08/06/02 新・水滸伝製作発表レポ@ルテアトル銀座
2008年6月2日(月) 13:00
二十一世紀歌舞伎組
<新作> 新・水滸伝 製作発表会
@ルテアトル銀座
新・水滸伝の記者発表会に潜入してきました。
演出は、スーパー歌舞伎「八犬伝」「カグヤ」「新・三国志」の
でもおなじみの横内謙介さん。
おもだか屋の歌舞伎役者さん達が勢ぞろい!
(市川段治郎さんは残念ながら降板ということで残念)
皆さん歌舞伎のステージとは違い、
スーツやジャケットに身をつつまれていたのが私にはとても新鮮でした。
横内謙介さんの話を聞いてると、
今回の舞台に込められた「よみがえる」というポジティブメッセージや
今日登壇されてた出演者の方それぞれの役に込められた思いを
ひしひしと感じます。
そして質疑応答では
市川猿弥さんの役どころを最初に紹介し忘れた横内謙介さんが、
質疑応答コーナーでその役どころを紹介されたやりとりが面白かったです。
(市川猿弥さん、終始自由な感じで一番笑っておられました)
横内謙介さんによると、市川猿弥さん演じる”ぶおとこ”の王英が
美女(扈三娘)を射止めるのも重大なテーマとのこと。
王英は、盗賊で、いいとこのない男だけど、ただ一つ女に執着して、
でもほんとに恋をして美女を嫁にしてしまう、
今回の舞台ではその純愛をちゃんと描こう、王英を一番いい色男にしよう、
ということにもチャレンジにしようと思われてるとのことです。
(ここで電車男?というつっこみもありました(笑))
そして、横内謙介さんが、主役なんだよっと笑いながら市川猿弥にふってました。
この後二人でじっくりと話し合われるそうです(笑)
見所(配布されたストーリー資料より):
水滸伝に名高い「祝家壮の戦い」の場を舞台に、
御意見無用、信ずる者はただ己と仲間のみという、
奔放なアウトローたちの支離滅裂のエネルギーの渦に巻き込まれ、
一人の勇者(林冲)と、若い娘(扈三娘)が、唯一無二の自らの人生を、
歩みだす勇気と力を取り戻してゆく姿を、痛快活劇として描き出します。
主な登場人物:
市川右近さん→林冲(りんちゅう):エリートから犯罪人に仕立てられたが、そこから蘇る
市川猿弥さん→王英(おうえい):盗賊で無類の女好き
市川春猿さん→孫二娘(そんじじょ):セクシー姉ちゃん
市川弘太郎さん→時遷(じせん):天性のコソ泥
市川笑三郎さん→顧大嫂(こだいそう):女傑
市川笑也さん→扈三娘(こさんじょう):女っ気のない女戦士
笑三郎さん、笑也さん、春猿さんという3人の女方も楽しみ!
出演者の皆さん、笑顔でよくしゃべるお方達で楽しい記者発表でした。
帰り際、市川猿之助さんからのメッセージが配られました。
「壮大なストーリーに歌舞伎の大胆な発想を取り入れ、
エネルギッシュな熱い舞台を展開して行きたいと思っております」
とのお言葉に、とても楽しみになりました。
◆公演概要
2008年8月18日~31日@ル テアトル銀座
演出・美術原案:市川猿之助
脚本・演出:横内謙介
音楽:加藤和彦
出演
市川右近
市川猿弥
市川春猿
市川弘太郎
市川笑三郎
市川笑也
ほか
(上段左から、市川弘太郎さん、市川笑三郎さん、市川猿弥さん、市川春猿さん。
下段左から、市川笑也さん、横内謙介さん、市川右近さん)