08/09/06 花組芝居 怪談牡丹燈籠@あうるすぽっと
2008年9月6日(土) 13:00
花組芝居 怪談牡丹燈籠
I列17番@あうるすぽっと
久々の花組芝居。
昨年の20周年ラストの忠臣蔵から
九ヶ月の充電期間を経ての公演。
プログラム見たら、皆さん髪型とか
印象がなんとなく変わっていて、
九ヶ月という時の流れを感じたり、いや、でも
これはメイクと髪型のせいかもと思ったり。。
怪談牡丹燈籠は、「落語」「怪談」の常識を覆したという
三遊亭円朝さんの作品とのことですが、
円朝さん自身が高座で語った本作はなんと
十五日間にも渡って完結する長編大作とのこと!
これを今回花組芝居さんは休憩ありの2時間30分で上演!
堪能してきました!
仇討ちもので、こわいかと思いきや、怖くないです!
ってか、随所に遊び心満載です。登場するアイテムや
出てくるネタは今のもの。それがこの舞台の世界感と
変にミスマッチでありながら溶け込んでるのが楽しい。
三遊亭円朝さんの語りではじまるのですが、
最初桂憲一さんと気づかなかった!その後下手から出てきたシーンで、
あ・・・と思い。ぺしっと頭を叩かれて桂がずれてリーゼントに
なったシーン、最後なんていって上手にはけたか聞こえなくて残念!
(前方の客席の人は笑ってたのできっと面白いこといったと思うのですが)
水下きよしさん、わ、わかい!
お米(大井靖彦さん)とお露(磯村智彦さん)の幽霊コンビが楽しい♪
プログラムの人物相関図をみてもわかるのですが、
登場人物が多く、いろんな場面があり、ちょっとこんがらがったりしますが、
最初の飯島(e-jima。水下きよしさん。かっこいー)と黒川孝蔵(北沢洋さん)との
シーン、そして黒川孝蔵には息子がいて・・というシーンさえ覚えていれば大丈夫。
ってか、このシーンを見逃すと、ついていけなくなるので遅刻しちゃだめです。
ちなみにプログラムの人物相関図、同じ役者さんでも役が違うと本人の写真が
微妙に全部違ってるのが楽しいです。ってか、桂さんこわいっす(笑)
舞台が本郷近辺だったのも、以前本郷三丁目に住んでたものと
しては懐かしかったりしました。
セットですが、昨年の忠臣蔵のラストシーンで印象的だった
立て板のセットみたいなのが、今回いたるところで現れていて、
裏っかえしになると全然違う絵になってたりして面白かったです。
また、ぼぉーっと花を照らすように浮かび上がる照明等も不気味に綺麗です。
今回、実は初のあうるすぽっとだったんですが、
観やすいし、ロビーも広く、休憩時間も退屈しないし
(今回はロビーで、今回の宣伝イラストのために描き下ろされた
岡田嘉夫さんの原画展も開催中だったりします)、
いい劇場でした♪