな区別は意図してみない限り感じないんです。
その自然さがすごいなーと。ほんとに、東堂孝之と
スウィングボーイズのメンバーが、目の前で演奏している
わけですから、すごく演奏にも説得力があって、感動も倍増なんですよね。
そしてとっても楽しい。何かに打ち込むことって素敵だなぁ
というのが伝わってくる。多分これみて、私も楽器やってみたいな、
再開しようかなって思った人多いはず。しかも団員の方、はじめて楽器に
触れて数ヶ月の特訓を経て舞台に出てる方も多いとのことで、
刺激うけまくりです。
昨日の月組との違いですが、いろいろ違っててすごく新鮮でした。
アンサンブルの方たちが踊るシーンはメンバー自体が違うので
全然印象も違ってくるし、台詞のいいまわしや方言も微妙に違う。
昨日私が気に入ってた九州から出てきた母娘の、娘役の子が下手に
はけるシーンは、昨日は待って~みたいに台詞があったんだけど、
今日はエーンって泣きながらはけたはりました。また、東堂男爵一家
で写真をとるシーン(このシーンの笑いとても好き)、
昨日はバケツもったままでいいからってのがあって私は大うけだったんだけど、
今日はその部分はなかったですね。昨日のがアドリブ?
また、2幕最初のシーンで縄跳びでジャンプしてる子のふくらはぎの
筋肉に妙にみとれたりしたのもこの席ならでは。
みんな歌声いいんだけど、特に鈴木さんと片桐さんの声は聞き惚れます。
片桐さんは、表情と声質から伝わってくるものがすごいです。
また、いろんなところで小芝居みたいなのもみれたり、楽器の
吹き方をみてても気持ちよかったりして、何通りもの楽しみ方がある。
この舞台、これで7500円はかなりお買い得。
舞台転換もすごくスムーズ。舞台前方と後方の入れ替えや、
家のセットが気がついたらなくなったりと、すごく工夫されてる感じ。
今日のヒットキャラは谷口春男と秋男の兄弟。タバコのくわえ方とか、
目の動き、靴磨いてるシーンのさりげないしぐさ、ペットの吹き方、
とても伝わってくるものがありました。
戦争の時の話なので、暗いように思えるんだけど、テーマをしっかりと
観客に自然に投げかけつつ(通常戦争ものだと、なんかこれがテーマだって
いってるんだなぁみたいなテーマ押し付け型のが多いけど、これは全然そうじゃない)、
笑いあり、涙あり、感動あり、鳥肌あり、帰路の口ずさみあり、
歌・演技・ダンス・楽器演奏によるエンターテイメント、これぞ
ミュージカル観劇の醍醐味だなぁと思いました。だいまんぞく。
この舞台、DVDになりませんかねー。絶対買うんですが。
それも星と月の両方ほしいっす。