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09/04/07 冬の入口@赤坂レッドシアター

2009年4月7日(火) 14:00
冬の入口
G列10番@赤坂レッドシアター

ラスト。
あの一言のセリフで目頭が一気に熱くなりました。
そして、久々に観劇で泣いてしまいました。
背を向けあう二人。
その後ろにたたずむ兄。

舞台は、火葬場。
まず出だしの鈴木省吾さんの登場の仕方がいい。
これから何がはじまるんだろうという導入にぴったりなオープニング。
鈴木省吾さん、声がまたいいんですよね。
綺麗に通ります。

ここから、いろいろな登場人物が登場するんですが、
中でも私が気にいったのが、酒向芳さん♪
登場シーンのあの煙草一服、その後の語り、
そして多門勝さんの話を聞く酒向さんの姿勢がいい。
あの姿勢の直し方が好きです!!
酒向さんの出る他の舞台ぜひみてみたくなりました。
(ちなみに「さこう・よし」さんとお読みするんだそうです)

また、帰り際の琵琶弓子さんの目にはぐっときます!
その後の、青山勝さんのパンチに、おおおお。
花組芝居植本潤さんや
星野園美さんのテンションにもご注目。
SHAMPOO HAT多門勝さんと
鈴木省吾さんのラストの描写は要ハンカチですね。

アドリブ入ってるの?と思ってしまうようなセリフまわしや、
そのセリフの間の長さ、セリフのかぶさり(二組の会話が同時進行したりする)など
ぜひもう一度観て確認してみたい点も多数。

また、ビール瓶の置き方や、靴のはき方など、
ちょっとした行動やセリフの内容で
各登場人物の性格があれこれ推測できるのも楽しいです。

火葬場の話なんですが、暗い話がずっと続くわけではなく、
一つ一つのエピソードはどこにでもありそうな(!?)お話なんだけど、
しっかりした、しかも個性派の役者さん達によって演じられると見応えがあります。
笑いあり、涙あり、いろいろと考えさせられる内容盛りだくさんで、いい舞台でした。

確かに、コンピュータ、別になくてもいいかも。
(といったシーンもあります)

FM世田谷のシアターFにゲスト出演された出演者の方達のオンエアが聴けます


皆様からのコメント



泣きました

生きること
死ぬこと
生きざま
家族
色々な人生が凝縮された
良い舞台でした

フライヤーのコメントが
うん!そのまま

皆さんに観てもらいたい



大詰での会話に、
ひとってていいなぁと思いました。
「父はどんなひとだったのでしょうか」
「あなたが思うとーっりのひとでした。」
嫌味ではなく、あなたの期待を裏切らない男でしたょ。
と言う。
この台詞を聞けて良かったなぁとしみじみと思います。
親は死んでも子の為に生き抜いて死ぬんだなぁ、
有り難いなぁと。
親不孝なわたくしは、恥ずかしかったですが。。。

うさぎ庵、『7歳の孫にジンを二杯飲ませた祖母』を観た後の観劇で、
死を描いた話なのに、他方に、生きて良かったといくばくかの安堵があり。
他方に生きてる事が自分を苦しめる人生とを感じてしまいました。
嗜好の差もありますが。

生きて良かった。
なんか大袈裟かもしれませんが、小さな安堵を胸に死にたいな。
生きた時間を後悔したくないなー。
そんな事を思います。
死が恐怖の対象ではなく、生きた証になる人生は素敵ですね。

死を賛美してるのではありません。生き抜いて、のち、を迎えるのは大事なんだなぁ。



管理人様のレポと重なりますが
せりふではなく、役者さんたちの視線や、しぐさ、
ちょっとした行動の取り方で、
登場人物の関係や性格、考えまでが伝わってくる舞台でした。
不倫してるであろう二人と、その奥さんや他の家族との関係など
一言もそれには触れていないのに伝わってきたり、
父親が、もう一人の兄弟を認知していたと言う事を聞いたときの
長男の父親への愛情や信頼を感じる表情などなど
役者さんのしぐさ1つ、表情1つ、見逃したくないと思いました。
表情もみえる小劇場ならではの演出でもあるのでしょうか。

ストーリーも人は人の中で生きていって、
人生をつくりあげていくんだなあと感じました。
最後は目頭が熱くなりましたけど、
悲しいのではなく、人を思う心に共感したのだと思います。

そしてそれを支えたのは演技達者な役者の方々。すばらしいです。
ぜひぜひ多くの方に見ていただきたいです。



心にじ~んと響くお芝居でした。

舞台上で、同時に二組の会話が展開するなど、
今までにない演出も新鮮でした。

役者さん一人一人が、しっかりした役を演じていらして、
皆さんがそれぞれ主役でした。

無くなったお父さんをめぐるそれぞれの人たちが何かしらでつながっていて、誰もが同じ思いを感じている・・・最後のお弁当の場面では、どっと目頭が熱くなってしまいました。

