08/08/23 新・水滸伝@ル・テアトル銀座
2008年8月23日(土) 18:30
二十一世紀歌舞伎組
新・水滸伝
14列11番@ル・テアトル銀座
作発表で、演出の横内謙介さんが、
王英(市川猿弥さん)は主役なんだよ
と市川猿弥さんにおっしゃってたのが印象的だったのですが、
たしかにそうでした!
中盤はほんとに王英中心に展開してます。
王英おいしいっ!いい役です。
告白がこれまたストレートで、にくめないなぁ。
引き際もかっこいいし、
王英のまわりの人達のサポートがまたいいんですよね。
中でもお夜叉(市川春猿さん)。
お夜叉は、王英に気があったりするわけではないのかな(この二人はどういう関係なんだろう?)
お夜叉が月とかぶるシーンがあるんですが、市川春猿さんは月が似合うっ!
ってか、市川春猿さん、めっちゃ妖艶です!
王英と青華(市川笑也さん)が後ろ向きになった瞬間、
一瞬ここで幕降りてきても満足って感じになりそうと思いつつ、
いや、でもそうすると林冲は・・となりますので、もちろんここでは終わりません♪
市川右近さんが、しっかりと蘇って、いよっリーダー
ついていきます!という感じの頼もしさはさすがです。
市川猿紫さんと市川猿治郎さんペアの動きや
立ち姿や表情から出てくる味みたいなのがいいっ♪
猿紫さんはスーパー歌舞伎の時印象に残ってた方だ。
猿治郎さんは、クールなたたずまいがいーのです。
また、縦横無尽に舞台をかけめぐる
役者さん達の走り方が気持ちいいんです。
忍者っぽく足音たてずにツツツツツーッと上下動せずに平行移動する感じ。
音楽は、スーパー歌舞伎!って感じで壮大で好きです。
加藤和彦さん。
セットはニューヨークのSOHOっぽい感じといいますか、
予想以上にシンプルで無機質な感じでした。
梁山泊の湖の感じがみたかったなぁ。。。。
私の後ろの席の方が盛んに掛け声かけていたんですが、
そっか、みんなおもだか屋だから、「右近!」「猿弥!」とかいう
掛け声になるわけですかね。「えみさぶろうー!」とかちょっと長め。
金田龍之介さんはどう呼ぶのだろうと思ってたら「かねだー!」でした。
そ、そのままなんですね。