09/02/27 扉座ドリル魂 横浜現場編@神奈川県立青少年センターホール
2009年2月27日(金) 19:00
劇団扉座 ドリル魂 -ガガガガガ- 横浜現場編
14列36番@神奈川県青少年センターホール
ハートに包まれた工事現場ミュージカル!
開演前に、メガネが配られるんですが、立体視のメガネ
かと思いきや、これが、”ハートの見えるメガネ”なんですねー。
しかも特殊な状況において、キラキラハート♪
地面に落ちたハートがコロコロと転がってふわっと
消える瞬間が綺麗でした。
実際のドリルで、ガガガガガと打ち砕くシーンもあり
(打ち砕く直前にコンセントを差されるんですが、
あの膝折っての差し方もいい感じ。準備完了=って感じで)
ツルハシも大活躍。
特に桧山宏子さん!
彼女のツルハシの扱いや(ツルハシの柄を軸にしてのジャンプも気持ちいい!)、
エアリアル(カーテン使ったアクロバットっぽい空中演技)は見事!
しかもエアリアルは2回見所があって、
2回とも堪能しました。美しい-。ちっちゃくてかわいくて
やんちゃっぽい感じがさらに演技を魅力的に。
ラストカーテンコールでも、下手端でいろんな回し方で
クルクルされてます。楽しい-。。最後落とされてましたがそれもご愛敬。
また、ミュージカルということで、歌シーンも多いのですが、
ランチタイムのお弁当カップル、上原健太さんの
太い歌声に、おおおっと耳が反応し、その後に続く鈴木里沙さんの声が
さらに気持ちよかった-。その後も随所随所で彼女の歌声が、
ミュージカルとしての安定感、気持ち良さをパワーアップさせていて、んー、いい声♪
しかも活舌がよくて声の大きさもちょーどいいっ(心地良く響き渡る♪)。
岩本達郎さん、おもしろい(笑)。挙動が好きです。
伊阪達也さん、かっこいー。なんてさわやかなんだー。
そして累央さん、若くて熱い親分好演。まっすぐな感じが素敵!
ストーリー的には、あの岩の部分の展開とラストの終わり方で
もう一押し欲しいような気もしましたが、そこは帰り道に、
あれこれと想像してしまったことを考えると、
エピローグを観客自身が作り上げるみたいな感じもありなのかなと。
セットがほんと工事現場みたいな感じなんですが、幕とかも全て
その工事現場風な感じで、これがよくできてるのです!
(唯一残念なのは上手と下手のセットがちょっと張り出していて、
そんなに隅の席ではなかったにもかかわらずちょっと見切れてしまったこと)
客席も、前方列は、なんとヘルメットを配られ(危険というわけじゃないです)、
なんとMYヘルメットを持参してる方もいたりして、楽しい雰囲気満載の
ミュージカルでした。
ラストのカテコは、時間を気にされてる感じでしたが、これ、
AKB48 の方達の労働基準法のためですよね。つまり、12歳以下の子は
21時を過ぎると舞台に出てはいけなくなるので、カーテンコールにでれなくなってしまう。。
(もし時間が押すと、あのカテコのプチショーも観れなくなっちゃうわけですもんね)
21時までってはやすぎますよねぇ。四季のライオンキングも夜公演のカーテンコールに
子役が出てこないのは、いついっても、えーーって思ってしまいます。
p.s. 入り口で配布される無料のパンフレットの横内謙介さん
(扉座主宰で今回の作・演出)の”記憶”が面白いです。ほんと、きっかけって
どういうところからはじまるかわからないですよね。今日の公演にもたくさんの
高校生っぽいお客さんを見かけたので、そういう子たちが、また刺激受けて
これからどんどん盛り上げていってほしいなぁ。
(横内さんが初めて芝居を観た時の青少年センターの席が14列30番台と
書かれていて、あ、今日の私の席と同じ!とちょっと嬉しくなりました)
私もラストは、一体どうなったんだろうと帰りの電車の中で
考えていました。きっとどういう方向に進もうと轟組の人たちは、
不器用だけれど、一生懸命に逞しく元気に身体を動かして
働いていくんだろうと思います。そう思いたいです。
ツルハシを股間に挟んでのダンスは、ラッキィ池田さんの振付
ならでは、という感じでした。もう素晴らしいことだらけでしたが
安全太郎のロボットの動きが楽しかったです。
扉座の皆さんだけで、十分に見ごたえがあるのですが
ゲスト出演の伊阪達也さん、AKB48 の4名の参加によって
よりパワフルになりましたね。私の前後の席にいたアイちゃんの
ファンの声でドギマギしてしまいましたが、これもとても
よい経験になりました。
突然のコメント、失礼します。。
扉座&轟組の鈴木里沙です。。
ドリル魂、見に来て頂き、
そしてブログに書いて頂きありがとうございました!!
これからも頑張っていきますので、ヨロシクお願いします☆
歌、褒めてもらえて嬉しいです。
もっと精進します!