07/07/05 東京タワー舞台版＠銀河劇場
2007年7月5日(木) 19:00
東京タワー ～オカンとボクと時々オトン～ 初日
１階Ｍ列３１番＠天王洲銀河劇場
いい！！
キャスティングが見事です！全員いい！
私は連続ドラマで泣いてはまったくちなのですが、
この東京タワー舞台版、２時間弱で見事に表現しはったなぁという感じです！
初日の感想なので、ネタばれしない範囲で書いてみます。
（多少のネタばれにはなってしまう危険性もありますが）
冒頭、マドロス役の津村知与支さん、はまりすぎ！
この方、モダンスイマーズの公演やその他の公演で
何度かお目にかかっていますが、彼の持ってる魅力が
めちゃくちゃ生きていたと思います。
観客としては、舞台版でどう表現するのか、映画・ドラマと比べて
どうなのかみたいな視線が集まっていたと思うし、
客席もシーンとしている中での大注目の冒頭シーンで、あの演技。
そして目立ちすぎる一歩手前で去っていくあの演出。素晴らしい。
また、シリアスなシーンであっても、ぼそっとした一言で
ふっとなごませてくれたり、この舞台で彼のファン急増するんではないでしょうか。
ダンスシーンも面白いです♪
萩原聖人さんは、最初の語りがすこーしかたいなと思いましたが、
いえいえ、そこからはもうぐんぐんとひきこんでくれます。
特にオカンとの電話シーンなどは、現在、過去、ナレーションの切り分けが見事！
また、子供時代の表現がすごく面白くて自然でテンポもよくて、
ここでも彼の持つ演技センスがすごくでているなって思いました。
かなりのセリフ量でほとんどでずっぱりなんですが、素晴らしい！拍手！
石田ひかりさんは、これまた役柄にはまる演技！
めっちゃ綺麗なんだけど、どこか一本抜けてるようで、でも芯が通ってる子。。
うまくいえないけど、そんな感じ。萩原さん、津村さんと石田ひかりさんの
３人のシーンが結構多いのですが、この３人のシーンが、この舞台版の良さ
というか安定感を感じさせる一番のベースなってるように思いました。
そして加賀まりこさん！テレビで観ていた印象と全然違う！さすがですね。
上京してくる時の身なりといい、姿勢といい、遺書シーンでのあの雰囲気といい、
のりもよくて、セリフの間とかもうまくて、うん、ほんとさすがです。
お父さんの林隆三さん、舟のシーン、ほんと短いワンシーンなんだけど、
ぐっときました。ちなみにこのオトンの登場シーンは何度かびくっとします（笑
今回の舞台、出演は９人なんですが、登場人物はもっと多いんです。
つまり、メインキャストの４人以外は、いろいろな役をするんですね！
これがみていて面白い！ で、今日の舞台でいいなと思ったのは、
同じ人が違う役をやった時に「○○に似てるねぇ」とか「○○を思い出すねぇ」とか
観客にヒントをくれるセリフが、自然に入ってきたこと。
このセリフのおかげで、あ！あの役の人なんだ！ってのがピーンときて、
その後の演技とかの見方もちょっとかわったりします。
そんな中で今回のマイお気に入りが、新谷真弓さん。彼女も何役もやってますが、
まさかうさぎがあのように表現されるとは思いませんでした。
私はこういう演出大好き。あの衣装なのに決して目立ちすぎず、
時には完全にとけこんでるにも関わらず、そ、そんなことしますか
みたいな演出もあって、とても楽しめます。そして身のこなしが軽い♪
千葉雅子さんの演じ分けもお見事。お風呂入った？入ってない？とかの
連続するセリフのくだり、なんかまねしたくなります。マージャンシーンも面白い！
あるものをキャッチするシーンが２回ありますが、あのキャッチ、２回目はドキドキします。
八十田勇一さん、お、おもろい。いい雰囲気の管理人さんだー。
しかも役替わりの登場シーンは、えーーーって感じで登場しはるし。
三上市朗さんは、最後、じーんときました。すごく伝わってきました。
このシーン、すごくいいシーンでした。ぐっときました。
っという感じで、９人全員がほんとに演技が多彩！！！！
ストーリーを知ってる人も知らない人も楽しめると思います。
１幕と２幕のセットの違いも楽しいです。休憩の意味がわかります（笑）
ちょっとマイクで拾えてないところや、林隆三さんの最後のセリフが