いいお芝居に巡り合えて幸せな気分です。



最近、図らずも立て続けに、「ひとの死」をテーマとした舞台を観ています。

死は特別なこと、でも、誰にも実は身近なこと。
平凡に暮らしていたひとが突然いなくなる。

日常に起こる非日常は、いかにも有りそう!?なエピソードが折り重なり
不謹慎にも笑わずにはいられません。
舞台の95%、さっきまで笑っていたのにラストではぎゅうーってつかまれ
熱いものがこみ上げました。そのギャップにやられました。

舞台は火葬場でのほんの数時間だけどいろんな人がいて、
生きてるって普通にこういうことだよな~とあらためて思い…。。。
笑って泣いて、ちゃんと生きなきゃ、ちゃんと死ねないぞと自分に渇を入れました。




ジワジワと登場人物の関係性がわかってきて、
どんどん芝居に入り込めました。お兄さんが弟の頭を
思いっきり叩くシーンに愛を感じ、セリフはありませんでしたが
「おまえ、何やってんだよー。生後6ヶ月の娘もいるんだろ。
しっかりしろよ。嫁と娘を泣かすな」と聞こえてくるようでした。市制百周年の仕事の依頼にきた職員さんには、もう終始、笑いっぱなしで、あの方が、チョコンと座っているだけで、可笑しかった
です。火葬執行者の見習いの人と主任さん、味がありましたね。
板前の板垣さんも雰囲気があり、なんて書いていくと、
全員が独特な雰囲気を醸し出していて、そして、このような話は
どこの家族でも遠い親戚を探せば一つや二つは、でてきそうな
感じで、とても身近に感じました。皆さんの感想と同じで
最後の一言で、ドバッと涙が溢れでました。優しさ、愛を感じた
お芝居でした。



あとから、しみじみ感じるお芝居でした。
いろいろ勉強にもなり、初めて知った常識もありました。
お墓参りは儒教で、仏教は、輪廻転生という考え方だとか
国によっての土葬、火葬、鳥葬の違い、火葬でも骨を残す
日本の技術が世界一だということ、ウサギは縦に裂いて
食べるものだなんてことも。。
お坊さんは、最後まで出てこず、
次男の愛人も、携帯電話のやりとりから
火葬場に来そうな勢いでしたが、現れず
教育委員会の主事さんは、刺身の横のたんぽぽ(菊)を
本当に食べちゃいそうな人で、6人目の赤ちゃんを
出産したばかりというのも妙に納得できちゃいました。
精進落としは、火葬後に食べるものじゃないか!
とか、突っ込みをしている自分がいて
これだから、観劇は楽しくてやめられません。
すべてを知っている料理長が、亡くなった人の隠し子に
30年間、親の顔を知らずに育った子に
父の顔を見せたいというのと、父が好きだった料理を
お弁当にして食べさせて、こういうものが好みだったんだよ
と知らせたかったんだなと思うと、その思いにも
泣けました。次男の最後のセリフには、大きな愛を感じ
これまたとめどなく涙が流れてしまいました。
見て良かったです。



 とても良かったです。
 お話も良かったですし(弘前劇場版も観てみたかったと思いました)、
どの役の役者さんもそれぞれに味がある感じで、市の職員さんの話始めなんかは
思いっきりイライラさせられましたし(笑)、ラストは泣かされました。 
 斎場のお二人、飄々としながら人の死を扱う仕事と
きちんと向き合っている方々な気がしてどちらも素敵でした。

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おけぴ管理人プロフィール
名前:山野上 寛
mail:cs@okepi.jp
出身:大阪府茨木市
現住所:東京都中央区
もともとミュージカルには拒否反応があったんです。「なんで歌うねん」と。が、2000年、松たか子 ファンの後輩に誘われてみにいったオケピ!でミュージカルの拒否反応が消え、強引に連れていかれたライオンキングでスイッチが転換、夢から醒めた夢で初のリピート (6回)そして差し入れ・ファンレター初体験。 キャッツで初の名古屋遠征、 レミゼに感動。翌2001年、四季ハムレットで初のマチソワジーザス出待ち初体験、2002年モーツァルト!に興奮。2003年からは観劇に幅が出て、 2004年はラスベガス、ニューヨーク、ウィーンへと年3回も観劇ツアーに出かけてしまう。その勢いで2005年、会社を辞めて独立。現在2日1本ペースで感激中♪

役者さんにはまるポイント:声
感激ポイント:1幕最初の衝撃
好きなシーン:群舞、小芝居
大好きな演目:ルドルフ、星組ロミジュリ

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