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09/12/29 蜘蛛女のキス稽古場レポ

2009年12月29日(火) 13:00
蜘蛛女のキス 稽古場レポ

冒頭から45分くらいを拝見したのですが、
ドックンドックンと伝わってくる感情、
ダイナミックなダンス!力強い歌声♪

石井一孝さん、細かな動きまで、ゲイのモリーナ役にすっかり入り込でいて、
その勢いに、のみこまれてしまいそうなくらい。
(初演時に3週間かかったという毛布の畳み方やりんごの皮むきシーンにもご注目下さい♪)

この舞台は、刑務所で同室となった相対する二人の生き方と愛を描いたもので。
その同室になる二人が、政治犯ヴァレンティン(浦井健治さん)と
映画を愛するゲイのモリーナ(石井一孝さん)なのです。

浦井健治さん、深い!
演技が深いというか、歌に重みがあるというか、心の底の深みというか、
今日観たのは冒頭のシーンだったのですが、
この後のモリーナとの”極限状態でのふたりの関係の発展”の描かれ方が
とっても楽しみになりました。

価値観も生き方も違う二人のやり取りには、心の内側の感情が垣間見え、
それが表情や演技にのって伝わってきて、
歌の抑揚と、ダンスの躍動感で増長されて不思議な観心地を味わえます。

モリーナが心の支えとする映画スターの蜘蛛女・オーロラ役には、
キャッツのグリザベラを700回演じた金志賢さん。
その金さんと絡み合いながら随所に登場するダンサーが辻本知彦さん
(下の写真が金さんと辻本さん)。
辻本さん、シルク・ドゥ・ソレイユの日本人初のダンサーなのです。
動きのキレがとにかく気持ちいい!高い!速い!そして美しい。
辻本さんのダンスシーン、たっぷりございますのでどうぞお楽しみに!

初風諄さんの声がこれまた美しく響きます♪

演出の荻田浩一さん曰く、
「真夏に熱いジンギスカンを食べるような舞台」
「愛について、人間の尊厳について描かれたミュージカル」

「シカゴ」「キャバレー」の作詞・作曲家であるジョン・カンダー&フレッド・エッブの音楽と、
テレンス・マクナリーの脚本により、トニー賞7部門を受賞したミュージカル「蜘蛛女のキス」。
刑務所内の閉塞な空間の中にモリーナの想像する世界が漂い、
出演者の魅力をじっくりとたっぷりと堪能できる舞台です。

モリーナが仮出獄と引換に、刑務所長(今井朋彦さん)から持ちかけられたある取引とは。。

最後に金志賢さんが
「歌う時に、隣で(辻本知彦さんと)絡み合いながら踊ることで歌の世界が広がる」
とおっしゃっていたのですが、まさにそれを実感いたしました。
ぜひ劇場で感じてみて下さい♪

出演者は、石井一孝さん、金志賢さん、浦井健治さんのほか、
初風諄さん、今井朋彦さん、朝澄けいさん、縄田晋さん、ひのあらたさん、
田村雄一さん、照井裕隆さん、笹木重人さん、長内正樹さん、
辻本知彦さん

余談ですが、お稽古がはじまる前のキャストの方達の発声練習や叫び声に、
私の脳がどうしてもライオンキングのシンバの叫びをイメージしてしまっていたのですが、
お稽古を拝見して納得。
シンバのお父さんムファサを演じられていた
ひのあらたさん、田村雄一さんがいらっしゃいました♪

公演は2010年1月16日から18日まで梅田芸術劇場にて、
1月24日から2月7日まで東京芸術劇場中ホールにて。


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名前:山野上 寛
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出身:大阪府茨木市
現住所:東京都中央区
もともとミュージカルには拒否反応があったんです。「なんで歌うねん」と。が、2000年、松たか子 ファンの後輩に誘われてみにいったオケピ!でミュージカルの拒否反応が消え、強引に連れていかれたライオンキングでスイッチが転換、夢から醒めた夢で初のリピート (6回)そして差し入れ・ファンレター初体験。 キャッツで初の名古屋遠征、 レミゼに感動。翌2001年、四季ハムレットで初のマチソワジーザス出待ち初体験、2002年モーツァルト!に興奮。2003年からは観劇に幅が出て、 2004年はラスベガス、ニューヨーク、ウィーンへと年3回も観劇ツアーに出かけてしまう。その勢いで2005年、会社を辞めて独立。現在2日1本ペースで感激中♪

役者さんにはまるポイント:声
感激ポイント:1幕最初の衝撃
好きなシーン:群舞、小芝居
大好きな演目:ルドルフ、星組ロミジュリ

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