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08/03/12 WILDe BEAUTY ゲネプロ【舞台写真付】@博品館劇場

2008年3月12日(水) 13:30
WILDe BEAUTY ゲネプロ
博品館劇場

幕があがってしばらくは、この舞台の世界に入り込むまでに、
すこーし時間がかかりました。なんというか、こう、
少しづつステージに吸い込まれていく感じ。
そして、数多くの登場人物が絡み合っていくうちに、
深くはまっていき、観終わったらリピートしたいと思っておりました。

1幕は、歌がある台詞劇という印象。
2幕は、歌が多くなり、特に2幕後半の歌はいいっ!
台詞を歌でつなぐというよりは、心情部分を歌にして表現してる感じです。

この舞台、セットは最初から最後まで基本変わらないんだけど、
照明によって、シーンが様々に変化します。しかも綺麗。
一瞬でぱっと変わったり、ぼーっとうつしだされたり、
ステージの色が真っ赤に染まったり。。

そして音楽!音楽は斉藤恒芳さん、そう、
クライズラー&カンパニーの方!学生時代はまりました♪
今宝塚やこうした舞台の音楽でもご活躍なんですね!
この音楽、いいんですよね。特に二幕、とっても美しい。

ところで、何度も何度も出てくる
クワーシー、クワーシーソーフィー(何語?)
ってあれどういう意味なのでしょう?とても心地よいフレーズです。

この舞台の演出は、宝塚の舞台を演出されている方で、
観劇ファンからはオギーという愛称で親しまれている荻田浩一さん。
どうやってこういう作品作りあげはるんだろうととっても興味
持ってしまいました。ぜひ荻田さん自身によるこの舞台の解説本が欲しい!!

観てて、考えようとすると、もうすぐ次のシーンに展開
してしまって、さらに台詞量もかなりの量で、浦井健治さんなんて
もうほとんどでずっぱりなので、表情や演技にみとれてると
相手役の人が別の役になっていたり、シーンが変わってたり。
そう、この舞台、浦井健治さん自身も含めて、
一人の役者さんが複数役の演じ分けしてるんですね。
いや、ほんと、もっとたくさんいるようにみえるんですよ。
登場人物、合計で何人いるんでしょう。

公演プログラムの浦井さんコメントによると、演じる役が
各役者によって「共通した性格」を持ってるとのこと。
それを聞くと、さらにんーって考え込んでしまいますね。。

例えば朝澄けいさんは、最初フローレンス役、次が娼婦シヴィル役、
このシヴィル役として登場した時、「フローレンスと似ている・・」みたいなオスカーの台詞があって、
それで、あっ違う役なのねとわかったのですが、最後は結婚相手のコンスタンス役で登場。
台詞を聞いてないと、全員黒系のシックな衣装なので混乱するかも。

その衣装ですが、これがまた皆さん似合う!
特に池田有希子さんの赤はすごく似合ってる。
そして赤い洋服の時は姿勢が綺麗~。

晩年のオスカー(宮川浩さん)と若かりし頃のオスカー(浦井健治さん)が
同時に舞台上に存在して、時には自分自身、時には記憶のような形で
進行して、オスカーワイルドの人生を描いていくのですが、
浦井健治さんのワイルド、なんというか、すごく感覚的な感想ですが、
若々しくて、ソフトで、かつ頭の回転もはやくて、そして純粋!素敵♪
(公演プログラムの写真の印象と全然違う!)

出演者一人一人に、それぞれに見せ場があって、見所・感じ所満載です!
リピートしたくなりますよきっと。

音楽はステージ上手側のセットの中で、ヴァイオリンとアコーディオンが生演奏です♪

オスカーワイルドの作品を知ってなくても、なんとなく陶酔できるとは思いますが、
彼の作品「サロメ」「ドリアン・グレイの肖像」「幸福の王子」の内容が結構
絡んでくるので、少しでも知ってるとより入り込めると思います。
特に幸福の王子は、あっという間に読めるので、これは読んでおいてもいいかも。

p.s. 公演プログラムの各キャストさんの紹介ページのコメントがとても興味深くて面白いです。
ぜひどの役柄を演じてたかも載せてほしかったなー。

出演:浦井健治池田有希子森新吾小野妃香里良知真次
朝澄けい上野真未戸井勝海宮川浩。23日まで博品館劇場にて。

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 公式HPの公演情報
 博品館劇場の行き方 携帯版


皆様からのコメント



管理人さんの観劇レポ、舞台写真付なんですもの!
観劇の虫がウズウズしてしまい、観てきました。

浦井健治さん、たっぷり堪能できました。
とくに、2幕のあの妖艶さ・・・
あのシーン、管理人さんはあえてレポに載せなかったのでしょうね。

「サロメ」「ドリアン・グレイの肖像」「幸福の王子」・・・
それぞれ全部やってほしい。

独特な雰囲気を持つ、大人の作品でした。 




観てきました!
全体として惹かれますね~。
ただ、僕の力不足もあって消化不良気味でした・・・。

浦井さん・・・。
ものすごくないですか?
あの膨大なセリフ(なのにすごい早口・・・)&歌。
堪能はできますが、マチソワはすごい。想像するだにおそろしい・・(^_^;)



