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07/12/25 恐れを知らぬ川上音二郎一座@シアタークリエ

2007年12月25日(月) 13:30
恐れを知らぬ川上音二郎一座
15列23番@シアタークリエ

シアタークリエ。新しくできた劇場。
てっきりビルの上にあると思いこんでいたのですが、
地下2階。エレベータでもぐるわけですね。
傾斜が結構ついていたので結構観やすい。
んだけど、全てが狭い。ロビーが狭い、客席も狭い、
休憩時間にロビーでくつろぐ・・なんてことはできません。。
某巨大掲示板に”大江戸線のような劇場”と書かれてあるのをみて、
うまい、なんてうまい表現なんだと思いました。
あ、シャンテの地下とつながってるのは面白いです。

さてさて、この作品、三谷幸喜さんの作品で、
結構楽しみにいってきました。

堀内敬子さん!いいっ!
最初、だ、だれなんだろうぽちゃっとした娘さんは!って一瞬思ったんだけど、
すぐに堀内敬子さんだとわかり、津軽弁でまくしたてる勢いや、
ぽーっとした雰囲気、そして三味線!(実際に弾いてる!?)、
素敵すぎる女優さんです。

そして戸田恵子さん。
この方の顔のあの表情!観客席にストレートに伝わってくる感情、それがまた
みていてとても面白い。15列オペラグラスなしでも、すっごく伝わってきました。
ただ、音二郎一座における、彼女の位置づけが、いまいちよくわからず。。
後半で、音二郎との関係が少し語られるけど、そこから特に深く展開するわけでもなく。。
もったいない。。。もっともっと魅せて欲しい戸田さんの魅力。。

そしてこの舞台で表現されている”音二郎のボストン公演”
が実話というのは実に興味深いなーと思いました。

あとは、うーん、うーーーーーん。
以下、期待値が大きかっただけに少し残念辛口モード。。
あくまでも私自身の受け止めた印象ですので、どうかご理解を。

そこそこ面白くて、笑ったりもするんだけど、爆笑まではいかず、
ネタもながーくひっぱる感じだし、先が予測できてしまうし、
笑いネタも、もういいよというくらいの繰り返し。。
なんというか笑いにつながる動きが遅いというか、
とーってもわかりやすく表現してるというか。。。
笑いのレベルをあえて下げているというか。。
一人一人の役者さんは見どころもあって面白いんだけど、
観終わった後に振り返ると見どころという見どころもあまりなくて、
バカ笑いしてうけまくってる観客の人たちと自分との温度差に、
なんでなんだろーという思いが。。
一緒になって笑いたい~という姿勢で最後まで観てたんですけどね。。。
舞台というより、テレビを観ている感じに思えたり。。

あとは、川上音二郎がアメリカに乗り込んでいったというよりは、
(テレビより)真面目なユースケ・サンタマリアがアメリカに乗り込んでいった・・・
そこに常盤貴子がついていった・・・ように見えてしまったり。。

また、最初の堺正章さんの語りはいい感じだったんだけど、
舞台に入ると、堺正章さんの声のかすれがかなり気になりました。
でも早替えは面白かった!

客席には、ファミリーで来ている人や、演劇好きな奥さんが
普段あんまり演劇をみない旦那さんを誘ってきましたというような感じの
ペアが多かったように思います。いいですねー。観劇人口どんどん増やしましょう。
ただ、飲み物を持って客席に向われる方が多いことが意外で。。
上演中飲食OK!?なのでしょうか。。

ちなみにバルコニー席、ほんとに金髪の袋あるんでしょうか?
ほんとにあったら面白いなぁ。。

悪役が悪役になりきってなくて、恋愛や人間関係も中途半端で煮え切らないし
いや、でもこういうドタバタ喜劇こそ大衆演劇なのかもなのかも。。
と思ってはみたものの、12000円は・・・高いです。


皆様からのコメント



こんにちは、はじめまして。
いつも楽しく密かに(笑)拝読しております。

川上音二郎、私も観てきました。
私はどちらかと言うとバカ笑いしてた方の観客です(笑)
こういうタイプのメタシアターって観たことがなかったので
現実の、当時の音二郎一座もこんな風に上演していたのかな…と
ありえないと解っていても思えてしまうところが、楽しかったです。
でも戸田さんの役の設定は勿体無いなぁと私も思いました。

バルコニー席ですが、本当に金髪ヴィックあったみたいですよ。
皆さん律儀にかぶってらっしゃるのが、私の席からは見えました(笑)



いつもお世話になっております。
私も管理人さんと同じことを感じました。
ところで金髪の袋ですが、私が観た時はちゃんとありましたよ。
そして、バルコニーのお客さんはずっと被っていました!!!
羨ましかったです(笑)



私、バルコニー席の人でした。
当日券でたまたま取りまして。
赤毛のカツラでしたけど、なかなか楽しかったです。
先に見つけちゃった人用に「これは劇中で使う小道具です」とかなんとか注意書きがしてありました。

