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08/09/11 宝塚月組グレート・ギャツビー@日生劇場

2008年9月11日(木) 18:30
宝塚歌劇団 月組公演
グレート・ギャツビー
2階E列37番@日生劇場

ニック!遼河はるひさん、背高くてすらっとしていて、
青年って感じで、誰とでも溶け込めそうで、声もいいなーと
思ってみていたのですが、歌声を聴いてはまった!
歌声が、こうなんというんでしょう、心地よく籠もってるというか、
スピーカーでいう「音割れ」がない綺麗で低い声というか、
とっても耳に心地いい歌声でした♪ 音程もぴたーっと気持ちいいし。
最後お墓にいる時とか、ニックいい人オーラ満開でした。

ギャツビー、瀬奈じゅんさん。
パーティシーンでドアばたっと開けて登場。
かっこいいです。ぴしっとしてる感じ。白がまたよく似合う!
そして心が熱い!ってか、めちゃめちゃ一途。
対岸に家建てちゃうってそれはストーカーレベルな気もしますが。。。
しかも相手は結婚してるわけで。。
越乃リュウさん演じる親分が、デイジー(城咲あいさん)
に挨拶で手にキスした際に人妻と気づいて、いかんといったのには、
そうだよそうだよと思ってしまいましたですよ。
この親分越乃リュウさんがいい味出されてて。白いマフラーと髭がよく似合う!

そして私はトム(青樹泉さん)がどうしても浮気男に見えなくて
何か理由があったのではと思ってしまい。。。トムブキャナンはどうして
あの子を好きになってしまったの?

そうそう、岸辺のシーンの背景がすっごく奥行き感じられてよかったー。
背景に注目が行かないシーンで流れ星流れてるし。
対岸に浮かぶデイジーハウスも、ぼぉーっと照らされて幻想的。
あの奥行き感、なぜそう見えるんだろう。
また、街頭が水に映ってるように見える照明もいいんですよねー。
客席降りも2階席から見える範囲でやってくれるし、
ゴルフクラブつかったダンスは当たらないか見てて冷や冷や(あれ堅くないんだろうか)しますが、
車はがんがん出てくるし、オーケストラは生オケ♪
回想シーンとかもいい雰囲気なんですよねー。
ただ、最初のパーティシーンの床面だけなんかマークが貼ってある
普通の黒い床ですって感じに見えてしまって(これは2階席だからかも)ちょっと残念。

ラストは、あぁぁぁぁぁ。そんなぁ。。ギャツビー。。。。
ギャツビーの家はどうなるんだろう、
ニックはこれからどうなるんだろう
みたいなことをあれこれと考えてしまいました。
汝鳥伶さんのラストの父親よかったです!
この父親登場でラストが締まった気がしました。


皆様からのコメント



昨日、千秋楽でした。
残念ながらこの日は行けなかったのですが、おけぴのお力で2回見ることができました。

もうとにかく私にとって最高の作品でした!!

私好み!?の結末で、ギャツビー演じる瀬奈じゅんさんが素晴らしかった!
純で一途な男の悲劇を演じさせたら、右に出る者はいないんじゃないかと思うくらい。
ギャツビーの心が伝わってきました。

夢は叶わなかったかもしれない、多くの人に愛されたわけでもない。
でも大切なものは揺るぎなくここにある。
それをまっすぐもって生きたギャツビーの想いが、胸をうち、
涙しました。

また、音楽が素晴らしいんですね。
全く違う状況で、同じ曲を何度も使うのも効果的でした。
「朝日の昇る前に」はとくに印象的で、死んだ後や、ラストに使われたことで、
さらに気持ちが入りました。
悲劇なのに希望に満ち溢れた曲、きっと彼の中では悔いはないんだろうな‥
そんな想いがうまく表れていました。

このキャストでもう二度と見ることはできないと思うといたたまれなくて、レピート!

今度は、原作を読み映画も見て杜けあきさんの「華麗なるギャツビー」も見ての観劇。
つくづく素晴らしい作品だと改めて思いました。

1991年の一幕構成の「華麗なるギャツビー」に新たな場面を加えての再演とのことですが、
増えたシーンがすべて素晴らしい。どれが欠けてもいけないと思えるくらい。
とくにウィルソン(磯野千尋さん)の絶望と憎しみを表現している場面が増えたことが
良かった。磯野さん、いい演技されてました。

「神は見ている」あのメガネのシーンは迫力ありました。
それぞれの思いが、ガツッとでていて、これをなくしてラストはありえない。
(映画でも重要なポイントでした)

改めて思うと、ほんとによくできた演出で、ニック(遼河はるひさん)の
電話でのやり取りの展開や、本物?に見えるかっこいい車が、違和感なく使われていて、
(ちゃんとタイヤが動いてた!)その時代を感じたし、宝塚ならではの素敵なダンスシーンも
いっぱいあったし、男役さんのキザっぷりも楽しめたし、愉快なゴルフナンバーありの、
そこにトム(青樹泉さん)との対立をもってきたとこなどはさすが!
岸辺の幻想的なセットも素敵でした。
そうそう、生オーケストラもセットの中に組み込まれたりしていて、良かったです。

脚色・演出の小池修一郎さん。
よくぞこの作品を一本立てのミュージカルにしてくれました。

観劇から数日たった今でも、音楽が頭で流れ、切なくも清々しい真っ白なスーツを着た
ギャツビーが向こう岸を見つめている光景が目に焼きついて離れません。
心に残る作品とは、こういうものなんだと痛感しました。
キャストの皆さん、ありがとう!!


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名前:山野上 寛
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出身:大阪府茨木市
現住所:東京都中央区
もともとミュージカルには拒否反応があったんです。「なんで歌うねん」と。が、2000年、松たか子 ファンの後輩に誘われてみにいったオケピ!でミュージカルの拒否反応が消え、強引に連れていかれたライオンキングでスイッチが転換、夢から醒めた夢で初のリピート (6回)そして差し入れ・ファンレター初体験。 キャッツで初の名古屋遠征、 レミゼに感動。翌2001年、四季ハムレットで初のマチソワジーザス出待ち初体験、2002年モーツァルト!に興奮。2003年からは観劇に幅が出て、 2004年はラスベガス、ニューヨーク、ウィーンへと年3回も観劇ツアーに出かけてしまう。その勢いで2005年、会社を辞めて独立。現在2日1本ペースで感激中♪

役者さんにはまるポイント:声
感激ポイント:1幕最初の衝撃
好きなシーン:群舞、小芝居
大好きな演目:ルドルフ、星組ロミジュリ

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