あまり聞き取れなかったりしたのが唯一残念な点かな。
シーンの数も多いんだけど、舞台セットをうまく使っていて、
転換もスムーズで、すっと全然別のシーンになる移り方が綺麗！
曲も、最初は連ドラのあの曲を期待してしまっていたんですが、
ストーリーが展開するに従って、最後はこの舞台版の曲が
シーンにあってるなぁって感じるようになってました。
チラシにも書いてましたが、「舞台ならでは」の仕掛けや表現が
いたるところに見られて、テレビとかとはまた違ったよさがあり、
舞台って素敵だなぁって思いますよ！
最初から最後まで、たんたんと進む感じですが、中だるみせず、
もっとこの流れが続いて欲しい、オカンにもっと生きて欲しい、
といった思いがどんどん芽生えてきて、最後も、ここで終わったら嫌だなー
というところでは終わらず、もうひと展開あって、余韻もいい感じ。
二幕、ハンカチが必要になる方多いと思います。
ちなみに私もカーテンコールで、ちょっと涙きてしまいました。
スタンディングオベーションしたい感じでした！
（右前の方で一人立ってた子に私は、よく立った！と拍手してました）
ちなみに、最後。一点だけ。観客のマナー、これだけが残念。
シーンとした場面が多いのと、客席の構造のせいか、客席で発生した音が
かなり客席に響きます。上演中の会話、演技へのつっこみ独り言、携帯のバイブ音、
チラシを落とす音、お金を落とす音（なんでこんなに何人も落とすんだと思った位。
しかも落ちたお金がくるくると回転してる様子がもろに伝わってきたのも悲しい）、
靴とコツコツさせる音、かばんをがさごそする音などなど。。。
２幕はじまる前に、上演中に話さないで下さいというようなアナウンスが
入ったのも、悲しかったです。皆さん、気をつけようねー！
銀河劇場は足元が板張りなので席で身じろぎしたりすると
それだけでかかとの音が響いたりしますね。
改善して欲しいです。
萩原さんはほんとよかったです。
膨大な台詞が耳に心地よかった。
いいお芝居でした。
あるものをキャッチするシーンの２回目、私もドキドキしました。
もし落としていたら、別の人生になっていたことでしょう。
亡くなった人への想いを持っている人は、絶対泣けます。
「夢から醒めた夢」と同じ位に号泣した素晴らしい作品でした。
ほんとに出てはる方が豪華！
オトンの林隆三さん、凄くかっこ良かったです！
加賀さんのオカンは映画やテレビと雰囲気違って、とても可愛いかった。
あんなオカンやと、オトンもほっとけないんじゃないかと。
オトンとオカンの繋がってる部分が、映画やドラマよりも一番みえたように思います。
なんやかんや言ってもオカンを思うオトン。
マドロス、管理人さんがツボでした。
八十田さん、千葉さんのおばちゃんに新谷さんのウサギに…みなさんおもろかったです
萩原さんと石田ひかりさん二人も良かった。子持ちに見えない石田ひかり、可愛すぎて。
ほんわりとじんわりと染み込んでくる感じでとても良いお芝居でしたね。
7/6金曜日に観てきました。
原作も読み、ドラマも見て、話は十分に知っているのに泣いてしまいました。
加賀まりこさんのオカンが、めちゃめちゃキュートで可愛くて愛おしいです。
他のキャストも皆さん凄く素敵でした。
特に、マドロス、管理人、ぶどう（うさぎ）が素晴らしいです。
劇中の登場人物は多いのに、カーテンコールで出演者の少なさを知り、
「一体、一人何役やっていたの？」と驚きました。
今回、人生で初めて生の舞台を観るという人と一緒に行きました。
観終わった後に、感涙し『生のお芝居ってこんなにも感動するんだね』
と言ってもらい、凄く嬉しかったです。
どっぷり入り込んでしまい、休憩の時には既に目は赤く、
２幕ではハンカチが離せず、時々ヒック…ってなっててやばかったです(~_~;)
キャストも本当に豪華で、ストーリーも考えさせられる事ばかりで。
親孝行しないとな…と改めて感じさせられる作品でした。
自分と重ねてしまいますね。笑いあり、涙あり、本当に素敵な時間を過ごせました。
今晩観て来ました。
たままさんが、人生で始めて生で芝居を見る人と一緒だったと書いておられましたが、その方が羨ましい。
