07/12/07 慶應夕学五十講 市川亀治郎さん@丸ビルホール
2007年12月7日(金) 18:30
慶應夕学五十講 市川亀治郎さん
@丸ビルホール
前にミュージカル指揮者の塩田明弘さんの講演を慶應夕学五十講で
聞いて、すっごく面白かったのでその後夕学五十講の講師の方を
チェックしていたら、市川亀治郎さんの名前を発見。
これは聴いてみたい!と思いいってまいりました!
会場はもう超満員。さらに全国に衛星中継されているとのこと。
すごーい。
18時半スタートで講演自体は20時まで。
素晴らしい講演でした!!最後20時に幕が降りるまで、
もうぐんぐん引き込まれていくお話で、最後も見事な幕!
さらに20時から20時半までの質問タイム、
この間に出た質問の内容もよかったのですが、
そのお応えがこれまた素晴らしかった!
講演自体は、「これからの生き方」というテーマだったのですが、
ご自身の生き方・考え方を、歌舞伎界・先祖代々のお家のしきたり、
ご自身の新たな試み、大河ドラマへの出演など、いろいろなことを
通して語ってくださったのですが、とにかく話がうまい。
論理的でわかりやすい。こうだからこうというのがすっと入ってくる。
若い人も、学生も、サラリーマンも、主婦も、OLも、おじーちゃんおばーちゃんも、
きっと話を聞いていろいろ感じた人、多かったと思います。
私も、亀治郎さんがスーパー歌舞伎をやめて自主公演を立ち上げた時のお話は、
前の会社をやめて今の会社を立ち上げた時の話とかなりだぶって自分を
振り返りながら聞いてました。そして思いはまさに共感。
また、これは今回の講演に限らず、いろんな諸先輩達や多くの書籍にも
書かれてあることですが、「やりたいことを、自分はできる、そうなるっと
強くイメージする」ってことは大事だなと改めて再認識。
今日亀治郎さんがおっしゃってたのは、例えば大河ドラマ。
自分は出れる!とまず強く思うことが大事で、その時その出るための
プロセス等までは強く思い描かないことが大切だと。
そう、目標地点は明確にしても、それまでの道のりはいろんな方法が
ありますもんね。そして次にすべきは目の前のことを一生懸命こなすと。
確かに、やりたい!って強く思ってたことは、自然とそういう方向に
向いていったり、ひょんなきっかけや縁で実現できたりしたりという
ことってありますよね。
また、「感動」というキーワードがよくでてきました。
この感動の話も共感するところがほんとに多かったです。
人は、感動した時に素直な心になりますよねと。
亀治郎さんはどんなものに感動しますかという会場からの
質問には「自然、風景、花、空など、何ものにもなろうとしていない物や、
仲のいい人たちとの会話、また美術館に絵をみにいったり」
と答えてられたのも印象的でした。そう、感動って、ほんとに
身近なところに散りばめられているんですよねぇ。
それに気づくか気づかないか。。
そういう身近な感動に気づけるよう常に心にゆとりを
もっておきたいなと思いながら聞いてました。
私も観劇が好きなのは「感動」するからだなぁと。
楽しい舞台、泣ける舞台、いいっと思う舞台は心が動きます。
何かが舞台から伝わってくるんですよね。亀治郎さんは感動も”波”だと思う
とおっしゃってましたが、確かに”気”のようなものかもしれません。
舞台は、客席同士でこの感動が連鎖したりするのも(例えば拍手とか涙とか)
気持ちよかったりしますしね。
また、”迷ったら世の仲のためになることかならないことか”で決めると
おっしゃってたのもなるほどなぁと。
正しい生き方をしてると全てがうまくいくと。私もそう信じてます♪
そして最後、今後どのようなことをしたいと思ってますかとの質問には、
今演劇でホットな場所はラスベガスだと。つまり、お金をかけた豪華なセット。
これからはそうしたすごいセットと歌舞伎のような繊細なものの融合に
チャレンジしたいきたいといったようなことを言ったはりました。
ラスベガス、2004年に行った時から、きっとかなり変わってるんでしょうね。
よし、来年はラスベガス観劇三昧だ!
もう一度ミステアが観たい、そしてカーがみたい!
そんなことを思いながら帰った、とっても素敵な講演会でした♪