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09/10/13 ミュージカル蜘蛛女のキス製作発表レポ

2009年10月13日13:00
ミュージカル「蜘蛛女のキス」製作発表レポ

蜘蛛女の製作発表に潜入してきました♪

左から荻田浩一さん(演出)、
金志賢さん(蜘蛛女・オーロラ)、
石井一孝さん(モリーナ)、
浦井健治さん(ヴァレンティン)。

今回の製作発表では劇中曲から3曲、お披露目がありました。
まず最初は、厳かに石井一孝さんがご登場、
She's A Woman』でソロをじっくり。
続いて『Anything For Him浦井健治さん。
石井さんとおふたりで歌い始めたと思ったら
金志賢(キム ジーヒョン)さんが更にご登場♪
そして3曲目『Kiss Of The Spider Woman
石井さんと浦井さんが去られた後、金さんがソロでまさに歌い上げっ!

これがまたあまりに妖しく、そして力強い。
うわーーーっ!
何もない壇上で、スタンドマイクで、
明るい照明の中で歌ってるだけなのに
もはや蜘蛛の糸に絡め取られそうです。
な、なんなんですか、この感覚は!

原作は、ラテンアメリカを代表する作家マヌエル・プイグのカルト的ベストセラー小説。
プイグ自身の手による戯曲化、映画化を経て完成したミュージカル。
シカゴ」「キャバレー」の作詞・作曲家である
ジョン・カンダーフレッド・エッブの音楽と、
テレンス・マクナリーの脚本により、トニー賞7部門を受賞したベストミュージカル作品。
2007年に荻田浩一さんによる新演出で上演し、好評を博した舞台の再演です。
モリーナ役/石井一孝さん、ヴァレンティン役/浦井健治さんら
強力なオリジナルキャストに加え、
蜘蛛女・オーロラ役に圧倒的な歌声を誇る金志賢さん、
カリスマ的ダンサー辻本知彦さん(シルク・ドゥ・ソレイユに日本人初のダンサーとして参加)、
そして今井朋彦さん(いつも個性的な役が印象的、消臭プラグのお殿様ですっ)、
田村雄一さん(今回共演の、
ひのあらたさん同様、「ライオンキング」のムファサ役でもおなじみ)
と、多彩な新キャストを迎えての決定版です。

再演にあたって演出の荻田さんは
「『蜘蛛女のキス』は原作がまず素晴らしく、
戯曲としてこれだけ完成しているのはめずらしい。
ミュージカル版をいかに原作のイメージに近づけられるかです。」とのこと。
2007年の初演で作り上げた時とすべて同じメンバーではない、
特にミステリアスな役、蜘蛛女・オーロラ役の金志賢さんは
前回の朝海さんと得意な部分も違う。それもあって
今回あえてチラシ等のイメージカラーも青→赤へ変えているんだそうですよ♪

今日のお姿からはゲイ役を演るとは思えない素敵な男性、石井一孝さん。
「女心がわかるのが根幹になければいけない役なのに
『女心がわからない選手権』なら3位以内に入ってしまう自信が有る!
初演でせっかく(女性の気持に)たどり着いたのに2年経って忘れてしまった(笑)」

…と言いつつ、”公演中には日常的に女を意識するか”
という質問に対して明かされたエピソードがこちら↓
稽古初日、いわゆるフツーの稽古着(Tシャツにジャージ)姿の自分が
稽古場の鏡に映っているのを見て全然入り込めず、
フリフリの稽古着をお母様に頼んで買って来て貰ったとのこと。
髪にもパッチンどめ(イチゴとかついてるもの)を2,3個して(笑)
メイクして毎回稽古に挑んだそうです。
「実際、出来なかったりんごの皮むき(一本にむくアレ)も出来るようになったので
次は裁縫をと思ってます!」
石井さーん、ほんとサービス精神旺盛ですね(笑)

浦井健治さん「初演は突っ走っていた」
日サロ行ってヒゲ生やして筋トレして、当初、外見ばかり気にしていた(苦笑)とのこと。
演ってるうちに男と女、内面は逆なのではと思い始め、
ヴァレンティンは何故モリーナを愛したのか?等々…
再演にあたっては
「迷い込んだ迷路から迷い出してヴァレンティンを作りたい」とおっしゃってました。

そして今回初参加の金志賢さんに対して、『蜘蛛女のキス』を観たことが有るか、
石井一孝さんと浦井健治さんの演目を観たことが有るか、またおふたりへの印象は、
という質問が有りました。

『蜘蛛女のキス』はDVDを観たが、石井さん主演のものではないとのこと。
石井さんの舞台は観たことがなく、こんな質問もあろうかと(嘘です!笑)
前日、石井さんのコンサートへ行かれたそうです♪
高い声がすごく綺麗なのが印象的で、また、優しい方だと感じたそうです。

浦井さんについては、「『シラノ』でかわいかった」と笑顔でおっしゃったあと
「石井さんじゃありません」とあわてて補足。
石井さんが「わかってます!」と、すかさず切り返す一幕も(笑)

さて、最後に石井さんと浦井さんから、「キャッツ」のグリザベラを約700回、
「ライオンキング」のラフィキを約800回も演じられた金志賢さんについて。

石井さん「とにかく歌が素晴らしい!
名だたる方々もみんな口を揃えて上手いと言っていたけれど、
本当に身が震えるような歌で、他には聴けない!身が引き締まる思い。」
浦井さんもその言葉を繰り返しつつ
「噂にたがわぬ歌声。吸い込まれていく感覚。」と絶賛!

私も間違いなく一票を投じます!
今から本公演が楽しみです♪

お話の概要:
ファシズムが台頭する南米の刑務所。
ここで同房となった、若き政治犯ヴァレンティンと、映画を愛するゲイのモリーナ。
価値観も生き方もことごとく違う二人は激しく対立する。
が、極限状態の中で共に過ごすうち、二人は次第に打ち解けていく。
モリーナが大好きな映画の話しで、わずかな楽しみをわかちあう二人。
しかし、モリーナは刑務所長から、
仮出獄と引き換えにある取引をもちかけられていた・・・
モリーナが心の支えとする憧れの映画スター“オーロラ/蜘蛛女”が、
妖しく冷たく彼の人生を繰っていきます。

大阪公演:2010年1月16日~18日 梅田芸術劇場メインホール
東京公演:2010年1月24日~2月7日 東京芸術劇場 中ホールにて

おけぴ稽古場取材班:rika、監修:おけぴ管理人


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名前:山野上 寛
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出身:大阪府茨木市
現住所:東京都中央区
もともとミュージカルには拒否反応があったんです。「なんで歌うねん」と。が、2000年、松たか子 ファンの後輩に誘われてみにいったオケピ!でミュージカルの拒否反応が消え、強引に連れていかれたライオンキングでスイッチが転換、夢から醒めた夢で初のリピート (6回)そして差し入れ・ファンレター初体験。 キャッツで初の名古屋遠征、 レミゼに感動。翌2001年、四季ハムレットで初のマチソワジーザス出待ち初体験、2002年モーツァルト!に興奮。2003年からは観劇に幅が出て、 2004年はラスベガス、ニューヨーク、ウィーンへと年3回も観劇ツアーに出かけてしまう。その勢いで2005年、会社を辞めて独立。現在2日1本ペースで感激中♪

役者さんにはまるポイント:声
感激ポイント:1幕最初の衝撃
好きなシーン:群舞、小芝居
大好きな演目:ルドルフ、星組ロミジュリ

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