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08/08/26 藤原歌劇団 椿姫 La Traviata@テアトロジーリオショウワ

2008年8月26日(火) 18:30
藤原歌劇団
オペラ 椿姫 ラ・トラヴィアータ
1階14列9番@テアトロジーリオショウワ

先月の新国に続き今月もオペラ椿姫を観てきました♪
椿姫は、映画プリティウーマンで二人が一緒に観るオペラでもあり、
漫画ガラスの仮面にも登場し、今度の春野寿美礼さん主演の
ミュージカル「マルグリット」の原作でもある、とっても有名な作品。
登場人物の関係やストーリーもわかりやすく、
アリア(歌)も聴き所が多く、知ってる曲も出てくるので、
初心者にもおすすめの作品でございます。

そんなオペラ初心者の一人である私にとって、今日は3回目の椿姫。
ラストの演出が素敵!
まさか一瞬客席明るくなるとは。
そして鏡。
おおおおおおお。
最後にふっと持ち上げられた気分になれました。
そしてとってもわかりやすかった!
全部イタリア語で歌うので、字幕になるのですが、
字幕もわかりやすく、また時々字幕無視して聴きほれてても、
全然ストーリーにはついていけます。

私が俄然身を乗り出したのが、二幕のパパ(ジェルモン。牧野正人さん)のソロから。
その前に、ヴィオレッタ(ダニエラ・ブルエーラさん)と一緒に歌うシーンが
あるのですが、そこはちょっと控えめだなぁと思っていたらその後の独唱がすごかった。
バリトン全開で伝わってきました。独唱後の惜しみない客席の拍手も気持ちいいです。

で、このパパのソロあたりから、ヴィオレッタもパワーアップ。
2幕はソプラノの中低音がいいなぁと思ってましたが、
3幕はもう全音域素敵でございました。
また、ヴィオレッタの歌でないセリフの声がまたいいのです。
3幕の手紙を読むシーン、そしてラストの語り。いい声したはります♪

アルフレードは、ステファノ・セッコさん。
この方も、2幕、3幕にいくにつれてパワーアップ!

ちなみに最初の1幕冒頭で、アルフレードとヴィオレッタが出会う
シーンですが、ヴィオレッタが手にもってたものを落とします。
こ、これは? 田舎から出てきた地主の息子アルフレードを
ひと目見て、何か感じたということなんでしょうか。

また、2幕で、アルフレードのパパ、ジェルモンと会った後の
ヴィオレッタが、アルフレードにすがるシーンですが、
この時点ですでに(別れるという)腹は決まってるわけでですよね。
私もアルフレードと同じくだまされました。ごめんなさいヴィオレッタ。

2幕は、舞台上にわんさか人が集まっての
華やかなダンスシーンもあったりして、
衣装的にも楽しめます。アリア(歌)も聴きごたえあるし、
オーケストラの盛り上がりも気持ちいいです。

そして3幕!
3幕は時間的には短いですが、もう最初のヴィオレッタのアリアから
はまりまくりです。音程のオクターブジャンプはぴたーっと決まります。
3幕後半に、出演者が少し前に出てくるのですが、前に出ると、
より歌声がストレートに響いてくるんです。少し前に出ただけで
こんなに違うんだなーと思いました(後ろに幕が降りたせいもあるのかも)。
あっという間に展開。そしてあのラスト。
この最後のインパクトは大きい。演出見事です。

また、全体を通して、結構歌い手さんが前を向いて歌われるんですね。
フローラ(森山京子さん)が前向きながら下手側に追い詰めたり、
二幕のパパジェルモンがあまりにも真正面を向いて歌うので、
最初ん?と思ったんですが、
これはやはり生声だから客席の方を向いて響かせるということかしらん。

オーケストラは東京フィルハーモニー交響楽団
指揮者はジュリアーノ・カレッラさん。
身体も腕も非常に上下動をされる振り方で、
客席から観てると、歌いにくくないんだろうかと思ってしまいましたが
なかなか個性的な感じ。
あと、一幕の有名な乾杯の歌は、結構テンポはやく感じました。

20分休憩を2回挟んで約3時間の公演。
客層は、50-60代のご夫婦やご夫人同士が中心な印象でしたが、
なにげなく観察してると、片方がもう片方の人に説明してるペアが何組か
いらっしゃったので、オペラをよく見てる人が初めてオペラ見る人を
連れてきてるのかなと思ったり。と考えると、椿姫、はじめてみるには
やっぱりおすすめの作品なんだなーと思いました。

それにしてもこの椿姫という演目は、
1幕と2幕の間、2幕と3幕の間に、
ストーリー上何がおこってたのかとっても気になります。
でもそんなところを想像するのがまた楽しいです。

場所は昭和音楽大学の中にあるテアトロ・ジーリオ・ショウワ
新百合ヶ丘駅から徒歩数分。素敵なホールでした♪


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名前:山野上 寛
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出身:大阪府茨木市
現住所:東京都中央区
もともとミュージカルには拒否反応があったんです。「なんで歌うねん」と。が、2000年、松たか子 ファンの後輩に誘われてみにいったオケピ!でミュージカルの拒否反応が消え、強引に連れていかれたライオンキングでスイッチが転換、夢から醒めた夢で初のリピート (6回)そして差し入れ・ファンレター初体験。 キャッツで初の名古屋遠征、 レミゼに感動。翌2001年、四季ハムレットで初のマチソワジーザス出待ち初体験、2002年モーツァルト!に興奮。2003年からは観劇に幅が出て、 2004年はラスベガス、ニューヨーク、ウィーンへと年3回も観劇ツアーに出かけてしまう。その勢いで2005年、会社を辞めて独立。現在2日1本ペースで感激中♪

役者さんにはまるポイント:声
感激ポイント:1幕最初の衝撃
好きなシーン:群舞、小芝居
大好きな演目:ルドルフ、星組ロミジュリ

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