芝居の感想は私も管理人さんと似たような感じですね。
カタルシスがないなあというか、なんだかパッとしない感じ。
実は三谷さんの芝居は初めてだったので、相性がよくないのかなと思ったのですが、いつもと違う感じなんでしょうか。



いつもお世話になっています。
私も同じような感想でしたよ。
三谷さんの前作、「コンフィダント」がすごくよかったのでかなり期待してしまい、期待はずれという感じでした。
まあ、面白いことは面白いけど、それは敬子ちゃんがかなりの部分だし。
私が観たのは11月の始まってから2週目でしたが、そのときすでに堺さんの声はかなりかすれてました。

舞台をあまり観ない夫を連れて行った一人です(笑)
しかし、前半寝てました(苦笑)
「高いんだから寝ないでよ!」と思いました(爆)



今日のマチネに行ってきました~。
開幕直後と今日で2回観ましたが、作品との相性が良くなかったのか、皆さんと同様の感想で、「『どうだった?』と訊かれたら返答に困ってしまうな」という感じです。

確かに笑いはあるし、堀内さんの津軽弁も最高だったし、戸田さんの演技も目を引いたし、『その人の出ている作品ならどんなものでも観たい』という特定の役者さんの盲目的なファンであるなら、満足したかもしれませんが、なんとも不完全燃焼で終わってしまいました。
客層も普段観劇をしない人が多いのか、2回とも周りの方たちによって集中力を殺がれたのも影響しているのかもしれません。
前かがみで身を乗り出して観る。ビニール袋を手に持っているので身体を動かすたびにカサカサ音がする。ヒソヒソ話。コップの中の氷をゆすって音を立てる。背もたれをキックする。上演中飲食は禁止なのに飲食(咳止めのための飴や水を一口なんて程度ならまだしも・・・)。
「直接は注意しづらいので・・・」と係の人に席番まで教えたのに、結局注意してもらえないまま終わってしまいました。劇場サイドにも、もう少し頑張ってもらいたいものです。

ここクリエはロビーが狭くて、幕間はトイレ・プログラム・飲食購入の列でごった返して、使い勝手が悪いですよね。年齢層が高くなるであろう「放浪記」や、女性の比率が更に高くなる「レベッカ」の時など、どうなることかと今から心配している私です。
つい愚痴を書き連ねてしまいました。すみません。

掲示板の利用、そしてこの観劇感激レポを拝見させていただき、今年一年大変お世話になりました。
来年もよろしくお願いいたします。
良いお年を~。



みなさんコメントありがとうございますー!!
(新年あけちゃいましたね)

balfishさん、私が観た時はバルコニーの人、
かぶってはらへんかったのですが、あれは
ぜひともかぶってほしかったー!

lapinさん、お、同じこと感じはりましたか。
幕間でぜひお話したかったです。
一人でうーん・・・と思いながらすごす幕間は
なかなかつらくて。

daliさん、おおおおおお!
ということは、カツラ、つけはりましたか!
三谷さんの作品は、オケピ!はもう大好きですし、
昔の舞台作品も映像で観たのも含めてかなり好きです。
特にコンフィダントはほんとーにすばらしい舞台でした。
映画も基本的に好きですが、有頂天ホテルとかは
私的に、うーんという感じで今回の作品の反応に近いかも。

あみどんさん、おおお、だんなさんお連れ組!(笑
敬子ちゃんがいい感じでぶっとんでましたね。

ふうたさん、どもです!
客席マナーは、私の時も、うーん・・・・という方が
結構いらっしゃいました。。ビニール袋や前かがみは、
あれはそれを体感しないとその迷惑さってなかなか
伝わらないもんですよね。。むつかしや。。

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おけぴ管理人プロフィール
名前:山野上 寛
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出身:大阪府茨木市
現住所:東京都中央区
もともとミュージカルには拒否反応があったんです。「なんで歌うねん」と。が、2000年、松たか子 ファンの後輩に誘われてみにいったオケピ!でミュージカルの拒否反応が消え、強引に連れていかれたライオンキングでスイッチが転換、夢から醒めた夢で初のリピート (6回)そして差し入れ・ファンレター初体験。 キャッツで初の名古屋遠征、 レミゼに感動。翌2001年、四季ハムレットで初のマチソワジーザス出待ち初体験、2002年モーツァルト!に興奮。2003年からは観劇に幅が出て、 2004年はラスベガス、ニューヨーク、ウィーンへと年3回も観劇ツアーに出かけてしまう。その勢いで2005年、会社を辞めて独立。現在2日1本ペースで感激中♪

役者さんにはまるポイント:声
感激ポイント:1幕最初の衝撃
好きなシーン:群舞、小芝居
大好きな演目:ルドルフ、星組ロミジュリ

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