07/11/07 WICKED@GERSHWIN THEATRE
2007年11月7日 20:00
WICKED
1階EE列7番
111.25ドル
@GERSHWIN THEATRE
去年NYで観て、日本で2回観て、そして今日またここで WICKED。
1幕最高~。これは去年の感想と全く同じ。
POPULAR は前回観た時からかなり遊びが加わってる感じ。
楽しい~。グリンダ、ANNALEIGH ASHFORDさん、とってもチャーミング。
部屋割りシーンの登場では、もうお嬢様ぶりを如何なく発揮。
エルファバ。去年観た人と同じような気がする。
歌唱力は文句なし。芯が強くて優しい子なんですよね。。
ただ、ただですよ、終演後のエルファバの寄付トークはどうなんでしょう。。
(今ブロードウェイは終演後に寄付をお願いしますというトークが入るのです)
せっかく陶酔した気持ちが一気にさめます。寄付をまくしたてる営業トーク
(失礼な表現だけど)は、エルファバにはしてほしくなかった。。
ネッサローズあたりがいいと思うんですけどね。。
それかグリンダとか。。。
1幕最後の DEFYING GRAVITY はほんと、すさまじい。
感動の嵐。天からエルファバが私を見下ろしているよう。
これに比べると、2幕は、エピローグみたいに感じてしまうくらい。
For Good のシーンとかは、日本ではぐっときたんだけど、
こちらでは、歌う前に笑いとかが入る感じなので、あまり
この二人の気持ちにひたれず、ハーモニーを楽しんでました。
2幕はグリンダのキュート的演出も一気に減るのと、
オズの魔法使いとのシーンが多いので、ちょっと観てて
おとなしく感じたり、進行が遅く感じたりするんですよね。
個人的にはこのオズの魔法使いとの絡みシーンが退屈で。。。
エルファバとの関係もあるので大事とは思うのですが。。
今回、フィエロが白人になってました!
去年観た時は、黒人のお兄ちゃんだったんですが、
いい意味で異国風で、キャラがたっていたんですね。
で今日のフィエロは、ギリシャ彫刻みたいでかっこいいんだけど、
文学青年チックで、キャラがちょっと埋もれてしまってる気がしました。
そして最後のカカシ。。あれはピエロにしかみえないよー。
ガリンダからグリンダの名前変更、なんで日本版にはいれなかったんでしょうね。
あと私がいまいちなのが、1幕の3匹の大きな人形と、その上に
オズの魔法使いの気球が降りてくるシーン。この三匹の巨大人形は
オズの魔法使いへとつながる上で意味があるのでしょうか?
エルファバ復活の後のエルファバとグリンダ、この時は鳥肌きました。
美しい~、綺麗~。
ただ、このシーンの際、私の右後方で、今まで聞いたことのない位
気持ち悪い音たてて何かを食べながらくっちゃべってたおばちゃん、
うーん、マナー最悪。
あと、今日は前から4列目の下手側だったのですが、
スピーカーの音が大きすぎて、エルファバの声とか、舞台から
聴こえずスピーカーから聴こえる感じ。これ、多分劇場が大きいせいでしょうね。
ブロードウェイのほかの劇場に比べてかなりキャパが大きい気もします。
ステージも、四季劇場の海よりもひとまわりくらい大きいのではないでしょうか。
上のドラゴンも大きく感じました。
Wicked、やっぱりいい作品ですね。特に1幕、ほんと最高ー。
最後に一点。
こっちの劇場って、ほんと音響環境がいいというか、
例えば端っこに座ってても、スピーカーからじゃなくて、
舞台でしゃべってる人から声や歌声が聞こえてくるんですよね。
舞台に近い席だからかなぁと思ってたんですが、なんなんでしょ、
スピーカーがいいのでしょうか。
が!このウィキッドはスピーカーがひどかった。
下手側のセンターよりの席だったのですが、
エルファバの声が全て左側のスピーカーから
聴こえてくる。。。なんでだろう。。この劇場、他の劇場より
ひとまわりくらい大きいから仕組みも違うんですかね。