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10/02/20 TSミュージカル Garantido 東京芸術劇場中ホール

2010年2月20日(土)13:00
TSミュージカルファンデーション
Garantido ガランチード - 生きた証 -
@東京芸術劇場中ホール

12人の素敵なメンバー全員が熱演な舞台です!
中でも坂元健児さんの魅力が光りまくる舞台でした。

劇中の劇団が追悼公演として上演(劇中劇)するのが「Garantido」、
日系ブラジル移民達の苦闘の話なんですね。
この構成が実に秀逸、劇中劇という感じでありながら、
別の舞台を描いているように進行するんです。

わかりやすく、衣装も違うので(劇団員の時は稽古着)、
混乱せずにみれますし、
なにより、この二つの世界の対比がとても興味深いんです。

劇団内では、団員達の間で分裂しかかっている状態、
一方戦後ブラジルの世界では、皆が一致団結しようとしてる状態。

この二つの世界が、リンクしていき、
スーーっとつながっていくんです。
特にこの二幕の展開はどうぞお楽しみに。
えーーーっと思っている間に展開していきますよ。

坂元健児さんはストーリーテラー的役割も担い、
少し客観的にひいた形で進行するのですが、
とにかく見せ場がめちゃめちゃあります。
歌声は高らかに響き渡り、
大海原のCGをバックに歌うシーンは脳裏に焼き付いてます。

そしてカポエイラ!!!
かっちょいー。
いろんな組み合わせで格闘が楽しめるのですが、
最初の坂元健児さんと吉野圭吾さんの闘い、
坂元健児さんの、超気持ちいいアクロバット!
身体能力がめちゃ高い!
一瞬、あれは誰だ!?って思ってしまう位でした。

吉野圭吾さんは、劇団のリーダー役で、
ブラジルでも、みんなのまとめ役なんですが、
リーダーというのは、孤独でつらいポジション
でもあるんですよね。坂元健児さんが、
二幕で劇団員達に投げかけた言葉が印象的でした。

そしてかなりインパクトある演技をされているのが岸祐二さん。
あの悪役ぶりがすさまじい迫力です。
船のシーンでは、あぁもう出てこないでー!!と
祈ってしまうくらい、とっても好演。

その岸さんがピストルを構えた時、
荷物を足で蹴ってピストルにぶち当てた吉野圭吾さん、ナイスキック!!

畠中洋さんの日の丸の扇子を持った”和”なカポエイラも面白い。
畠中さん、どこかかわいげある大工の棟梁ぶりをはじめ、
樹里咲穂さんと歌う”ふるさと”も心に響きます。

その樹里咲穂さんは紅一点。
キュートなジャージ姿の劇団員や、日系ブラジル人の女の子役を
演じているのですが、舞台で一人舞われる時、歌われる時の、
観客をひきつける存在感、オーラがすごかったです。
さすが元宝塚男役スター!

ハーフ役の伊礼彼方さんも見所たっぷり、
歌もたっぷり、苦悩シーンもたっぷりございます。

メンバーがそろって歌ったり、ダンスしたりする場面も多数あり、
階段に固まって寄り添うと、これがいいショットなんでございますよ。

全体的には、一幕後半から、特に二幕、思わぬ展開に心動かされました。
二つの世界と時代がリンクして、あの人があぁなって、
この人がこうなって。。。。そして。。。。

星星星星星星星星星星星星星星星星星星星星星星。

きーもーとーーーー!

ラスト、ずらっと一列になるシーンが印象的です。

個人的は、今回の舞台、吉野圭吾さんの苦悩に
すごく共感しました。なので、より、あの坂元健児さん
演じる”キモト”の、あの二幕のシーンの言葉が嬉しくあり、
その後の展開に胸がぐっと押されました。

公演は2月28日まで、東京芸術劇場中ホールにて。
上演時間は約2時間40分(途中休憩あり)

お、カポエイラ協会からお花が!!


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名前:山野上 寛
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出身:大阪府茨木市
現住所:東京都中央区
もともとミュージカルには拒否反応があったんです。「なんで歌うねん」と。が、2000年、松たか子 ファンの後輩に誘われてみにいったオケピ!でミュージカルの拒否反応が消え、強引に連れていかれたライオンキングでスイッチが転換、夢から醒めた夢で初のリピート (6回)そして差し入れ・ファンレター初体験。 キャッツで初の名古屋遠征、 レミゼに感動。翌2001年、四季ハムレットで初のマチソワジーザス出待ち初体験、2002年モーツァルト!に興奮。2003年からは観劇に幅が出て、 2004年はラスベガス、ニューヨーク、ウィーンへと年3回も観劇ツアーに出かけてしまう。その勢いで2005年、会社を辞めて独立。現在2日1本ペースで感激中♪

役者さんにはまるポイント:声
感激ポイント:1幕最初の衝撃
好きなシーン:群舞、小芝居
大好きな演目:ルドルフ、星組ロミジュリ

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