08/08/16 庭劇団ペニノ 星影のJr.@ザ・スズナリ
2008年8月16日(土) 19:00
庭劇団ペニノ 星影のJr.
I列4番@ザ・スズナリ
一度観てみたいなと思っていた庭劇団ペニノさん。
観にいってきました。
最初に、はさみこまれてたタニノクロウさんの「観劇の手引き」を読み、
主人公の少年は、演劇経験がなく、2年前にフランスから日本に来たばかりとのこと。
その彼のための教育プログラムのための擬似家族の演技が始まります。と。
擬似家族。。。いまひとつ理解できてないまま観劇スタート。
最初は、後輩役の飯田一期さんや、父の久保井研さんの演技が
しっかりしていて、少年役のラヴェルヌ拓海クンもかっこいい少年で、
屋根裏部屋のババァやウインナ妖精との絡みなども楽しく観てたのですが、
母親が、父親に縛られて犬にされてしまったあたりから、ちょっと観ていてつらくなり。。
そうなってほしくないなーという方向に展開していき。。
最後も、あぁ水鉄砲。。。
と観終わった後の気持ちはかなり精神的に重かったのですが、
ふっと振り返ってみると、
最初と最後の喪服シーン。
庭には茄子と胡瓜。
今はお盆。
回想だったってこと?
擬似家族ということは、それぞれの登場人物が
引きこもり少年のためにそれぞれの役割を演じたと。。
そして最後、撃て、撃てと父親から言われて、
自ら水鉄砲で愛人を撃ち、引きこもりから立ち直り・・・
あの梯子の花々は!?
この少年は誰?
回想?
少しわかりかけたようで、でもまだこんがらがってる状態です。
でもやっぱりあの縛られた犬は観ててつらいです。
タカヒロ君が近づくたびに、あぁぁぁと思ってしまいました。
このあたり、「教育」がテーマということで、足を運んだお客さんの中は、
あれま・・・・とちょっとそのギャップを感じた方も多かったのではないかなと。
特に演劇が初めての女性を連れて行くにはあまり適さないかも・・と思いました。
でも、深読みしたい、謎解きしたいというような人を連れて行くと
観劇後にいろいろ話せていいかも、とも思いました。
舞台セットは、噂には聞いてましたが、
煙突の煙や、1階と2階と屋根、蛇口、そして庭、梯子、ラストの花々。
かなりリアルに作りこまれてて見ごたえありました。