08/09/22 鳥の眼@シアターミラクル
2008年9月22日(月) 19:30
ラカンパニーアン
鳥の眼
自由席@新宿シアターミラクル
最初、開演前、ステージで女優さんが踊っていて、
これからどういう感じで展開していくのかなぁと思っていたら、
うぉ、ステージの端で着替えがはじまってちょっとびっくりしました。
でいざ開演。
じょじょにじょじょに各人物にSPOTが
あたっていくんだけど、古い昔からのつながりみたいなものが
それぞれの登場人物の女性に息付いているように感じられて、
動きに躍動感があり、愛、死、原点、関係性、つながり、輪廻
みたいなことを感じた舞台でした。
出演者は6名ですが、皆さんほんとに魅力的。
成本千枝さんと扇田拓也さんの
過去を背負った二人の結びつき、名前の由来、不思議な関係、
そして自分自身の誕生にまつわる話。。。
舞台上で布で隠されているとはいえ裸になったり、
感情が身体からストレートに出ている演技に圧倒ー。。
明樹由佳さん、なんかちょっと胸打たれましたです。
独白シーンはもうぐっと見入ってしまいました。。
でもラストの選択は・・・おぅぅぅ。
ちょっとした表現の面白さも私的にツボでした。
メダカの飼育機はうけた。。
立花あかねさん、女医。に、にあう。
足組んでステージ中央を見つめる姿がかっこいいっす。
そしてへび役の岸波綾香さんの躍動感が気持ちいい。
ストーリー上はちょっと不思議な第三者的存在で、
いろいろちゃちゃやらつっこみやらいれたりするんだけど、
彼女がこう全てをわかっていて、世界を上から観てる感じ(鳥の眼?)。
最後は物語をハッピーエンドにという意図からか、
自らつながりの続きに登場したりされるのですが、
ポールを使った動きとか側転とかみててほんと気持ちよかった。
ふく職人の貝塚建さん、いい味だわー。
あの帽子似合うー。ふくへの愛を感じた!!
今回の舞台は、生DJなのですが、工藤ケンタさん、
あのさりげない手の動きがいいっ。生DJで舞台って気持ちいい。
舞台上で着替えをしたり裸になるシーンもある(見えないけどね)ので
ドキっとしたりもしますが、別にそれがいやらしいという感じではなく、
例えば着替えはそこで原点に返って別の役へと生まれ変わったのだと思えたり
愛はなくても二人は支えあってつながっているのかなぁと思ったり、
なんかいろいろ感じるところがありました。うまくいえませんが。
健康と幸福といったことや、背負ってる過去のこと、
それよりもっと大きな視点で人間が昔から大きな流れで
受け継いできてるものといったことなどを感じる、
鳥瞰図的な舞台だったなぁと思います。
ほんと各シーンが印象的でした♪
シアターミラクルという劇場もはじめていったのですが、
この距離感、いいですね。役者の息使いが聞こえてくる感じです!!
生って素晴らしいー
上演時間は約1時間40分