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08/03/17 みつわ会暮れがた・蛍@六行会ホール

2008年3月17日(月) 14:00
みつわ会 暮れがた・蛍
自由席@六行会ホール

先日稽古場にお邪魔したみつわ会さんの公演を
観にいってきました。

開演5分前に到着したこともあるのですが、
客席ほとんどすでに着席。普通、結構開演5分前
とかって駆け込んでくる人とか結構いると思うのですが、
おそらく、場所(新馬場駅という少しマイナーな駅)と
あと客層がおじーちゃんおばーちゃんが多いということもあり、
おそらく開場時間あたりからいらっしゃってたりするのかなぁと思ったり。

今日は久保田万太郎作品の2本上演。
まずは暮れがた。

舞台は明治45年5月18日、おわっ自分の誕生日と
こういう舞台設定がだぶるとなんとなく特別感♪
この日を選んでくれた久保田万太郎になんとなく感謝(笑)

作品は、三社祭の2日目の夕暮れ時を描いたもの。
なんだけど、そこにはいろいろなご近所さん同士の
コミュニケーションが描かれてます。

ちょっとした伝達も、こうして人と人がフェイストゥーフェイスで
伝え合う時代。今は携帯やメールでちゃちゃっとできちゃうけど
こうした人同士のあったかい関係ってのもいいもんだよなぁ
なんてことを思いながら観てました。

キャラクター的に好きなのが善さん(田村勝彦さん)。
私もこういう近所のおっちゃんになりたいなと思ってしまった。

メインキャストのおりゑ(片岡静香さん)がいう台詞、
なんでも待っているうちが花、
そうそう悪いことばかりありゃしません、
といったなにげない言葉が、うん、そうだよねーと伝わってきます。

ちなみにこの作品、明治45年に、当時の様子を描いたもんなんですよね。
今私は平成20年にこの明治45年の作品を見てるわけですが、
当時の人は明治45年にこの明治45年の作品を見てたわけで、
当時この上演を観た人は観劇後、どういう感想を持ったのか、
当時のアンケート用紙(ないだろうけど・・)とかあったら見てみたい。
(6時にならないと電灯がつけられないってのも当時は当たり前ですもんね)

そうそう、稽古場で拝見した男性陣の髪型が
かーなーりーCUTされて角刈り位になってました!

客席にはご年配の方が多く、いいポイントで笑いがおきてました。
(三社様はきっと1日は降らなきゃ承知しない。。という部分とか)
こういう明治時代(暮れがた)や昭和初期(蛍)、その当時に上演
されていた作品を、こうして今の役者さんと演出で、また観れるというのも、
時代を超えて、なんか昔の観客と一緒に感じてる気持ちになれますね。

休憩後、蛍。

泣きじゃくりよし子(前田真里衣さん)、やっぱりかわいそー!
稽古場で拝見した時に比べて、(当然ですが)衣装・セット・音・美術
などが加わると、本当により入り込みやすくなります。

セットも味がある旧家って感じで、あの窓の外の手すりとか、
ちょっとゆがんだ感じの字で書かれた船木の表札とか、
あぁいうの、好きなんですよね。
そしてラスト、セットが動きます!
その後、虫かごの蛍を持った近所の娘さん(佐藤麻衣子さん)が、今のは。。。と。
あぁぁぁぁ。。。別れた女性を引きずって・・・あぁぁぁ。
やっぱりよし子、かわいそう。。がんばれよし子。

長編作品のあるシーンだけを抜き出したような、
続きがありそうで、でもこれだけでも成立する、そんな作品。

ラスト二役を好演されていた大原真理子さんと、終演後、少しお話できました。
みつわ会という名前の由来をお聞きしてみたところ、
”人の和”、”和事(わごと)”、”和み”の三つの和とのこと。
まさにこの3つの和を感じたひとときでした♪

上演時間:約1時間45分(15分休憩含)


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名前:山野上 寛
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出身:大阪府茨木市
現住所:東京都中央区
もともとミュージカルには拒否反応があったんです。「なんで歌うねん」と。が、2000年、松たか子 ファンの後輩に誘われてみにいったオケピ!でミュージカルの拒否反応が消え、強引に連れていかれたライオンキングでスイッチが転換、夢から醒めた夢で初のリピート (6回)そして差し入れ・ファンレター初体験。 キャッツで初の名古屋遠征、 レミゼに感動。翌2001年、四季ハムレットで初のマチソワジーザス出待ち初体験、2002年モーツァルト!に興奮。2003年からは観劇に幅が出て、 2004年はラスベガス、ニューヨーク、ウィーンへと年3回も観劇ツアーに出かけてしまう。その勢いで2005年、会社を辞めて独立。現在2日1本ペースで感激中♪

役者さんにはまるポイント:声
感激ポイント:1幕最初の衝撃
好きなシーン:群舞、小芝居
大好きな演目:ルドルフ、星組ロミジュリ

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