作家オスカー・ワイルドをモチーフにしたオリジナル・ミュージカル
主演が仮面ライダークウガで活躍した浦井健治さん。イケメンですね。
私は出演者全員お初です。一度も観た事が無かったのです
物語は一人何役もやるので、最初は今誰になってる?と思ったけど、徐々につかめてきました。
浦井さんの出ずっぱりの演技、歌、立ち姿…カッコイイイ
プログラムはいいかなと買わなかったのですが、一幕終わって休憩中にロビーで購入。プロフィールを確認(笑)
それと宝塚ファン必見!元星組の朝澄けいさんがご出演~~~~!!
美しかったです。3役?沢山のダンスやソロの歌もあり、もう釘づけです。
このメンバーは06年に「アルジャジャーノンに花束を」に公演したスタッフ、メンバーで好評のため再結集された公演だそうです。息もピッタリって感じです。
ちなみに脚本、作詞、演出は宝塚でおなじみの荻田浩一さんです。
観客は全部と言っていいほど、女性でしたね。
舞台装置も衣装もシンプルなのに何故かゴージャスな舞台。
とっても良い公演でした。もう一度観たくなりますね。
ミュージカルはいいな~~。



おけぴさん!
観劇前には、先入観にならないようナナメ読みしてました。
(^^;
でも、観ることが出来たので、ジックリ拝見しました!
実際に観てから又、コチラを拝見するとオツなんです。
写真があることで甦ること、思い出せることなどなど。

長尺なんですが、私は好きでした!
自分が感じること、想い描くことを膨らませる余地がある
こうした作品に、とても魅力を感じます。

ただ、上演時間はもう少し短く凝縮できたら・・・。
さらに密度濃く多くのモノが逆に伝えられたかも?!とも
思いました!



A-Rexに続き典型オギー・ワールドを堪能して参りました!
オスカー・ワイルド本人や、彼の書いたものをある程度知っていないと多少難解かもしれませんが、知らないなら知らないなりに、各自の想像力を膨らませれば楽しめるのがオギー作品(笑)
演出・楽曲・照明スタッフさん達も素晴らしかった!
役者さん達は、管理人さんやご覧になった皆様がコメントされている通り、実力を余すことなく発揮されていました!
歌に関し一番”当たって”声が出ていたのが戸井勝海さん!
非常に明瞭でした!
池田有希子さんは歌の高音部がちょっと惜しいが、オスカーを愛しているのか憎んでいるのか、弟への屈折した思い等、瞬時に変化する心情を的確に表現した芝居は最高!
浦井健冶さんも又、膨大な台詞をこなし演じ分けが見事!
その熱演は嬉しいが、それにより表情が汚くなるのはご一考をと敢えて苦言を・・・
後は透明感が欲しい!
本来が中性的な持ち味ではないので、どうしても”生身”を感じてしまい、若き日のオスカーやボジー(でしたっけ? 貴族の少年)になり後年のオスカーを誘惑する所など、ガラス細工のような悪魔のような、マンガ竹宮・萩尾氏が描くところの”少年”がもう少し表現出来れば満点でした!!!
その悪魔性を感じたのが良知真次さんで、娼婦の弟役も各dance場面も、瞳に妖しさ一杯でした!
個人的にファンである小野妃香里さんはサラ・ベルナール他。
ハスキー・ボイスで♪私達アーティストはね♪と歌う下りは大女優の貫禄十分!
どなたかも書いていらしゃり、確かに好き嫌いの分かれる内容だとは思いますが、私は・・・ 大好きです!

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おけぴ管理人プロフィール
名前:山野上 寛
mail:cs@okepi.jp
出身:大阪府茨木市
現住所:東京都中央区
もともとミュージカルには拒否反応があったんです。「なんで歌うねん」と。が、2000年、松たか子 ファンの後輩に誘われてみにいったオケピ!でミュージカルの拒否反応が消え、強引に連れていかれたライオンキングでスイッチが転換、夢から醒めた夢で初のリピート (6回)そして差し入れ・ファンレター初体験。 キャッツで初の名古屋遠征、 レミゼに感動。翌2001年、四季ハムレットで初のマチソワジーザス出待ち初体験、2002年モーツァルト!に興奮。2003年からは観劇に幅が出て、 2004年はラスベガス、ニューヨーク、ウィーンへと年3回も観劇ツアーに出かけてしまう。その勢いで2005年、会社を辞めて独立。現在2日1本ペースで感激中♪

役者さんにはまるポイント:声
感激ポイント:1幕最初の衝撃
好きなシーン:群舞、小芝居
大好きな演目:ルドルフ、星組ロミジュリ

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