こういう、エンターテイメントな芝居で、初めて、演劇の面白さを実感できたのですから…。
当にこのお芝居は、芝居の面白さが凝縮されている、観劇を始めるには、最高の作品だと思います。
7/13に観てきました。
本も映画もドラマも観ておらず、噂で大筋だけは知っていて「泣かせる演出なのだろうけど、そうそう泣かないぞー」と思いながら観劇に臨んだのですが、自然にぽろぽろ泣かされました。。
オカンの大きな大きな愛、ボクの素直になれないもどかしさ、オトンの吐露された心情、周りの人たちそれぞれの優しさ、どれもじーんと沁みました。
人に優しくならなきゃなぁ。観終わった後、せつないんだけど、素直にそう思わせてくれるあたたかい舞台でした。お盆に帰省した折には親孝行してこようと思います。
役者さんたちもみなさんすばらしく、この舞台を観ることができて本当に良かったです。
皆さんコメントありがとうございます～！
≫みんさん
そっか、劇場の構造がやっぱりそうなんですね。
ほんと、二階席や一階逆側の音とかも聞こえてきたので
びっくりしました。私も萩原さんの舞台はまた観たいです♪
≫ヴェルさん
今回の公演、全部キャッチできたのかな。気になりますよね。
夢醒め、私もマコ＆マコ母のシーンはいつも泣きます。。
あぁ、花代ちゃんマコでまた観たい。。
≫ＴＧさん
そうそう、林隆三さん、いい味出してましたよねー。
加賀さんは、ほんとにさすが。かわいいですもんね。
石田ひかりさんてお子さんいるんですか！？なんとー。
≫たままさん
ねー、この舞台、なんか泣け泣け笑え笑えっていうんじゃなくて、
自然にじんわりくる系ですよね。特に私も含めて、実家から親と
離れて上京してる人にはよりぐっとくる作品と思います。
また、人生初めてがこの舞台だったというお友達、東京タワーが
初舞台なんて素敵すぎです。
≫匿名さん
ね、親孝行しないとなって思わされますよね。
私もそう思っててもなかなかできないのですが。。
≫ゆっきぃさん
ほんとに観劇デビューにはもってこいの作品ですよね。
キャストも、演劇系の役者さんもうまく使ってるし、
あーこの人のほかの作品も観たいなって思いますもんね。
≫pianoさん
ボクの素直になれないもどかしさ、ほんとに萩原さん好演
でしたよね。演出がほんとーに素晴らしかった。大拍手！
６日に見てきました。最初から萩原さんの語りの上手さに入り込んでしまいました。出ずっぱりで長い台詞お見事。
出演者皆とてもいい味でキャステイングもよかった。
連れは１幕ねていましたが（もったいない）ニ幕は見入っていました。泣かないタイプですが、ほろっとさせられますね。
近くに大泣きの男性いました。
残念なのは管理人さんのレポにもあるようにチラシ落とす音、歩く靴音、携帯音なしでもメールＮＧです。
この週末台風で入りが悪くならないよう祈ります
大泣きの男性、うんうん、気持ちわかります。
涙いっぱい流してほしいです。
携帯、そうなんです、メールはいいって
思ってる人、いるようなんですよね。
隠れてやってても、後ろの列からみえなくても、
横の人とかにはかなりわかっちゃいますからね。
あと、着信後ずっと一定間隔で光り続けてる携帯とか。。
完全オフか、音無しバイブ無しでカバンの中に
いれておいてほしい。
なかなか練れてる舞台でした。
主演の萩原さんとマドロス君、管理人さんはハマリ役。でも、林さんと石田さんには、もっとフーテンぽい雰囲気がほしかったかな。加賀さんは、みすぼらしい服を着てもゴージャス。
第一幕は、物語の展開に興味が持てて集中でしましたが、第二幕は、結末が明らかなだけに、もっとサクサクっと、短く終わらせてくれても良かったような。
ほんとマドロス君なんてめちゃくちゃはまり役ですよね。
管理人さんも、すごい。。あのぼけーっとした具合と、
あの女装シーンが衝撃的でした。。
私は二幕、終わらないでずーっと続いてーって感じで
みてましたよー♪あのテンポ感、好きなんです。。
でも私の周りでも、オケピタゴラスさんと同じような
感想の方もいて、いろいろな意見があって興味深いなと
思いながら、もう一度観たかったなぁと思う今日この頃です。
