09/01/06 初春花形歌舞伎@新橋演舞場
2009年1月6日(火) 16:30
初春花形歌舞伎
1階16列31番@新橋演舞場
最初の七つ面は、上演時間が20分の演目と
聞いていたので、遅れるわけにはいかないと
帝国劇場から猛ダッシュで新橋演舞場へ。
無事間に合いました。
(イヤホンガイドを借りてトイレにいく余裕もあった♪)
この七つ面を演じるのは市川海老蔵さん。
お面をとった時の目線の流れが綺麗。
美しい。。。男ながらにみとれます。
恋飛脚大和往来は、市川猿弥さんの
落ち着きっぷりがよかった!
中村獅堂さんとのやりとりも見物でしたが、
全体的にちょっと冗長に感じてしまいました。
圧巻は弁天娘女男白浪 白浪五人男
開き直ってからの海老蔵さんの
あの余裕たっぷりの台詞。
めちゃめちゃかっちょいー!
ほれます。
もうぐいぐい引き込まれます。
座り方から煙草を持つ手の動き、その手さばき、所作、素敵!
また、南郷力丸役の中村獅堂さんとの
コンビ具合もいい。花道去る時のやりとりとか楽しいです。
ラストの大詰めなんて、立ち廻りを楽しんでみてたら、
舞台セットがすごいことになるんですね、驚きました。
大回転ではないですか!
セットが半分ひっくりかえるんですよ。
驚きです。
さらにそこからぐおおおおんと上昇。
すごいです。
この演目自体も、ぜひ通しでみてみたい!
すばらしき新年観劇始めでした♪
先日、夜の部を観て、今日、昼の部を観てきました。
昼の部では海老蔵さんの「にらみ」これがすごい迫力でした。
さらに海老蔵さん初役でいがみの権太、ヤクザ風の口調、物腰も見ものでした。とにかく存在感がすごすぎます。
夜の部では管理人さん同様に大詰!そう!大詰には圧倒されました。
歌舞伎の背景はほとんどが平面絵画で、広間などは遠近法の技法で奥行きや広さを表現したり、場面展開では幕布をパッと落として、黒子さんが数人で受け止め下手にはける歌舞伎ならではのアナログが大好きですが、そこであのセットがひっくり返る、大きな動きはすごい。驚きでした。さすがに機械仕掛けと思うけど、昔は黒子さんの人力だったのかなと想像したり…スーパー歌舞伎や新作も良いけれど、古典は歌舞伎にかかわる人が皆で大事に継承しているんだなぁとジーンとしてしまいました。
歌舞伎座も浅草も国立も気になるけど「花形歌舞伎」昼も夜もリピートしたいです。